耳鳴治療について気功的に考えてみました2~呼吸法
耳鳴の治療がなかなか上手くいかないのは、逆に考えると現在の通常の診療では治せない部分を耳鳴自体が内包しているのではなかろうか?というのが先週のお話でした。まず自分を肯定することから始めましょう。
さて今週も耳鳴のことにしました。
実は先日、瞑想をしようとして、真っ暗の音のない自分の部屋に座っていた時にとても耳鳴がうるさくなってしまいました。
耳鳴は基本的に余分な波動の放出現象と私は捉えているので、
・昼に何か悪いことをしただろうか?
・変なものを食べたかな?
・パソコンを使いすぎた?
と、いろいろ考えましたが分かりません。
収まりが悪いので、何とかしようと考え付いたのが「イダピンガラ呼吸」でした。なぜこれを思いついたのかは分かりません。
始めると、すーっと耳鳴が取れていきました。これはすごい!
知り合いの読者さんで、耳鳴に困っておられるという男性の方に試していただいたところ、なかなか良いとのご評価をいただきました。
まだ2例ですけれど改善を認めましたし、鼻づまりがなければできますし、いつでもできてお金もかかりません。
方法は簡単。数回行います。呼吸をしない側の鼻を指で塞ぎます。
1)右鼻から吸気、その気が下丹田(の右)に溜まるイメージ。
2)呼吸を少し止めている間に気が下丹田左に移動。
3)左鼻から呼気、気が左下丹田からでてきます。
4)左鼻から吸気、気は左下丹田に。
5)止息中に気が右下丹田に。
6)右鼻から呼気。このとき気が右下丹田からでていく。
※気分が悪くなる人が少数ですがいらっしゃるようです。
無理はしないで下さい。
左右の脳を共振(定義はよく分かりません)させる、ヨーガの手法ですので、左右の脳の使い方のバランスの悪さが耳鳴のひとつの要因になっているのかもしれませんね。
どのくらい効果があるのかとても知りたいので、もしも試された方は是非、成否を教えて下さい。ダメでも教えて下さい! lohas@jjclinic.jpまで。「最初の耳鳴を10として、いくつになったか」を教えて下さい。よろしくお願いいたします。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年07月10日
耳鳴治療について気功的に考えてみました
耳鳴の治療は、耳鼻科医の誰もが苦手意識を持っているに違いありません。耳鳴は治りません、と突き放してしまう医師もいると聞きます。治りにくいなら何故治りにくいのか考えてみましょう。あくまでも私個人の考えです。
体―心―魂、とよく言われます(何が魂ですか?とか聞かないで下さい。漠然と話しています)が、みんな繋がっている、というだけではありません。右のものが左のものを支配しているのではないかと思います。
病は気からというのは左の2つが不調になることでしょうし、善行に励む人が健康なのは、魂の状態が良いから体まで良い影響がでるのでしょう。トイレ掃除で運が開けるというのも同じ理屈なのではないかと思うのです。
体だけ悪い病気はどんな薬ででも比較的早く治ります。でも心が発端になって体の不調が悪くなっている場合には、考え方を修正する必要があるときもあるでしょう。たとえ考え方を修正しなくても、ここまでは漢方薬でどうにかできる範囲だと感じています。
さて、魂の傷んでいる場合、どのように治したら良いでしょう。耳鳴くらい治りにくい病気は、人によっては魂まで傷んでいるのではないかと思いますし、ここまで踏み込まないとなかなか治せないのではないかと思うのです。
魂の癒しに一番必要なことは自分を肯定することだと思います。これは案外忘れられていることですので注意が必要です。
自分を肯定できた人の場合には、他人の念とか電磁波とか(よくは分かりませんけれど)、魂の正常な状態を妨害する環境が周囲にできているのではないかと思います。これを除くためには、感覚的には瞑想でしょうか?
