十問歌~いまどきの問診
珍しく調べ物があるので、大学図書館に行きました。
昔は私のように資料をひいてはコピーをとって紙の束を持って歩くという人が多かったのですが、今の図書館は閑散としています。ネットでほとんどの資料が集まりますからね。そういう時代なのでしょう。
そんな図書館にいると、関係のない本もちょっと開いてみたくなります。私自分が求めている資料とは違う号の「中医臨床」の古い本を見ていました。
そんな中に「十問歌」というものが載っていました。問診の仕方です。
一に寒熱、二に汗を問い、三に頭身(頭痛と身体痛)、四に便を問い、五に飲食、六に胸を問い、七八耳聾口渇ともに問い、九は旧病、十病因を問う。服薬した後、変化があるならこれを問い、婦女なら月経、遅速閉崩(閉経と異常出血)これまた問い、小児の麻疹天花(痘瘡)も忘れずこれを問う。
医師は数字と影ばかりを頼りにして診察していることが多くなっていますが、こういうところに基本があるのだと私なりに反省しています(以前よりも良くはなっていると思うのですがー)。いまどきの問診はひどいことが多いですよね?こんなに問診をきちんと取られることはあまりないかもしれません。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年08月05日