【栄養療法】今日は最近気になったナイアシンの解説です

 ナイアシンという物質をご存知でしょうか?昔はビタミンB3とも言われていました。最近、この物質がどうも気になります。何故なら家族に飲ませてようかと思っていますし、これから忙しい季節の会計事務所の方がナイアシンを買い求めに当方にやってきたということもあります。

 (注)いわゆるナイアシンはナイアシンとナイアシンアミドの総称とご理解下さい。

 一般にナイアシンは通常の食事をしていれば不足はしないとされます。また、肝臓で合成可能なので、サプリメントは不要という考え方もあります。参考サイト

 ナイアシンが不足しないって本当でしょうか・・?

 すごくたくさんの生体の反応に関わっている補酵素です。DNAの修復や、エネルギー代謝のときに大量に必要とされます。世の中がいろいろ複雑になっていますから、生体恒常性を保つために、従来よりもたくさん必要になっている補酵素なのかもしれません。

 私のようにストレス性(自覚ないけど・・)に溶血している人はビタミンCとビタミンEが有効なのですが、ナイアシンアミドを投与することによって溶血を防ぐことができるのだそうです。いろんなストレスに有効なのですね!

 アルコールは代謝されるときにナイアシンを材料とする補酵素が必要になるので、ナイアシン不足になります。さらに肝臓がダメージを受けると、ナイアシンが肝臓で作られなくなり、さらい不足が深刻化します。

 これは私の意見ですが、いろんなストレスにさらされている現代、ナイアシンの需要は増しているのではないでしょうか?ストレスからアルコールをつい口にしてしまう人も少なくないでしょうし、ナイアシンが多く含まれているとされるかつお節もずいぶん食べる回数が減りましたし・・。

 ナイアシン不足では、LDH(乳酸デヒドロゲナーゼ)という酵素が上手く働かなくなります。その結果たまった乳酸は筋肉ではLDHにより分解されず、肝臓でブドウ糖の材料となるのです。乳酸がたまる傾向になるので慢性疲労状態になり、うつ病と診断されていることもあると思います。疲れがある人でLDHの検査値が低めに出ている人はナイアシン不足を疑います。

 調べていてびっくりしたことがあります。ナイアシンには高コレステロールを改善し、HDL(善玉コレステロール)を増加させ、動脈硬化を抑制する作用があります。また、ナイアシンアミドはインスリン分泌を上昇させ、血糖をもコントロールするとあります。

 でも内科の先生は「ナイアシンを使いましょう」とは言わないみたいですね。理由は何かな?

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2010年01月31日