堀耳鼻咽喉科を訪問しました~スウェーデン情報

 またまた他の医院さんの見学?に行ってきました。

 今回は近場の東京都大田区蒲田の堀耳鼻咽喉科です。サイトを見ていただくと分かりますが、普通の耳鼻科ではありません。

 以前にアントロポゾフィー医学のことをお話したことがありましたが、その医学を実践しておられる先生なのです。そして自然治癒を目指す診療のため、精神医学、運動療法、芸術療法などを取り入れて日常診療をされています。

 実は堀先生は6月に突如1週間休診して、スウェーデンのヤーナにあるヴィダールクリニックを訪問され、アントロポゾフィー医学の知識と考え方をさらに深められたとのことです(尊敬!)。サイトはヤーナの町の写真ですが、この医学では建造物も癒しの一つと考えられており、町全体の建造物の趣きが統一されているのが驚きです

 この病院は農場の中に建てられたもので、穀物の収穫をしたり、牛舎があったりなど、食事も自分たちで食材から作っているとのことです。また、病院のあちこちに絵画やオブジェが飾られていて、採光や照明にも格段の配慮がなされています。建造物とともに環境全体が癒しを提供してくれるという仕組みです。すごいすごい!

 検査設備などは院内にはなく、あるときは皆で歌い、あるときは絵画について批評しあったり、という自然に徹して治療がおこなわれているとのことでした。堀先生の理想を具現化しているのが、このクリニックなのかもしれません。日本にそういう施設を作ろう!と堀先生がおっしゃったら、私も何か協力しなければ!(笑)。

 角ばった建物とプラスチックとステンレスの機材に囲まれている私たちとは随分考え方が違うことを思い知らされました。こういう施設を町全体が支えているというところにも国民性の違いを感じます。

 私は、このときの写真を見せてもらえるとのことだったので、堀耳鼻咽喉科に駆けつけたというわけです。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2009年08月23日