この1週間の病気のいろいろ
この1週間はインフルエンザが勢いを盛り返した週でした。南近畿、東関東、北九州に流行があったようですね。
私はこのデータを参考にしています(情報収集方法にご注意下さい)。
診察していて気づいたのですが、仕事に対する意欲を失っていない人はどんなに症状が強くてもインフルエンザの検査をすると陰性になります。脈も診続けていますが、浮脈(ちょっと触るだけで感じる脈のことです)であることは必要条件である印象です。浮脈でない人はインフルエンザではないと言えそうです。
花粉症も猛威を奮ってきました。花粉は少ないという前評判だったのに・・。
もしかして早く終結ということはないのでしょうかねえ?
花粉症はこのサイトが便利です。
ただ花粉症の合間に風邪をひくと、みなさん何が何だか分からなくなってしまうようですね。
花粉の量が変化しないのに急に薬が効かなくなるのは風邪の可能性が高いと思います。薬の内容を強くしないで、少し休んで様子を見てみましょう。
薬を飲んでいない方は寒気の有る無しが参考になることがあります。天気があまり変わらないのに症状が急にでたときには風邪であることをまず考えて行動しましょう。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年03月03日
NHKラジオ第一2007年2月27日「ふれあいラジオパーティー」
「ミミカキイスト」の快楽
上野玲さん 林マヤさん 陣内 青木裕子アナウンサー
2007年02月27日
風邪を治したいか、症状を緩和したいか
また風邪ネタです。
私の得意ネタなのですが、割とこのネ話題には良い反応が返ってくるので、頑張って書いてしまいます。さて・・・
今日は私のちょっとした気づきについてです。
みなさんご存知かもしれませんが、私は総合感冒薬が嫌いです。病院にもそういう処方を好んで出す先生が少なくないですし、よりによって私に「下さい」と言う罪な患者さんもいらっしゃいます(涙)。
総合感冒薬は必ずと言って良いほど抗ヒスタミン作用と解熱鎮痛作用を持っています。みなさんは感冒にかかられたとき、いつお使いになるのでしょうか?
<感冒の初期>
やたら鼻水が出るので薬を飲みたくなります。しかし、もともと鼻水は2日くらいで収まるものです。薬を探しているうちに自然に収まってしまうことでしょう。この時期に熱がでることがありますが、総合感冒薬で安易に熱を下げにいくと、あとで風邪の治りにくくなることがあります。
<感冒の中~後期>
喉の痛い時期ですが、ここでも鎮痛目的で総合感冒薬を用いて、疲れなどが重なると、やはり風邪の治りが悪くなることがあります。また、後になればなるほど喉が渇いてきます。これも総合感冒薬の抗ヒスタミン作用が症状を悪化させる可能性があります。
こう考えるとなかなか総合感冒薬の使い方は難しく感じられます。だから嫌いなのです。
某社の「あなたの風邪は喉から」などというCMを聞くたびに風邪が喉からくることはないのだが、といつも感じてしまいます。
しかしそのCMでは風邪を治すとは言わないのですね。じゃあ何て言っているのかというと、「風邪の諸症状の緩和に」ですって。治さないのね・・。
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2007年02月25日
リビング東京南版2007年2月24日号「教えてドクター」
花粉症対策について
2007年02月24日
メディア出演が決まりました!
◎NHK第一ラジオ『ふれあいラジオパーティー』
(27日午後8時05分から)
耳かきに関するコメンテーターとして出演させていただきます。調べてみ
ると、耳かきも相当に根の深い文化であることに気づかされます。
◎東京12CH系『子育てパラダイス』(3月ごろからの予定)
以前にも出演しましたが、今回も出させていただくことになっています。
子どもたちの育成に関わる仕事は楽しいです。お楽しみに!
