寝てからの体温変化について
みなさん、寝てからの体温の変化について考えたことがありますか?
私も以前は知らなかったのです(苦笑)。
7~8年前、我が家の小さな子どもたちが、どうしたら風邪をひかなくなるのか?と考えて、体温のことを調べたのが始まりでした。
何の教科書で見たか忘れましたが、寝てから1~2時間は体温が0.5度程度(数値はあいまいです)上昇して、あとは朝までずっと下がっていくというのが自然の流れのようです。
そのときの私の得た熱論は、寝ている子どもが汗まみれになっていても、自分が寝る前に全て着替えさせ、しかも少し厚めに着せれば、その後は汗をかいて体が冷えてしまうことはない、ということでした。
ところで・・・
昨日、よく知っている患者さんが、寝る前に咳がしつこく止まらない、ということを訴えてきました。
私は経験のみから「寝る前には出るもんなんだよ」と乱暴に答えてしまいました(反省!)。するとその患者さんが言うのです。
「寝る前の咳は体温のせいですかね?」
これを聞いたときに、寝てからの体温変化のグラフが頭に浮かびました。確かに、体温の生理的変化に応じて咳が出ているのかもしれません。相手が生理的変化ですから、あまりいじり過ぎないようにこの咳に対応できると良いと思います。さて、どうしたら上手くいくかな?(まだ考え中)
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2008年06月07日