あとは気合いかな。テレビでも某タレントさんが、大声で念(だと思います)を祓っていたのが印象的でしたが、あれは魂への妨害を除く行為に解釈できます。
こう考えると、自分を否定的に見る人は全ての病気が治りにくいことになりますね。まあそういうものかもしれません。
ちょっと今日は、耳鳴治療から特殊なお話になってしまいました。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年07月03日
ビタミンDとインフルエンザ感染について
最近、何故か(製薬企業の宣伝が多いのかな?)情報が多く入ってくるのがビタミンDの効果についてです。
ビタミンD3サプリメントを1日1200単位、冬季に4ヶ月間学童が服用してインフルエンザ感染がどのくらい抑えられるのか調査した論文がアメリカ臨床栄養学会誌の論文にありました。
117人ずつの2グループに対して、ビタミンDが入っている薬と入っていない薬を与えたところ、ビタミンD摂取群は非摂取群に比べて、インフルエンザの発症率が約半分になり、喘息の発症率は5分の1になったとのことです。
なぜビタミンDに着目しているのかというと、冬には日照時間が減るので、ビタミンDが活性化されにくく、冬にビタミンDを補うのが良いのではないかという考えのようです。
生化学的にはビタミンDはIL-10という免疫に重要な役割を果たす物質を作るのに必要だそうで、ビタミンDの不足はあまりよくないと肝がられているようです。
ただし、大人ではビタミンDが上気道炎抑制にあまり効果がなかったという論文もあります。結果だけをみると、どうも小さい子供ほど効果があるように感じられます。この理由は明確ではありません。
この論文でも示されていますが、インフルエンザBについては効果が明確でないこと、今回の117人が評価を下すに十分な人数でないこと、血液中の活性型ビタミンD3の濃度、尿中のカルシウム濃度(ビタミンDと関係します)、抗インフルエンザ抗体濃度がそれぞれどうなっているのか分かりません。
まだ上気道炎やインフルエンザを抑える物質とビタミンDを評価するにはまだ早いかもしれません。ただ、可能性は感じますね。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年06月19日
震災復興支援活動について
石巻市で震災復興支援活動をしたというお話を冒頭に書きました。
「おまえは何をしてきたの?」
という疑問が当然湧いてくることでしょう。
実際に耳鼻科の診察道具を持って行きましたが、全く手をつけませんでした。処置はできませんし、そもそもそんなニーズは現地にはありません。耳鼻は二の次、三の次といったところでしょう。これは予想通りでした。
60歳以上の方が殆どと聞いていたので、肩こりや腰痛の問題があるだろうと予想していましたので、気功で十分に役立つだろうと予想していました。
それと、震災でメンタルな問題が出てしまっているのではないか?と考えて阪神淡路大震災で役に立ったと言われているEMDRという方法について勉強して、必要があれば使ってみようと思っていました。
あと、メンタルな問題にはフラワーエッセンスが良いかな?と考え、準備をしておりました。
しかしEMDRを行う機会もなく、フラワーエッセンスも使っている時間がありませんでした。
避難所は途中、道路もまだ十分に直っていない海岸沿いの高台で、一泊で行きましたが実働時間は5時間程度なのです。複雑なことをする時間はなく、しかも次回いつ来られるか分からない一発勝負の支援活動です。
もっとも役に立ったのは、最後にポイッとカバンに入れた鍼でした。
気功は効果が出るのですが、ヒーリングの時間をできるだけ短くしなくてはなりません。そこで、邪気を抜くのに効果的と思われるツボに鍼を刺して、気功を組み合わせて邪気をどんどん抜くということだけに集中しました。
それなりに効果が出たと思います。15人位と思いますが、4時間半ずっと施術を続けました。
「膝を動かしてみて下さい」
「あら?痛くない!」
みんなそう上手くいった訳でもありませんが、それなりに満足な結果でした。
あとは、これが長続きするように、漢方薬を組み合わせて身体のエネルギーが調整されるようにして、それぞれの方に2週間持っておくように指導しました。漢方薬のもつエネルギーが身体に作用し続けて、ある程度楽に過ごせることでしょう。
また持っていった鍼が留置型の円皮針という鍼でしたので、これを1週間程度つけたままにしておいて下さいと話しました。
また機会があれば支援活動をしてみたいと思いました。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年06月12日
健康のために何かを定期的に摂取するということ
最近、健康関連の新聞切抜冊子を年間購読契約したので、さらに健康に関する情報が集中的に集まるようになりました。今日はそこからの情報です。
黒酢飲料を飲んだことがある方もいらっしゃると思いますが、毎朝のジョギングの後に黒酢飲料を1年半飲み続けて歯のエナメル質が溶けてしまった実例が熊本日日新聞に掲載されています。
エナメル質が溶けると、歯がかけて黄色くなり、知覚過敏や痛みの原因になるとのことですが、pH値で5.5以下だとエナメル質は溶け始めるのだそうです
主なものを挙げると、コーラ飲料は2.2、栄養ドリンクは2.5、黒酢飲料は3.1、スポーツドリンクは3.5だそうです。胃液は1~2です。
グレープフルーツを定期的に食べていて同じような症状がでた例もあるそうですので要注意ですね
恐らく重要なのは摂食後に水やお茶で口をすすぐこと、アルコール類も低pH値のものが多いので、ちびちび飲むのを止めること、でしょうね。
健康のため、と定期的に何かを摂取するという習慣の方が結構いらっしゃいます。しかし、多数の人たちが巧みな宣伝に惑わされ、また今回の話題のように思わぬところで足をすくわれるということが少なくありません。
こういう報道を見ると、健康になるということは、多面的に考えていかなければならないことを考えさせられます
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年06月05日
私に蓄積した砒素はどこからきたの??
