第30回東京漢方入門講座
「御種人参」と「竹節人参」について
人参は五臓を補う作用があるため「不老長寿の妙薬」というイメージができ、高値で取引されてきました。
しかし、もうひとつ「心下痞(胸のつかえ)を除く」という大切な働きがあるのです。
人参の側にも種類があります
1)御種(おたね)人参
味は甘く、補薬として用いられ、不老長寿の根拠になっています。
心下痞を除く作用は弱いです。
2)竹節(ちくせつ)人参
味は苦く、竹の節のような形をしています。心下痞を除くのが主作用です。
栽培が難しい。
人参湯のように補うことが主目的の処方には1)が、半夏瀉心湯のように胸の痞え感を除きたいときには2)を用いるのが理想です。
しかし、現実には1)が主に流通していることが多いようです。
(さらに…)
2005年07月27日
第4回耳鼻科漢方懇話会
しばらく記載が抜けてしまったが、今日から再開です。
今回は薬剤師さん、ドクターさん、患者さん、メーカーさんの総勢15人を前に東洋医学のもっとも基本になる考え方をお話させていただきました。
まずは基礎。これがないと「東洋医学って何だか難しそう」ということになってしまいます。やはり論理というか、根幹の考え方は学びましょう。
ブレイクのあとは風邪に関すること。風邪の診察は諸病の診察の元になると思います。このあたりまで話しについてくることができれば、あとの病気についても考察がしやすくなるでしょう。
3時間でしたが、みなさんまじめに聞いていただいてありがたかったです。飲み会から始まった会合ですので、あまりまじめなのはスタイル的にちょっと合わないんですけれど(笑)。
2005年07月04日
第12回 東京耳鼻咽喉科臨床懇話会
「インターネットによるコミュニケーションについて」
若い人たちはいろいろな手法でコミュニケーションを取ろうとしている。自分の情報を発信して知人を増やしていくという当たり前のことがネット上でも起こっている。このようなコミュニケーションがあるということを理解しておいた方が良い、という趣旨。
パソコン通信(→ネットフォーラム)、電子メール、ホームページ
このあたりまでは5から10年前の世界である。現在ではサービスが多様になってきていて、
メーリングリスト、メールマガジン、ブログ、SNS
といろいろな手法が揃っている。長所、短所があるので使い分けるようにしたい。
2005年04月21日
第26回東京漢方入門講座
3月17日木曜日
場 所 ;銀座ヤマハホール
テーマ ;寒熱と寒気に関すること
演 者 ;浅岡俊之先生
キーワード;表裏の相対的な関係
熱があっても寒気を感じる理由
2005年03月21日
第3回耳鼻科漢方懇話会
第3回耳鼻科漢方懇話会
京王プラザホテル「御岳」15時から18時
参加者5名+演者の私
(内容)
漢方医学の総論
風邪の漢方診療について
2005年03月13日
新宿渋谷研究会
演題名「動脈硬化におけるポリフェノールの役割」
御茶ノ水女子大 生活環境研究センター 近藤和雄先生
動脈硬化なんて自分が勉強することになるとは思わなかったが、よく考えると東洋医学を勉強しているころから、少し耳鼻科以外の内容も診察できないと診察が成立しないと感じている。全身の状態は耳鼻科診療にも大きく影響を与えることがあるので、動脈硬化がどのくらい耳鼻科に影響があるのか分からないが、学ぶことにはそれなりに意味があるだろう。
2005年02月25日
第3回日本医大第二病院耳鼻咽喉科学術講演会
場 所:ホテル・ザ・エルシー
演 題:日本医大第二病院における外来患者動態(渡辺先生)
症例検討1 良性発作性頭位めまい症の理学療法(木村先生)
症例検討2 外耳道骨腫の一症例(山岸先生)
特別講演 風邪の漢方治療(陣内)
1ヶ月ぶりに漢方治療に関する講演をした。
内容が盛りだくさんなので、1時間では伝えきれなかったが、
何か少しでも自分達の診療を見直す一助になればと思う。
2005年02月20日
第25回東京漢方入門講座
場 所 ;銀座ヤマハホール
テーマ ;美食の報酬
演 者 ;浅岡俊之先生
キーワード;本治と標治、養生、
冷えの処方(附子、細辛、乾姜の違い)
生活習慣に根ざした冷え
2005年02月17日
第5回楽しい中医学倶楽部
第五回楽しい中医学倶楽部は本草薬膳学院で行います。
地図はこちらにありますが、場所が分かりにくいのです。
学院がある共同ビルは靖国通り沿いで、JRの高架から道を挟んで西側4つ目のビルです。1階に宅配センターがあるビルで、向かって左側に入り口があります。写真は左が入り口の様子、右がビル前からJRの高架(緑です)を見たところです。これでビルにはたどり着けるでしょう。
ビルに入ったらエレベータで8階に行きます。降りて左斜め前の部屋がセミナー室ですので、そこに何とかたどり着いてくださいね。
では17日17時にお待ちしています。
1970年01月01日