寒い日々
寒い毎日で粘性鼻汁が続く方も数多くおられますが、生活に根ざしたものが原因になることもあるのでどうぞご注意。最近、気になったのは、
建築現場で働く人、園芸が趣味で屋外にいることが多い人、冬でもがんがんプールで泳いでいる人、です。こういう原因だと薬ではどうにもなりません。
2005年03月04日
寒い毎日で粘性鼻汁が続く方も数多くおられますが、生活に根ざしたものが原因になることもあるのでどうぞご注意。最近、気になったのは、
建築現場で働く人、園芸が趣味で屋外にいることが多い人、冬でもがんがんプールで泳いでいる人、です。こういう原因だと薬ではどうにもなりません。
2005年03月04日
インフルエンザもいよいろ収束してきた。
早期診断に悩んできた毎日であったが、後輩から「今年のインフルエンザ検査は全部当たりました」という報を聞いてのけぞってしまった。う~ん、まだまだだなあ。うちのクリニックでは正答率5割くらいだろうか。違うかもしれないと思いながら確認することもしばしばだから仕方がないが。違うかもしれないのに検査をさせていただいた皆様には感謝しています!
一番早期診断に大切なのは感冒早期の症状と所見がいつまでも続くことであると思う。寒気、だるさ、脈の異常、これらが妙に長く続く時には怪しいと考える。しかし1日目で看破できるほどの所見はまだ得られていない。
2005年03月04日
ある患者さんがインフルエンザかもしれないと思って「オシロコシナムを服薬した」と話された。スペルはoscillococcinumである。この前も「怪しいと思ったからタミフルを飲んだ」という人がいて憤慨した。どうもこういう薬は難しいインフルエンザの所見をゆがめてしまうからである。まあしかし、すぐに何とかしたいという患者さんの気持もわかるので、憤慨についてはさておき、「オシロコシナム」とは??
オシロコシナム
(ホームページから)
感冒、熱、寒気、筋肉の痛みの症状に効果がある
43カ国で使用されているホメオパシー流感薬である
数百万人に65年間使用されている
日本ではフランス製のものがインターネットで販売されている
2歳未満の人には使用できない
ホメオパシーに関する認識が乏しいのでこの薬が良いかどうかは分からないが、葛根湯と結構似ている感じがする。便利なものかもしれないが、これを飲んだインフルエンザの患者さんが来られたら恐らく診断はつかないに違いない。
余談だが、個人輸入で取り寄せた海外医薬品は第三者へ転売・譲渡が禁止されているとのこと。これは初めて知った。
2005年03月03日
当クリニックのロゴはゾウだけでなく、カバが「喉も耳鼻科で診ますよ~」と主張しています。そのことを分かってくれたHPを発見しました。ありがたいです。
2005年03月02日
火曜日は朝から健康番組ラッシュである。
朝は「はなまるマーケット」で健康特集がある。時々参考になる。
昼は「思いっきりテレビ」がいつもやっている。内容はイマイチか。
そして夜はたけしの病気に関する番組がやっている。
あの「大変なことになりますよ」という字が火でできた
リングを背景に映し出されるとちょっと怖い感じがする。
昨日はは急性喉頭蓋炎で窒息した人の話。
今日「のどが痛いけれど、喉頭蓋炎ではないですか?」
と言って来る人が何人いるかしら。。。
2005年03月02日
今日は時間がないのでメモ書き。
昨日の診察で感じたのは、おなかが痛い/調子が悪い、という風邪の人が多くて、4-5人いたかな。それまで全くそういう傾向がなかったのでちょっとびっくり。
めまいの人もいた。2人。
2005年03月02日
Medical Tribuneから
フランスで7.5年、13107人を対象にビタミンC,E、βカロチン、セレン、亜鉛を毎日服薬した結果、男性の癌予防効果が認められたとの事。男性では治療前の抗酸化物質濃度が低いための結果ではないか?という結論。
フランスで行われた試験なので、赤ワインの影響も出そうであるが、、。
抗酸化物質って癌にも効果があることが一般的に認められているのかー。
2005年02月27日
Medical Tribuneから
ビタミンCが風邪の発症を抑制しているという研究結果が掲載された。風邪の期間、重傷度との関連性は認められなかったという。
風邪をひいたかどうかの判断は各個人の緊張度により大きく影響を受ける。ビタミンC500mg/日の服用で3回以上風邪を発症する相対リスクは0.34であるとのこと。環境による影響が大きく出る調査ではあるが、0.34と言われると少し信じてしまうなあ。
2005年02月27日
続・動脈硬化の食事療法。
3.蛋白質を摂る
4.食物繊維を摂る
5.抗酸化物を摂る
その意味は脂質を酸化することを抑えることにある。
血管外に出たLDLが酸化されると、これまた血管外に
出たマクロファージのスカベンジャー受容体を介して
処理を始める。この「酸化LDL+マクロファージ」が
血管障害の元になるプラークを形成する。
ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド(βカロテン)
フラボノイド(ポリフェノール)
French Pradox
フランス人は脂質エネルギー比が40%と高値なのに、どうして
虚血性心疾患による死亡率が低いのか?
・・抗酸化物である赤ワインをたくさん飲んでいるためだろう。
特にフランス産ワインの抗酸化物質は多い
Japanese Pradox
日本人は喫煙者が多いのに同じく虚血性心疾患死亡率が低い
・・抹茶、緑茶に原因があるのだろう。
抗酸化物質
赤ワイン>ブランデー(年数が多い方が多い)>ウイスキー
緑茶>紅茶>ウーロン茶
ココアにも抗酸化物質が多い(カカオポリフェノール)
食後高脂血症を抑えることが重要である。
レモンや豆類の皮も良い?
(おわり)
2005年02月27日
動脈硬化には食事療法が良いらしい。
1.エネルギー制限
2.脂質エネルギー比25%以下
戦後すぐは7%くらいだったそうだ。それが東京オリンピックのあたりに15%、1975年ごろから25%くらいになっている。平均がそういうことであれば、半数の人はオーバーしているということ?
あと脂質の質の問題もあるとのこと。飽和脂肪酸(ステアリン酸など)よりも多価脂肪酸(EPA,DHA)や一価脂肪酸(オレイン酸)の方がコレステロールを下げるとされていて、一価脂肪酸の方が酸化されにくい?のでよりよい??
中鎖脂肪酸は水に親和性があるのでリンパ系に入らずに門脈系に入る。だからすぐにエネルギーとして使用される。
(続く)
2005年02月25日