医薬品ネット販売解禁についての見解

 医薬品のネット販売が解禁されました。当然という立場、それは危ないという立場、いろんな人がいるようです。当然という立場のケンコーコム社長のインタヴューサイトです

 オンラインで販売したい人は、これだけ便利な仕組みはないわけですので、当然という気持ちなのでしょう。

 小さな町の薬局はこれでなくなってしまうでしょうね。地元の小さな小売店がどんどん閉鎖しているように、薬局にもそういう時代が訪れたということなのでしょう。記事

 さて、私の個人的見解を述べます。

 問題は薬剤師の力量にあると思います。薬剤師は医師の処方に関する情報を正確に患者さんにお伝えして、薬をお渡しするということについては上手に業務を遂行します。

 しかし医薬品を選択することは知識だけでは困難な部分がありますす。そのうえ一般医薬品販売についてはフィードバックがかかりにくいので、経験を積んでも選択の力量が上がるとは思えないのです。

 そういう薬剤師が対面でなく医薬品を販売することはどうなのか、という気持ちがひとつあります。

 もう一点は、大衆薬と言われているものにもかなり健康に大きな影響を及ぼすものがあるということです。効能だけをみて購入すると、副作用とまではいかなくても、健康面で足を救われる可能性があるでしょうね。

 あとは副作用などの問題があったときに、薬剤師が説明を十分にしていれば自己責任ということになりましょうか。各人が取らねばならない責任の範囲が結構広がるのではないかと思いますが、如何でしょうか?

 店の少ない地域など、様々な賛否両論があるとは思いますが、私個人としては大手を上げて賛成とは言い難い内容ではありますね。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2013年03月31日