以前に、私が毛髪ミネラル検査をしたときに砒素が蓄積していた驚いたというお話をしたことがあったと思います。
実は、気功的診断でいろんなものの砒素について確認してみました。そしてこれだ!という確信を得ました。
湯沸かしポットです。
もう4年使っています。金属部分が水に接していますので、これに違いないと思い、沸騰前後の水を私の指の感覚で調べたところ、約40倍砒素濃度が上がっているようなのです。
そこで証拠をつかもうと、水質試験会社にサンプルを送り、各種ミネラルを測定していただきました。
結論から言うと、砒素は沸騰前後のどちらでも検出できませんでした。ともに1リットルあたり1μg以下(以下、1リットルあたり)でした(ややがっかり)。
しかし、傍証はでてきました。
亜鉛は20μg以下だったものが、沸騰させると50μgになっていて、最低でも2.5倍になっています。銅は10μg以下だったものが、10μgと検出されています。
やはり金属が溶けていることは間違いなさそうです。砒素に関しては推測ですが、測定限界以下で変化しているのではないか?と思っています。もちろん証拠はないに等しいですが(苦笑)。
娘には鉛が蓄積しているので、それが何からなのかも追跡中です。これは本当に全く分からないのですよねー。
クリニックで使用している水には全く問題がなく、ホッと一安心です。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年05月28日
だんだん梅雨どきの診察内容になってきました
4月ごろは気の流れが悪くなり、理気剤と呼ばれる処方をたくさんしてきましたが、最近どうもそれではうまくいかなくなってきています。
もう暑さが増しているので、その影響でしょうか?
あとは節電でエアコンもあまり稼動していないところも多いでしょうから、暑いところも多いのかもしれませんね。
恐らく、ついついたくさん水分を摂ってしまって、水の流れが悪くなっている人が多いように感じられます。
細かいことを言うと、冬も寒くなりますと水が流れにくくなります。しかしこのときには臓腑の水の流れが悪いように感じられます。
今はどうも経絡の水のつまり・・・イメージ的には体の表面の水蒸気にも流れがあって、それがうまく流れない、そんな感じです。
水をたくさん飲むと、その水を循環させるだけのエネルギーが必要になります。ところが冷たい水を飲むと、それを温めるのに余分にエネルギーが必要になりますので、水を十分に循環させられないという事態が生じやすくなります。
私も相当水を飲む方なので、気をつけないといけないのですが、肩こり、首のこり、軽いめまいなどが生じやすくなります。私の場合には頭痛が起こります。
水は喉が渇いた分だけ飲みましょう。
それと、温かい飲み物は大丈夫と思わないようにして下さい。水分は体内に入れば、その温度を維持するのに結局エネルギーをとられます。冷たいものを飲むよりは良いですが、温かくても大量に飲めば、その温度を維持し、十分に循環させられないと、不快な症状の原因になります。
私も気をつけます・・。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年05月22日
みなさんの原発に関する考えは?2
原発に関して先週書きました。
そうしたら、こういうメールを頂きました。
> 私が参考にしているのは中部大学の武田先生のブログです。原発の専門
> 家で、科学的な視点からはっきりモノを仰る姿勢に以前から好感を抱い
> いました。ただ一人専門家然とした発言をしていらっしゃいます。
まだ全部読めていませんが、原発事故が生じた当初からのブログをかなり読みました。ナルホド、原発を守ろうでもなく、危険を煽ろうでもなく、公平な視点で書かれていて参考になります。みなさんもご覧になってみては如何でしょう?
