栄養障害による体の痛みについて
昔、子供が手足の痛みを訴えていたとき、
「それは成長痛だから」
と説明した覚えがあります。でも成長痛って何でしょう?
サイトを検索しても、原因不明の痛み、ということしか書いてありません。
最近勉強したことと経験から一つ言えることは、栄養状態が十分に満たされている場合には痛みはでない(らしい)、ということです。
子供の成長痛は鉄分の不足から生じるもののように感じられます。鉄分は成長期に急に需要が増大しますから、一時的な不足は容易に生じ得ます。
さて、先日大人の方で、体全体が痛いと言って来院された患者さんがいました。出産後から十分にタンパク質を摂取していなかったようです。
体の働きは、免疫でも、体の維持でも、何でもタンパク質が主体になって、動いています。そのタンパク質が不足するとどうなるでしょう?
実は、筋肉のタンパク質を取り壊して、今必要なタンパク質に作り替えて使うということを人間の体は行っているのです。当然筋肉は全身にありますから、全身が痛くなりますよね?
この方はプロテイン摂取により、容易に痛みが取れました。よかった。
さて、同様の痛みで気をつけないといけないものがあります。薬剤服用後の筋肉痛です。これは薬の副作用として、筋肉などの組織が壊されるものですので、すぐに服用を中止しないといけません。これは要注意ですので、覚えておきましょう!
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2012年03月25日