子どもの診察2

子どもの診察について、今日も思い知らされたこと。

やはり子どもはどんなに慣れていると言っても病院は不安なところらしい。

いつも来ている男の子だからと軽い気持で「もう一度鼻を見せて」と言ったところ、いつもになく拒否反応であった。「ただ鼻の中を見るだけだから」と言っても硬直して拒否のまま。

子どもはそういうところがあるから、私はいつも同じように動いて同じ手順で診察し、同じような処方をしているのである。そりゃあ、違うことをすれば子どもにも拒否されるのは当然かもしれない。やはりどんなになれていても、違和感のあることは子どもに拒否されてしまうのだ!!

そこでいつも診察を始める時のように右手にスプレーを持った状態で「鼻の中をみるぞー」という調子で臨んだら容易に診察させてもらえた。う~ん、子ども診察って本当に難しいけど面白い。そうやって所見をきっちり取ると結構いろいろ分からなかったことが見えてくるというのも実感である。

2005年03月16日