血圧の乱高下を抑えてみようと考えてみた

 収縮期血圧が180になったり80以下になったりという、いわゆる乱高下する患者さんがいらっしゃいました。内科の先生はお手上げということをお聞きしたので、少し漢方薬などで何とかならないかと考えてみました。

 血圧の上昇の多くは、ストレスなどから項部(首の後ろ)にコリができて、それが原因になると聞きました。

 そこでそのコリを除くように処方してみました。

 高齢男性で独居の方ですので食事内容にも問題があるのですが、それを解消することは難しく、食品添加物などの薬品類は処方により対応することにしました。

 また、ふらつきも強いのですが、これも項部のコリのためかもしれませんので両方ともに良くなると良いのですが。。。

 結果がどうでるか、楽しみです。

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2013年06月23日

夏対応の漢方処方について~生脈飲

 これから夏になりますが、夏は汗をかく量が増え、暑さもあってエネルギーをいつもよりも余計に消費してしまう季節です。

 この季節によい生薬の組み合わせとして、生脈飲が挙げられます。この処方は人参(紅参方や党参方もあるようです)、麦門冬、五味子を1:2:1の比で処方するもののようですね。
  
 エネルギーの消耗状態には人参が効き、汗を収斂して抑えていくには五味子が、発汗による潤いの喪失に対して麦門冬が有効に働くのでしょう。まさに夏向きの処方と言えます。

 この3つの生薬が含まれた処方はいくつか販売されているので、これからの季節のためにご用意されても良いでしょう。

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2013年06月09日

嗅覚障害、その後。

 嗅覚障害は神経障害だからなかなか治らないというのが常識的な判断なのは分かっているのですが、診察を深めていくと、実は感染症であることが非常に多い事に気がつきます。

 感染症があるなら、鼻水がでたり、痛みがでるなど、炎症の所見が出るのではないか?そういうものがないなら感染症ではない、というご意見も十分に理解しています。

 潜在感染で生じている神経障害には、皆気づいていないのが実情だと思います。気づいていても、それを検知する方法がないのかもしれません。

 先日の嗅覚障害の方は、複数感染が潜在的に生じていたので、エッセンシャルオイルを二つ渡して抗菌的に使っていただいています。これによりかなり嗅覚が戻ってきたので、これを維持するように考えねばなりませんが。

 以前にも書きましたが、嗅覚障害には嗅覚を使った治療を使うのが良いと聞いたことがあります。これは確かにそうだな、と思えます。

 患部に薬効成分が届くということ、そして障害と治療戦略が同じ次元で展開されるということ、これがエッセンシャルオイルを用いる利点だと思います。

 嗅覚を諦めている方も少なくないと思いますが、何とかしたいという方がいらっしゃったら受診してみてくださいね。

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2013年05月05日

自分の体臭について考えること

 ちょっと俗な話題になりますが、最近興味があるのは体臭についてです。

 私、結構体臭が昔からきつくて、自分で気分が悪くなることがあるほどだったのです。夏になると汗をかくので嫌だなあと思うこともしばしばでした。カットソーも脇のところが汚れますし、嫌でしたね。

 ところが、ある時から急にそういう心配がなくなりました。

 薬局で脇の汗取りパットを買って、つけるようになってから全く気になりません。驚きです!

 面白いのは、パットをつけ忘れた時も臭いがあまりしなくなったことです。つまり今までは十分に汗汚れが落ちていなかったから臭いがしていたという面があったのかもしれません(恥)。

 それはともかく、汗自体に臭いがなくなってきたという可能性もあるな、と感じています。

 汗は体内の重金属や化学物質汚染を排泄するという側面を持っています。そういう異物も臭いの原因になっていると思うのです。

 最近、食べるものもかなり気をつけていますので、あまり食品添加物も入らないようになってきています。歯科金属も全て外しましたので、その排泄もなくなっています。もしかするとそういうことの結果、汗の臭いがしなくなってきたのかな?とも思いました。

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2013年04月28日

ヤーコンを食べてみました

 ヤーコンを入手したので、調理してもらって食べてみました。

 まずは生で少し食べてみましたが、芋というよりも梨に近い感じで、微かな甘味が感じられました。

 驚くことは、理気作用なのか、抗酸化作用なのか、少し口にしただけで呼吸が楽になり、明らかに体に良い感じがしますね。

 アンデスが原産とのことですが、日本でも各地で栽培されているようです。でも市場ではあまり見かけませんね。今回は宮崎産のものでしたが、ネットでは宮城県、北海道でも栽培されているようです。
 

 ヤーコンはポリフェノールが豊富という面と、食物繊維が豊富という面をもつようです。

 ダイエットに良いと一部では宣伝されているようですが、健康のために食べていきたい食材かもしれません。

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2013年04月21日

アロマテラピーのその後

 先日、アロマテラピーを習っているということを書きました。その後もかなり面白くなってきました!

 唐突ですが、化粧水を作りました。本当は、先生が既存のレシピからではなく、私の様子をみながら作られた有難いレシピだったのですが、これが我が家では大人気!

