メルマガのグローバル化を目指して
第8回国際統合医学会に参加しました。短時間ですが、とても刺激のある内容でした。ビタミンやミネラルの研究者たちが激論を交わしている姿が大変印象的でした。時間が1時間も押してしまい、最後のセッションを聞くことができず残念でもありました。
英語のディスカッションを聞きながら、ふと考えました。
メルマガもグローバル化できるかな?
このメルマガを英語にすることができるか?ということです。もちろん日本語での発行を止めるということではありません。ご安心を。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年07月01日
洋の東西にとらわれず、バランスよく
東洋医学はその患者さんを完全に把握したときにのみ威力を発揮するので、治療が成功したときの喜びがとても大きいのです。西洋医学で治療すると、何%治るということが前もって分かっているので大して嬉しくはありません。
同じ患者さんが治るということですが、医師というものは自分の力量を常に測りたいものなのでしょう。
鍼治療を勉強してみると、こんなことを感じることがよくあります。「こういう状態には薬よりも鍼の方が早く治るのではないだろうか?」
でも一方、東洋医学を勉強するほどに、いろんな病気の見落としが怖いと感じるようになってきました。西洋医学を軽視しないように、十分に検査をすることも忘れてはいけないですよね。東西のバランスということでしょうか。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年02月10日
風邪の脈のはなし~滑脈
相変わらず風邪中心の生活なのですが、自分としてはかなりの診察レベルに到達していると思っていました。
ところが!上には上があるものです。
医療に関しては私はあまり人のいうことを信じないのですが(笑)、たまたま風邪に関する記事を読んでいて、麦門冬湯という漢方薬を飲むときに脈が滑脈(かつみゃく)であることがひとつの選択の根拠であるということを読みました。
偶然、11月の中国ツアーのときに、滑脈がどんな脈であるかを教えてもらっていたのですが、実はそのときには実感が伴いませんでした。私が聞いた説明では、脈を触れる指が蹴られるような感じ、ということでした。
成都中医学研修ツアー2006
偶然は続くもので、その記事をよんで2日後、「なるほど!これが滑脈だ!」と明確に分かる患者さんが現れました。分からないことがあると、必ず患者さんが所見で教えてくれるので不思議です。
風邪で寒気がして水様の鼻汁がでてきたときは浮脈(浮いた脈)、その後3から4日経って(子どもは1から2日です)触れる脈は沈脈(深いところに触れる脈)です。これは以前にもお話しました。
実は沈脈のあと、寒気から1週間が経過したころに、再び浮脈が出るように感じていました。これは振り子が減衰するように、一時的に「浮沈浮」と少し反対に触れながら減衰するのだろうと勝手に理解していました。
ところがこの反対に触れる脈(沈から浮へ向かう脈)が滑脈であることが多いことにようやく気づいたのです。確かに少し蹴られるような脈です。
この脈が分かると、風邪を引いていた人にはっきりと治ったと宣言してあげることができます。インフルエンザワクチンも安全に接種できます。
私はこれが実感として分かったので、久々にスキルアップした感じでニヤニヤしならが診察を続けました。みなさんも健康管理に使えると思いますよ。いつも触れているときっと分かるようになります。やってみて下さい。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2006年12月31日
講演会出席からテレビ出演まで
クリニック外でもいろいろ動いています。
まずは「この冬のかぜは漢方で」という講演を聴いてきました。漢方薬は医師や薬剤師によりかなり使用方法が異なるものですが、今回の新冠町国民健康保険病院井齋先生は、私とあまり変わりない漢方処方でした。
人により異なることはわかっていても、少し似ている処方をする人がいるとわかるとホッとするものです。
慢性呼吸器感染症・・・慢性気管支炎や気管支拡張症などですが、そういう疾患に関する知識が私には抜けておりましたので、それをバッチリ充填装備しました。
数人の方からご指摘をいただいていますが、28日朝の「ベリーベリーサタデー」(フジ関西TV系)に録画ですが出演しました。
ビデオのセットもすっかり忘れていて、電話やメールで指摘を受けてから気がついた始末です(笑)。
加湿器がインフルエンザ予防に良い、とお話をしただけなのですが、紹介していた加湿器の効能をもう少し教えて!という電話までかかってきてしまって、少し困りました。どんな編集で番組が作られていたのかやや怖いです。
しかし加湿が冬の感冒予防に大きく貢献することは間違いないでしょうね。
インフルエンザの予防接種もそろそろしておきましょう。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2006年10月29日
皮膚科の会合
渋谷区では年2回やっているようだ。
全然知らなかった。
ついでに全然知っている先生が居なかった。まあいいや。
ここで印象に残ったのはDIHSである。
drug induced hypersensitivity syndrome
自分が普段使っている薬の中にも怖いものがあるのだ、という
ことを教えていただいた。死にいたるなんて知ってしまうと
ちょっと怖いな。
患者さんにもみんな減量を指示してできるだけそういう可能性は
なくしていこうと思った次第。
ちなみに気をつけるべき薬剤は
カルバマゼピン、フェニトイン、アロプリノール
ミノサイクリン(日本は少ないとのこと)
ゾニサミド
など
参考 DIHSの歴史的背景
2005年10月13日
メルマガと私
私の尊敬する先輩が、日本漢方と韓医学、中医学を東洋医学として融合させようとしておりました。私の基本スタンスは中医学にあって、あと自分がやってみたいのは鍼灸、アロマ、伝統医学です。西洋医学の知識も遅れないように意識はしています。
今の最先端技術も確かに良いのですが、現実には解決できないことも多いです。その割りに医療費はとてもかかります。いつからか私は、現代人は先端技術よりももっと違うものを求めているのではないか、と思うようになりました。私は医療を通じて泥臭い、動物っぽい、人間の忘れてしまったものを取り戻したいと思っていつも考えています。メルマガの内容にはそんな思いを込めています。
私自身は一度(いやもっとでもいい)、中医学も、アロマも真剣に修得したいので、いつかは留学するぞー、と思っているのです。漢方薬を使うようになってから自分の知らない世界がまだまだあるんだという確信をもっています。それをどうしても学んでみたいのです。でも開業医ですから、そんなことが可能になるのにあと10年くらいはかかるかな、と思っています。そうするとメルマガももっと内容が濃くなると思います。
そういう目標、自分のイメージがあるので、メルマガをとても大切に思っています。ただつらつら書くのでは恐らく続かないです。日本にいなくてもメルマガで治療するくらいのつもりでいます(笑)。でもまだ110部ですからね。目標は30000部なんですけど(泣)。本気で部数増加を考えないといけないです。
私のメルマガです。
実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~
2005年09月27日
もうすぐサイト公開
陣内耳鼻咽喉科クリニックのサイト公開間近
2004年12月29日