花粉症のあれこれ

 花粉症の診察をしていて思うことを書いています。

 私はとても健康に留意しているという花粉症の方、お気を悪くされないでくださいね。

 花粉症の症状が強く出る人たちは、少し健康に対して無頓着な印象を受けます。症状が出てから薬を取りにくれば何とかなると思っているのかもしれません。

 確かにそうなのですけど、どうして花粉症になるのかとか、どうやったら予防できるのか、という視点が欠けている人が多い印象です。

 今まで飲んでいる薬の種類とか、せめて覚えていてくれればなあ、と思うことも少なくないですね。

 一方で用意周到に薬を飲んでいる人たちは確かに症状が軽くて済んでいるようです。症状がたくさん出て辛そうな人たちがたくさんいる中、予防しているという自負があるように見えます。

 でも考えてみて下さい。

 一生この季節に薬を飲むことになるのではないか、一生花粉症は治らないのではないか、毎年どんどんひどくなるのではないか、という不安はないのでしょうか?

 やはり花粉症になる理由を考えてみる、自分の生活を見直してみる、という視点が欠けていることには変わりないように思います。

 症状が抑えられているからこそ、自分の体のこと、生活のことを見直す機会が失われているのかもしれませんね。

 ちょっと厳しいコメントかしら?

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2013年03月10日