◎(東京城西地区の方のみ)サンケイリビング紙次号「おしえてドクター」
花粉症のことについて細かく指導しています。ご覧下さい。
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2007年02月18日
風邪と花粉症の振り分け外来
今年は早い時期から花粉が飛び始めました。
連休明けには私のクリニックでさえ、たくさんの患者さんが来てしまい混乱しました。
でも花粉症だと言ってくる人たちにまだまだ風邪の人たちがたくさん混じっています。花粉もウイルスも外から鼻や口に入っている病気だからでしょうか。なんとなく病気の雰囲気は似ています。両者を初期に完璧に見分けることは不可能かもしれません。
発症から数日経っていれば、私の場合には脈診を使いますけれど、一般には話の内容から判断するしかないわけです。風邪の初期には眼もかゆくなりますしね、本当にやっかいです。
風邪と花粉症の振り分け外来が2月中は続きそうです。
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2007年02月18日
週間女性2007年2月13日号
「花粉症をおさえる体質作り!」
乳酸菌の効果について
2007年02月13日
今週の風邪の動向
今週はわがクリニックでもインフルエンザの患者さんがでました!2人だけなのですが、A型とB型が一人ずつです。
例年はA型の流行が終わるとB型の流行が始まるという感じなのですが、温暖な気候のためでしょうか、流行が同時に起こっているようです。
インフルエンザの流行に関してはこのサイトをご覧下さい。
ところで、今週東京では花粉がようやく飛び始め「花粉症です」と診察を受ける人が増えてきました。しかし実は8割以上は風邪の患者さんです。
「のどは痛いけれど、鼻水は出ているし、眼もかゆい」
のどが痛くなった後に水のような鼻水が出るときには要注意です。風邪本来の形は、鼻水が出てから喉が痛くなるわけです。風邪で眼もかゆみがでます。
のどの痛みよりも鼻水が後から出るときは、過労とか解熱剤などの影響で、体の防御ラインがズタズタになっていることが多いです。それが証拠に寒気が少しですが出てきます。寒気と鼻水が連動して出てきます。
この時にはのどの痛みも増しますが、痛み止めを飲むと体温が下がり、かえって防御線が弱くなり、のどの痛みもかえって増していきます。そしてまた痛み止めを飲んでしまうという深みにはまっている人はとても多いです。
とある1日で考えると、その鼻水に対してのみ使用する麻黄附子細辛湯という処方が14人!(自分で数えても驚きです)、ちなみに本当の感冒初期の水のような鼻水だった人は5人。本当に花粉症で鼻水を垂らして来た人はほんの数人です。
診察室でよくある会話です。
「え?じゃああの先週のだるかったのはその風邪の始まりだったの?」
「なんだ、折角気づいていたのに、対応が遅れましたね。」
余談ですが、私が東洋医学に傾倒したのは麻黄附子細辛湯の効果を見たときからです。本当に頼りになる処方です。でも使わないですむならそれに越したことはありません。
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2007年02月10日
風邪・・いつまでに気づけば軽くすむ?2
メルマガ前号で風邪を体に引き込む前に対応することが大切であることを書きました。
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このためには風邪にかかった!と感じる感性が必要になってきます。風邪でクリニックにいらっしゃる方で「早い時期に来た」とおっしゃるほとんどの方が、感冒罹患後4-5日経過していらっしゃっています。
風邪を引いたらすぐ分かるとおっしゃるHN陽菜さんからメールをいただきました。ありがとうございます。アロマも勉強しなければ!!相当有用なようですね!
> 症状が出た日のうちか、せいぜい次の日の朝くらいまでに何かしら手を打つ
> と、引き込まないようです。私の場合は、アロマの出番が多いでしょうか。
> ティーツリー、ラベンダーなど良く使います。
HN陽菜さんによると、ティーツリーは殺菌、ラベンダーは免疫力をあげてくれる感じだそうです。風邪に関するアロマの利用方法についてご意見を求めます。
lohas@jjclnic.jp(全部小文字です)までお願いします。
さて、横浜のOさんのメールにはとても大切なことが書かれています。
> 夫も先日突然前夜の湯冷めが原因でだるさを訴え、会社を早退してきました
> ので、葛根湯を夕食前に与え、少量の鍋料理を食べ、その後すぐに就寝した
> ところ、翌朝にはケロッとして仕事に行きました。前夜の体温は37.8度です。
湯冷めが原因であることが明確にされていることが大切なのです。きっと前夜、何か湯冷めの気配を感じていたのでしょう。原因を押さえることができれば、早い対応ができるように思います。私も診察中、どの患者さんからもらったか見当がつくことがあります。
今度はまたまたパリからYさんのコメント。パリで葛根湯って何だかカッコイイな(笑)。それにやはりホメオパシーですか。複合レメディの内容は聞けませんでしたが、ベラドンナかな?ベラドンナのテーマは「突然」です。
> 風邪の引き始め(毎回症状は違いますが、「来た!」という直感は同じです)
> に、私もできるだけすぐに葛根湯を飲み、さらに就寝直前にホメオパシーの風
> 邪用複合薬(これがまた驚くほど効くんです)を飲んでできるだけ早く就寝し
> ます。首元には巻物をするとさらによい気がします。すると翌朝にはほとんど
> 良くなっています。長引くことはほぼありません。
首の巻物も良いようですね。福岡のYさんも1月のメールで強調しておられました。みなさん!喉が痛くなってからでは遅いのです。体の外が攻撃されている間に風邪と勝負しましょう!
2007年02月03日
ベビーブック2007年2月号「すくすく育児プラザ」
アレルギー性鼻炎の予防と対策
2007年02月01日