代替医療4~抗酸化サプリの効用
Medical Tribuneから
フランスで7.5年、13107人を対象にビタミンC,E、βカロチン、セレン、亜鉛を毎日服薬した結果、男性の癌予防効果が認められたとの事。男性では治療前の抗酸化物質濃度が低いための結果ではないか?という結論。
フランスで行われた試験なので、赤ワインの影響も出そうであるが、、。
抗酸化物質って癌にも効果があることが一般的に認められているのかー。
2005年02月27日
Medical Tribuneから
フランスで7.5年、13107人を対象にビタミンC,E、βカロチン、セレン、亜鉛を毎日服薬した結果、男性の癌予防効果が認められたとの事。男性では治療前の抗酸化物質濃度が低いための結果ではないか?という結論。
フランスで行われた試験なので、赤ワインの影響も出そうであるが、、。
抗酸化物質って癌にも効果があることが一般的に認められているのかー。
2005年02月27日
Medical Tribuneから
ビタミンCが風邪の発症を抑制しているという研究結果が掲載された。風邪の期間、重傷度との関連性は認められなかったという。
風邪をひいたかどうかの判断は各個人の緊張度により大きく影響を受ける。ビタミンC500mg/日の服用で3回以上風邪を発症する相対リスクは0.34であるとのこと。環境による影響が大きく出る調査ではあるが、0.34と言われると少し信じてしまうなあ。
2005年02月27日
続・動脈硬化の食事療法。
3.蛋白質を摂る
4.食物繊維を摂る
5.抗酸化物を摂る
その意味は脂質を酸化することを抑えることにある。
血管外に出たLDLが酸化されると、これまた血管外に
出たマクロファージのスカベンジャー受容体を介して
処理を始める。この「酸化LDL+マクロファージ」が
血管障害の元になるプラークを形成する。
ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド(βカロテン)
フラボノイド(ポリフェノール)
French Pradox
フランス人は脂質エネルギー比が40%と高値なのに、どうして
虚血性心疾患による死亡率が低いのか?
・・抗酸化物である赤ワインをたくさん飲んでいるためだろう。
特にフランス産ワインの抗酸化物質は多い
Japanese Pradox
日本人は喫煙者が多いのに同じく虚血性心疾患死亡率が低い
・・抹茶、緑茶に原因があるのだろう。
抗酸化物質
赤ワイン>ブランデー(年数が多い方が多い)>ウイスキー
緑茶>紅茶>ウーロン茶
ココアにも抗酸化物質が多い(カカオポリフェノール)
食後高脂血症を抑えることが重要である。
レモンや豆類の皮も良い?
(おわり)
2005年02月27日
動脈硬化には食事療法が良いらしい。
1.エネルギー制限
2.脂質エネルギー比25%以下
戦後すぐは7%くらいだったそうだ。それが東京オリンピックのあたりに15%、1975年ごろから25%くらいになっている。平均がそういうことであれば、半数の人はオーバーしているということ?
あと脂質の質の問題もあるとのこと。飽和脂肪酸(ステアリン酸など)よりも多価脂肪酸(EPA,DHA)や一価脂肪酸(オレイン酸)の方がコレステロールを下げるとされていて、一価脂肪酸の方が酸化されにくい?のでよりよい??
中鎖脂肪酸は水に親和性があるのでリンパ系に入らずに門脈系に入る。だからすぐにエネルギーとして使用される。
(続く)
2005年02月25日
インフルエンザに今日も苦しめられている。B型インフルエンザと普通感冒の違いがあまりないために、特に遷延しているような場合には判断が難しい。今日も「さすがにこれは違いますよ」と宣言してから(これが私の流儀です)検査をするとB型陽性!がーん、また外れた。。。頭悪いのかな?
午後からは気持ちが変化。
「これは従来はインフルエンザではない、と思っていたけれど、こういうのがいつも検査するとインフルエンザ陽性になるのだ。検査しておこう。」
やっぱり午後も違うと思ったのに現時点で陽性2名(内心ガーン・・・)。
2005年02月25日
今日、この季節にめまいがする、という患者さんが来た。実は一昨日もそのようなことがあった。そう言えば一昨日より急にめまい、低音難聴の患者さんが増えたような感じがする。何故か?
私は気候との関連を考えている。手元に2月の気象データがあるが、久しぶりに乾燥注意報が解除されたのが2月8日。9日まで平均湿度70%でまた乾燥状態に戻った。今度雨が降ったのは16日。17日も平均湿度は52%、1日おいて19日はとても湿った1日だった(平均湿度85%)。だから21日から今日までめまい、難聴の患者さんが増えてきたのは頷ける。
一般的に神経を調整する処方のみで様子を見るところであるが、湿気、水と関連するめまい、難聴であると判断したら、水を調整する処方もあわせて行う必要があると思っている。
2005年02月23日
昨日はインフルエンザB型1人、陰性1人だった。
先週ひと雨降ったので、少し流行が収束してきたのか?
