病診連携

病診連携という言葉があります。

病院と診療所が連携して患者さんが重症化したら←、治ってきたら→、という感じで、患者さんに適切な施設で診察をしていただく、というものです。

当地で病診連携がうまくいっているか、というと否だと思っています。

それは何ででしょうか?

以前、私は逆の立場で病診連携を行っておりました。病院の耳鼻科主催で勉強会や懇親会をして、近隣の耳鼻科診療所が全て閉まるまで積極的に救急対応をしましたし、患者さんのやりとりは頻繁に行われておりました。病院医師と開業医の全員が顔見知りであり、病院に連携室なんてものはありませんでしたが、病診連携は上手くいっていたと思います。

現状は、いろんな病院の病診連携室から診療案内が来たり、外来担当表が来たり、紹介用紙が来たりするわけです。でもみんな病院の都合が良い様に囲い込みをするために、いろんな書類が送られてきているように感じてしまいます。

本来の連携は大きい病院の医師が開業医をまとめて、診療支援をしていく、というのが本来の姿なのではないでしょうか?どんな人が自分の患者さんの診察をするのか分からない、病診連携室まで責任者の名前もない、ということでは本当の連携など夢のまた夢、送られてきた書類は紙の無駄としか思えません。

今日は辛口コメントでした。

2005年09月13日

雑文

「ブログを見て来ました」という患者さんが少なくない。

そこで思うのは、
1.案外、自分の言わんとするところが伝わっていること
2.案外、みんなが一般的な医療のレベルでは満足していないこと
である。

特に、みんながやっている(私もやっています)西洋医学は懐が浅い。「データ上○○だから、もう治りません」なんて結構簡単に言ってしまう。

でも、人間は人それぞれだから、西洋医学的には不可解なことも起こり得るだろう。そこに期待を繋いでいる人たちもいるわけである。ただ、医師があきらめた時点でその人たちはThe endになってしまう。

私が、私の家族が患者なら諦めて欲しくない。だからそれを考えながら自分もやって行きたい。

ただ・・・
今日はたまたま二人で診察していたので、じっくり話を聞くことができたのであるが、いつもこうだとは限らない。構想としては、いつもじっくり話を聞けるだけの体制を作ることを考えている。ただ、いつもバイト医師と診察するようなゆとりは全くないので、自分の時間のゆとりをどう作るか、これが問題である。まあ、いろいろ考えてはいるけれど、うまく行くかなあ。

2005年06月26日

ああ秘書が欲しい

あまりの忙しさにたまらず給与計算もアウトソーシングすることに決めた。それにしても何でこんなに忙しいのか。

一般診療、癌診療、包括的地域医療、医療情報管理、医療人材教育、小児保健教育、自分の目指す多次元診療。全部同時に進めようとするから頭がこんがらがるんだよなあ。

2005年03月17日

待ち順表示

b74315f3.jpg今日は仕事の後に、大阪の業者さんがいらっしゃいました。来訪の目的はうちの待ち順表示システムのメンテナンスでした。

いつも本当にお世話になっているその人はジェーシーエヌ社の津田さんという人で、トラブルが起こると(そんなに起こるわけではありませんが)、すぐに対応してくれる本当に頼もしい人なのです。

今日は、将来待ち順表示が2列必要になった場合のテストを行いました。もともとうちのクリニックで使用しているシステムはシンプルで大掛かりなハードが要らないというところが私は大変気に入っています。それをさらに2列にしてみたい、と私が言ったので、そのテストをしたのです。

マルチウィンドウ対応のパソコンですか?ということを津田さんには聞かれていました。どうも今使用しているパソコンでは無理らしいということをお伝えしたところ、マルチウィンドウに対応するための機器を持ってきてくださって、接続!。ナントうちで使用中のパソコンでも、少し動作が遅いもの十分に使用に耐える結果を得ました(写真)。システムのことやパソコンの新しい使い方にまたまた私はのめりこんでしまい、帰りが遅くなってしまいました。

こういうシステムが使えるような診療環境に早くならないかなあ、と思いました。津田さん、いつもありがとうございます。今後もよろしく~。

ジェーシーエヌ(順番表示)
http://www.junban.com/

2005年01月20日

モチベーションシート

今年からネットで買ったモチベーションシートを使用している。まだ2日だが、使った印象としてはいろんな発想が湧いてくる、という感じだ。私は発想をとても大切にしているので、こういうシートの利用によりそれが加速すると良いと思っている。

書いているうちにいろんなことが思い出される不思議なシートである。いろんな忘れてはいけない内容がどんどん思い起こされる。発想をまとめてみようかなんて思ったり、かなり自分に変化が出ている感じがする。

忘れてもったいない、ということがないようにするための忘備録というところか。見た瞬間に「これだ!」とひらめいただけに出だしは順調だが、1年間続けていければ良いなあ。

今年の手帳。まだ良いモノが見つけられず、まだ更新していない。まったくあきれてしまうが、全てに完璧な手帳などなく毎年悩むのである。

2005年01月03日