養生法について思うこと~「静」の養生法の重要性

 先日、中医学の講義で思うところがあり、書いています。

 古今東西に養生法がたくさんありますが、大きく分類すると「静」と「動」に分かれます。

 「静」の養生法としては、欲望を抑える少欲、無理に知ろうとしない抑目、無理に聞かない静耳、心を鎮める静心、精神を安定させる呼吸法である静功が挙げられます。

 「動」の養生法としては、運動、舞踊、散歩、呼吸と運動を結合した導引、按摩、動功が挙げられます。

 さて世は情報社会であり、情報をたくさん持っている人が凄い、というような世の中になってきました。

 しかしメディアから流れてくる情報には「静」の養生法に関することは、全くといってよいほど述べられません。何故ならメディアから情報を得るということ自体が「静」の養生法と矛盾するからです。

 みなさんが健康になろうとして行うことは皆、「動」の養生法に関することではないかと思います。私も意識していないとついついそちらに流れてしまいます。

 しかし本当は、「静」と「動」の養生法をバランスよく行う事が大切なのではないかと最近思うのです。

 このメルマガも少しおとなしく書こうかな・・?(笑)

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2011年02月26日