昨日も会合で話が出たのだが、迅速検査キットが使えるようになり、従来のインフルエンザの診断がいかに甘かったかを思い知らされる。私は開業以前は総合病院に勤めていたこともあり、インフルエンザの診断を迫られる機会がなかった。
抗インフルエンザ薬という薬がある。発症から48時間以内に内服するとインフルエンザウイルスの増殖を抑えられる(実際にはもう少し遅くても効果はあるという印象だが)という薬である。ところがインフルエンザ迅速診断キットは24時間程度だと偽陰性の可能性もあるので患者さんはインフルエンザウイルスが適当に増えてきた時期、しかも増えきる前に診断を受けて治療を受けなければいけないということになる。これはなかなか難しい。。。
インフルエンザ迅速診断をすることで、インフルエンザの有無を明確にする。そしてできるだけ早い時期に診断をつける技量が今私たちには求められているように思う。パッとみてインフルエンザと分かるような何かがないかしら?といつも考えている。
2005年02月23日
今日は診察が早く終わり、業者さんが主催する研究会に出席した。医業経営に関する情報が欲しいというドクターも多かったことと思うが、私はその前座?で行われた「動脈硬化予防におけるポリフェノールの役割」という演題に惹かれて出席した。
栄養学をはじめ、漢方医学もそうかもしれないが、代替医療はもう無視して通れないものだと考えている。各種メディアでもいろいろな代替医療が取り上げられている。しかし医師の側はというと、いまどき漢方薬でさえ、「こんなもの飲みやがって」というような反応をする人がいるくらい無知がどうどうとまかり通っている。自分が知らない治療は誤っている、と考えている医師があまりに多く、悲しい状態だ。
しかし現状のように患者側の方がむしろ詳しいという状況はあまり好ましいとは思えない。われわれは誤った情報に対し意見すべき立場であるからだ。私はというと、ようやく漢方薬をなんとか使えるようになってきたところで、まだ栄養に関する知識が全く不足している。何とか管理栄養士レベルの知識を得たいところである。
今日は大学卒業後初めて栄養物質に関する知識を増やそうと、ポリフェノールの勉強をしてきたのである。赤ワインの効果は確かに大きいようで、データも揃っていた。ただ馬鹿なことに、(やっぱり)懇親会ではついつい赤ワインをたくさん飲んでしまい、今へろへろでブログをやっている次第。
具体的内容についてはまた次回。
2005年02月22日
東洋医学では「気」という言葉をよく使う。「病は気から」ということわざも東洋医学からきているのかもしれない。気分、元気、やる気、広くは生命力と考えることもできるのがこの「気」である。
昔、大学病院にいて頭頚部がんの治療をしていた。がん治療は治療の成否が生死という形で出るため、治療の良し悪しを数ヵ月後には目の当たりにすることになる。ところが、どうしても治療の良し悪し以外に成否を左右する要素があるように感じられた。それは性格である。
医師から与えられる治療法を快く受け入れ、欲求が大きすぎず、しかしないわけでもなく、焦りもない。「治ったらタバコが吸いたい」などという感じの人、こういう人の治りが大変に良い印象であった。大きい目標がある人は焦りのためか無理な治療法を選択肢がちであるし、目標のない人はどういうわけか治りが悪い。適度?な欲求が必要なんだと思う。
さて、現在の私の周りの話。
治療を考える上でやはり「気」の問題は欠かせない。気持ちの充実している人は治りが早いと思うし、マイナス思考ではいつまでも治らない。かといって思考を変えてくださいというわけにもいかないので、それぞれに合った治療法を考えないといけないのだろう。実際には難しいけれど。。。。
私も先日はインフルエンザで倒れてしまったけれど、過去に熱が出るのは日曜日と祝日、出勤日の朝には回復するということを繰り返してきた。これも「気」のための現象なのだと思っている。
昨今、「気」を損なうような過重な労働を強いられている人も多いように感じられる。「気」をすり減らさないような配慮がある職場の方が、最終的な利益は大きいと思うのだが、現代社会ではなかなかそうも行かないのだろうか?
2005年02月22日
耳鼻科の診察をしているとついつい子供が泣くことに鈍感になってしまう。鼻水を吸引しては泣き、耳を診察しては泣き、説明中に泣いて、お母さんの診察中も泣いている、子供はそれが当たり前である。根拠はないが、お母さんが子供が泣くのを嫌がるほどに勢いよく子供が泣くということもあるように感じている。
子供の診察が多くて大変ですね、と言われることがある。大人よりも本人から得られる情報が少ないだけにそういう大変さはある。ただ、だからこそ少ない情報からどのようなことが起こっているのかを推測したり、大人の診察を応用したりして結構楽しく診察している。時間はかかるし、多少疲れることもあるが、泣くから大変ということはあまり感じない。
私の診察は子供が恐怖感を持たないように極力同じパターンを繰り返すようにしている。その中で得られる情報から判断して処方をしたり指導をしたりしている。
子供が自分から鼻を吸って欲しいと言って来ることは、子供に認められたようで嬉しい。「耳も見て」といわれることも少なくない。このように子供が自分の健康や体について興味をもつことは大いに歓迎すべきことであろう。私は
特定非営利活動法人地域予防医学推進協会
の会員として、昨年は京都で市民講座を担当するなど、ささやかな活動もしている。風邪予防に関しても紙芝居を作らないといけないのだけれど、なかなか進まないのが悩みの種である。
Yahoo京都ニュース
正しい習慣は幼児期から 紙芝居や人形劇で子ども健康教室
2005年02月20日