【栄養療法】ビタミンDについての概略

 今日は趣向を変えて、ビタミンDについてお話します。

 というのは、先日、「抗加齢医学の実際」という講演を拝聴した中で、ビタミンDがウイルス感染の免疫にも有効であることを聞いたからです。

 実際に、学童のインフルエンザ予防にビタミンDが有効であるという論文や、活性型ビタミンDの濃度が高くなるとウイルス性気道感染症が減少するという論文があります。

 ビタミンDは骨を強くするためにあるビタミンであるという認識でしかありませんでしたが、感染症の予防に効果があるとは驚きました。何でも、粘膜上皮のペプチド形成にビタミンDが必要なのだとか(詳細はまだ私も理解していません)。

 抗がん作用も取り上げられていました。効果があるとされているのは、大腸がん、乳がん、前立腺がんです。大腸がんには効果がないという論文もあったりして、評価がまだ明瞭でない部分もあるようです。

 現代人には不足しがちな栄養素なので、魚を積極的に食べましょうということで講演は終了しました。

 私はビタミンD濃度を測定したことがありませんが、自分でやってみようかなと思っています。今年はインフルエンザワクチンを接種しないで、ビタミンDで対処してみようかな(悩み中)。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2010年09月25日