熱ショック蛋白について

 早朝のラジオで熱ショック蛋白(HSP;Heat Shock Protein)のことを話していたので、興味が湧きました。

 実は動物実験をしていた時代(15年くらい前ですが・・)に、耳にもHSPがあり、どういう作用をしているのか、という話になっていたので、蛋白質としてはよく知っているものなのです。でも健康法と関係があるのか・・!と驚いています。

 熱を加えて出てくるのだからあまり良くない蛋白質なのかと思っていましたが、実はそのダメージから細胞を守る蛋白質なのですね。見直しました!

 ラジオでは、HSP入浴法という形で紹介されていました。人間は深部体温が下がっていくときに眠気を感じるものなので、就寝前に入浴で体温をあげることは睡眠にとっても凄く重要なことなのだそうです
 
 HSPの性質を分かりやすく例えているサイトもあります。(以下、抜粋です)

 HSPは瀕死の細胞を助け、また救助が難しい場合は周りの細胞に迷惑をかけずに旅立たせるなど、新居に移るまでの間、体の中の被害を最小限にするために全力を尽くすのです。細胞内の災害対策本部と言っても過言ではないでしょう。
 
 癌にもHSPは関与するのですね。癌の温熱療法のときに自分の細胞はどのようになるのか、HSPが大変重要な役割を果たしていることが分かります
 
 治療によって障害を受けた自分の細胞を修復したり、障害の大きい細胞を排除したり、癌に対する免疫力を向上させたり。HSPの作用は大きいのですね。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2011年10月29日