 自宅でも同じレシピで作ってみました。なかなか良い出来です!!

 気分を調整する内容になっていて、高揚させるレモン、抑える方向のサンダルウッドとパルマローザ、調整するラベンダーというバランスのとれた内容になっています。

 ただ2回目の作成ですので、次くらいにはレシピを変更していかなければ、頭がこのニオイに麻痺してしまうという側面があるので、どう変えていくのか、思案のしどころです。

 臨床的にも感染症、嗅覚障害、メンタルケアなど、いろいろ使えるのではないかと、これからが楽しみです。

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2013年03月17日

先入観は大敵です

 ある雑誌に、体感的にものの良さを感じるためのコツのようなものをお伝えする原稿を書かせていただきました。

 そこには「公平な目で見ることが大切」と書きました。先入観は大敵です、ということですね。

 このことについて、最近、私は大きな失敗をしました。

 目の前のいちご大福を見た時に、どうしても食べたくなってしまい、このいちご大福は安全に食べられるという判断をしました。

 食べた結果、私の体にはやはり合わず、体がかなりかゆくなってしまいました。食欲が勝ってしまうと観察結果もゆがめられてしまうということがあることを肌で実感し、反省?しました。

 食品添加物に敏感な食材の宅配もありますが、自分の目で見ないとなかなか食材の善し悪しは判断できないだろうと思います。

 では具体的にどう確認するか?

 そのことについて雑誌に詳しく書いてみました。また雑誌がでたらご紹介しますね。

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2013年01月27日

生ものはやっぱり少し怖いです

 生ものの摂取は環境の汚染を体に入れることになるから止めなさい、という指導を私から受けた人も少なからずいらっしゃるはずです。

 土壌汚染は生野菜や果物から入ってきますので、加熱調理することが原則であるという考えに変わりはありません。でも無農薬無肥料でできたものついては問題なく食べられることがほとんどだと思います。

 こういう作物がもっと世に出回ると良いなあと思っています。さて・・・

 刺身については最近まであまり深刻に考えたことがありませんでした。しかし、これも水質汚染の影響なのでしょうか?先日こんなことがありました。

 今年はふぐを食べていないからと、近所にあるチェーン店のふぐを食べに行きました。ふぐ料理には当然フグ刺しが出てくるわけです。

 食べたあと帰宅してからのことですが、どうも背部に違和感を感じるのです。もちろん気功的にその部分をじっくり観察させていただきましたが、汚染があったようです。

 刺身もちょっと怖いなあと思ったので、先日、ブリしゃぶをいただいたときには、スッと湯通しするのではなく、かなり念入りにしゃぶしゃぶしてから食べました。

 背中の患部についてはホメオパシーを使って解決しましたが、これは上手くいったようでした。

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2013年01月20日

清酒風呂の効能について

 清酒の風呂に初めて入りました。

 これをやった目的は体を清めるということでしたが、元々清酒風呂は美肌効果を目的に行われていることが多いようです。このサイトにあるように、酒粕+塩が良いのかどうかは分かりませんが。。。

 私の場合、浴槽に買ってきた清酒2Lを注ぎ込み、体の邪気を除こうと考えました。

 ちなみに一説によると、家族全員の邪気を吸うことは難しいようなので、自分が入浴した後は他の家族に邪気が移らないようにする必要があるようです。

 もしも家族で入るようでしたら、邪気を受けやすい人(体の弱い人)を先に入れる必要があると書かれているサイトもありますが、一人ずつ湯を抜いておく方が無難ですね。
 

 私の考えですが、清酒は醸造アルコールが入っていないもので、安価なものを買いました。邪気を引きつけて捨てるためにやっていることなので、高価な清酒は必要ないのではないかと思います。むしろ安い方が良い。

 結果ですが、すごく温まる、あとすごくリラックスできるということが分かりました。とにかくよく眠れるので毎日やりたいです(笑)。邪気の多いこの時代には必要なものかもしれません。

 2Lで¥800くらいのものを入れましたので、お菓子を我慢すれば数日に1回の清酒風呂は現実的ですよ。皆さんも試されてはいかがでしょうか?

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2013年01月06日

アロマセラピーに向けて2

 嗅覚障害の患者さんが増えています。

 嗅覚は生死に関わらないからと放置される場合も多いようですね。しかし、人間も一動物として嗅覚を大切にしていきたいものです。

 以前に、ニオイにはニオイで対応するという考え方があるとご紹介しました。つまりアロマセラピーは嗅覚障害に対応できる可能性があるということです。

 一人の嗅覚障害の患者さんがいらっしゃいます。ご協力いただき、どのアロマだったら可能性があるのかと試してみました。

 その患者さんで一番可能性を感じたのはラヴィンツァラでした。

 ラベンサラという紛らわしいものもあるようですね。気をつけなくては!

 治療レベルで使えるようにと、抗ウイルス作用を中心に考えています。ラヴィンツァラはユーカリほどには抗ウイルス作用が強くはないようですが、嗅覚に関して使えそうであることが分かったのは大きな収穫でした。

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2012年12月31日