さて、私は雨について調べてみました。
最近雨が降ると極端に皆さん外に出なくなります。クリニックも気味が悪いほどに空いていますし、夜に雨が降ると薄暗いこともあるでしょうけれど、あまり人があるいていません。
みなさん放射性物質を含んだ雨にはあたりたくない、という意識が働いているのでしょうけれど、本当のところ、雨に当たるのは(良くはないでしょうけれど)怖いことなのでしょうか?
先日ガンマ線のカウンターを入手したので、5月10日から11日まで雨水を溜めて(コップが一杯になりました)調べてみました。
結果は・・・全く放射性物質は検出されませんでした。
ニュースでは新たにメルトダウンのことが報じられていますので、今後どうなるかは予断を許しません。しかし現時点、東京の我が家周囲では、一応雨には放射性物質の明らかな汚染は指摘できなかったといえます。
みなさんのお考えをお聞かせ下さい。lohas@jjclinic.jpまで。どんな観点でも結構ですよ。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年05月15日
みなさんの原発に関する考えは?
西洋医学と東洋医学のことをある程度ご存じの方ですと、原発推進派とそうでない人との論点が、両医学の論点にある程度似ていることに気づかれるかもしれません(私だけがこんなことを考えているのかも)。
西洋医学は「このボーダーラインの向こうは健康です!」という医学です。血圧もいくつなら正常、血糖もいくつなら大丈夫、血液検査も異常値よりも下なら全て正常、問題なし!
8Mの津波を想定しています。M9の地震を想定しました。「これ以上ならバッチリ安全です!」何だかニュースで聞こえてくることが、西洋医学の事を言っているように聞こえてしまうのです。
東洋医学は「中庸こそ健康であり、物事は揺らいでいるので、絶対的健康は存在しない」というのが本質です。現状よりも常に健康な状態が存在し得ます。従って、原発もたとえどんなに対策を立てても「もっと安全な状態が存在する」という理由で、原発は全て反対!ということになってしまうのかもしれません。
私は健康も原発も本質を衝いているのは東洋医学的な考え方だと思っていますが、こと原発については(健康も、でしょうね)、現実を見ることも必要です。そうすると東西融合の統合医療的な考え方が便利かもしれません。良いとこ取りをすれば良いのです。
今回首相が、浜岡原発だけを運転停止にしようとしていますが、実は訴訟を恐れてとの報道がなされていますが、理由はどうあれ、なかなか良い線で案を出したのではないかと思うのです。
危険の大きい原発は止めておきたい、企業努力や他電力会社の融通で何とかできるかもしれない、何とか双方の達成が可能な範囲かと傍から見ていると感じられます。もちろん地元の雇用や補助金の問題などもありますから、簡単には片付かないかもしれませんけれど。
みなさんのお考えをお聞かせ下さい。lohas@jjclinic.jpまで。どんな観点でも結構ですよ。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年05月08日
歯の衛生の重要性について
ここで歯の重要性と、医師の認識について考えてみます。私が自分で体感した経験から、金属の詰め物は体に負荷をかけます。私もまだ3本の歯に金属を残していますが、大分、体のエネルギーの通りも良い感じです。さらに時間をかけて処理して行こうと思っています。
先日、耳鼻科の集会で、舌癌を切除した後の再建皮弁(腕の皮を使って切除した部分を覆って食べられる形にするのです)に皮膚病ができたという発表を聞きました。原因不明とのことでしたが、私はそれを見て歯に由来する潜在感染だとピンときました。歯の刺激という説明でしたが、歯並びは悪くなくて説得力はなく、私が潜在感染ではないですか?と聞いても反応はありませんでした。その後、該当部位の歯が脱落したことからも十分に考えねばならないことです。今回の皮膚病が歯由来とは限りませんが、歯の根幹処置が不十分だと顎の骨の中が微生物の巣窟になり、微生物の供給源になってしまうことを医師も患者ももっと知るべきだと思いました。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!バックナンバーも見られます。
2011年05月01日