【栄養療法】溝口先生のご講演をみて感じたこと
今週はアミノ酸について勉強するはずでしたが、現在、新幹線の中ということもあり、十分な資料をもっておりませんので、また脱線します。
溝口先生の学会でのご講演は、「脳の栄養療法」というタイトルでした。まさに栄養療法が重要であろうという分野です。
いつものごとく、うつ病患者さんの症例紹介があり、検査データが数項目スクリーンに映りました。8項目程度ですが、たんぱく質とビタミンBの不足が見てとれます。サプリメントを飲んだら治った、というお決まりのコースの説明が続きました。
抗うつ剤しか手段のない先生方にはとてもショッキングな内容のはずです。討論でも「本当に検査データの読み方が深くて感心する」というコメントがありました。
でも会場はどこか冷ややかです。検査データ正常だから問題あるの??という空気も流れます。結局、会場の先生方は、頭では理解してもホンモノであるとは映らなかったのでしょうね。
保守的な社会の中で、栄養療法がどこまで広がっていくのか、ここからが難しいところです。
「一体、何グラム投与したのですか?」という質問もありました。
それぞれを機械的に正常値にもっていくのではなく、その人にとって一番良い値に持っていくという考え方が全く理解されていないので、少しがっかりしましたよ。
質問はメールで結構ですのでお寄せ下さいね。
lohas@jjclinic.jpまでお願いします。
さて、来週こそはアミノ酸のことをお送りする予定です。
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2010年06月13日