【アーユルヴェーダ】 第24回 ~ 肌の若返りについて15

 ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、24回目です。
 肌の若返りについて、15回目、湿疹のハーブ煎薬についてです。
 主に使われるハーブは以下の通りです。

 Acacia catechu(CutchTree, Khadira )ペグノキ ペグ阿仙薬
 ixora species サンタンカ(イソクラ)属の仲間
 santalum album (Sandal Tree, Chandana)サンダルウッド
 picrorhiza kurroa 胡黄連

 先週のサンタンカ(イクソラ)属の仲間は、皮膚病だけでなく、その抗酸化作用からか、癌にも効果があると考えられていました。

 サンダルウッドは、234号に既出ですが、皮膚に対しては乾燥肌、皮膚の荒れかゆみ、炎症に効果があります。これはピッタ、すなわち「火」が旺盛な状態を鎮める性質がサンダルウッドにあるからです。

 今日は胡黄連です。このサイトを参考にさせていただいています。

 性質は黄連に似ているようですね。心経の実熱、肝火の痛みに効果があるとされています。つまり興奮しきって卒倒するような人に効果があります。

 どちらかというと体の強い人に向いていて、脈が細い人には不向きのようです。また、舌は赤く、舌苔は黄色味を帯びている人に適するとされています。

 皮膚に対する作用は特別にはかかれていませんが、皮膚が赤みを帯びている人に有効であると思います。また抗酸化作用もあるとのことですので、この作用を介して皮膚に働くこともあるのではないかと思います。

 子供のアトピー性皮膚炎とか、大人ではストレス性の湿疹に効果がありそうですね。

 来週もお楽しみに!

 ★ アーユルヴェーダに関する質問を受付けます。lohas@jjclinic.jpまで。
 ★ また、このコラムの内容を原文の英語でも発信します。ご希望の方は、英語版の登録をお願いいたします。
 

2010年03月28日