体をアースしてみましょう~鼻閉の治療から

 体をアースって何のこと・・?と思われた方も多いと思います。

 歯の治療で金属を使いますよね。その金属が電気を持ってしまい、何らかの障害を体に与えた結果、鼻水が出たり、くしゃみが出てしまうという人がいるのです。

 私の診察室の機器類はほとんどアースを取っています。ですので、疑わしい人を発見すると、

 「この器械の金属部分に触れてみて」

 というと、あら不思議。鼻づまりが取れてしまうのです。鼻水も出てこなくなる場合があります。

 患者さんは触れたり、手を離したりして何度も確認して有効性を確かめます。

 案外、最近の電気製品はアースのことを重要に考えていません。そのことは認識すべきでしょう。

 最近、冷蔵庫を買い換えました、という患者さんがいらっしゃいましたが、その前後から体調が悪いようです。そんなことがあると、設置業者がきちんとアースを取ってくれているのか、確認したくなります。

 症状がなくても一度やってみると良いですね。特に呼吸の深さを意識して、水道の蛇口など、アースが取れているものに触れてみましょう。呼吸が楽になるのであれば、余剰電流や電磁波に影響を受けていることになります。

 症状がある方で、この方法で症状が軽くなる方は、歯科金属除去をお勧めします。医療保険が使えませんので、しっかりと内容を調べてから治療を受けて下さいね。

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2010年09月19日

久しぶりに鍼の講習を受けてきました

 しばらく鍼治療からは離れていましたが、このたび奇経の治療に関する講習があるとのことで、参加してきました。

 奇経というのは、通常は使われていないエネルギーの流れのことです。胎児のときのエネルギーの流れとも言われています。この経絡を開くことが健康に大きく寄与すると私は考えています。

 特に重要なのは任脈と督脈(とくみゃく)ですが、気功とかヨーガをやっている人以外にはあまり開いている人はいません。でもきっかけがあると開く人はいるのですよ。あと、ストレスは経絡が閉じる原因になります。

 奇経治療は速効性がありますし、簡単にできますので、自分の診療に取り込んでいこうと思っています。

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2010年08月29日

足首の冷えについて5

 足首の冷えに関して、6通目のメールです。Sさんからコメントをいただきました。ありがとうございます。

 > 妊婦のとき、足首を冷やした翌日は体調が悪く、暖かく翌日は体調が良
 > かったです。靴下の長さは関係ないと思いましたが、翌日の体調に見事
 > に反映され、それ以来生活を改めました。

 あまり足首の状態と日頃の体調を合わせて考えたりしないですものね。注意を向けると結構重要な気づきがある、ということでしょう。

 > 妊婦でない今は、生理の重さが見事に冷え具合にリンクしています。以
 > 来、夏場では半ズボンでも、足首だけはアームカバーがやめられません。

 これは面白いですね。何で生理なのか。血の滞りを解消するヒントがある、ということなのでしょうね。生理痛などでお困りの方は、一考に値する方法かもしれませんね。

 Sさん、貴重の情報をありがとうございました。

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2010年07月10日

足首の冷えについて4

 1週飛んでしまいましたが、足首の冷えに関して、4通目のメールです。内科のT先生からコメントをいただきました。いつもありがとうございます。

 > 私はとても冷えが強い方ですのでよくわかりますが、体調が悪いと冷え
 > が入りやすいところです。

 足首から冷えが入りやすいことを体感なさっているのですね。私は感じたことが無かったので、これから少し注意を向けてみようと思いました。

 > 仙頭先生の本では、「熱を逃がしやすいポイントは、襟もと、脇の下、
 > 肘、臍まわり、股関節、膝の裏、足首であり、この部位を覆えば、薄い
 > 生地でも陽気を守りやすい・・」と言う話がありました。

 陽気が逃げやすいポイントがあるのですね。肘とか膝の裏というのは全く知りませんでした。ありがとうございました。

 次は39歳男性Aさんです。

 > くるぶしからすねの辺りを冷やすと、軽い風邪症状がよく出ます。冷え
 > を感じた時は厚手の靴下やレッグウォーマーを着用したり、足湯をしま
 > す。首と肩の冷えからも体調を崩すことがあります。

 くるぶしは骨の形が複雑ですので、血流が悪くなりやすいかもしれません。すねですか。膝裏同様に意識が行きませんでしたよ。いろいろ勉強になりますね!Aさん、メールありがとうございました。

 来週もメールをご紹介する予定です。まだまだご意見をお寄せ下さい。

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2010年07月04日

足首の冷えについて2~多くのご意見を頂きました

 足首の冷えに関して、先週の編集後記でコメントしたところ、多くのご意見をいただきました。ありがとうございました。今週、全て返信できるか分かりませんが、ひとつずつ見ていきましょう。

 初めはSさんの場合です。この方は相当冷えに苦しんでいると見えます。ご本人のメールから見てみます。

 > 寝るときも足首には、表がアクリル、裏がシルクのウォーマー、手首に
 > は指きりの手袋、首は真夏でもハイネックの服しか着用できません。パ
 > ジャマはハイネックのTシャツ+長袖襟付きです。夏でもブーツです。

 何でも、デパートや映画館にも入れず、電車も辛いとか。ご本人の体型とか個人的な情報が分からないので何とも言えませんが、こういうひどい冷えの場合はまず栄養状態が気になるところです。ビタミンB群と鉄分が十分にあるか、ちょっと気になります。

 あとはストレスなどで、体の緊張がないか、確認の必要があるでしょうね。精神的ストレスは交感神経を興奮させるので、血管が収縮します。すると皮膚表面の温度が下がるので、慢性的に冷えになやまされることになります。

 あと、後の本の内容と関連しますが、何かを我慢することが習慣になっていないでしょうか?あるいは昔、何か嫌な目に遭遇したとかいうことはないですか?それを黙って乗り越える代償として冷えを体が受け容れているということもあるかもしれません。

 冷えはありふれた症状ではありますが、必ず原因があります。あきらめないで探し出して、冷えを克服して下さいね。

 来週以後も続く予定(笑)です。

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2010年06月13日

耳鳴りの治療で考えさせられたこと

 耳鼻科の診察のなかでも、耳鳴治療は非常に困難なもののひとつです。耳鼻科だけではなく、鍼灸師、気功師などにも聞いてみましたが、耳鳴治療は難しいというのが定説のようになっています。

 あるとき診察をしていたら、こんな人に出会いました。

 「ユベラを飲んだときだけ調子が良いんだわ」

 ユベラというのはビタミンEです。これだけで調子がよくなるとはどういうことでしょうか?

 通常は「気のせいでしょ?」と片付けられてしまうところかもしれませんが、鉄剤でも耳鳴がよくなることがあるのですから、ビタミンEだって可能性がないとは言えません。

 よく考えてみると、ビタミンEは細胞膜の酸化を抑えるのが主な働きです。酸化が老化の原因と考える向きもあり、細胞膜の酸化が生じても耳鳴が発症しないとは限りません。

 ビタミンEによって細胞の状態が正常になり、耳鳴がなくなっても不思議ではない、とだんだん思えてきました。

 血液データから言えば、間接ビリルビンの値が0.5mg/dlよりも大きい場合、ビタミンEの不足は可能性があります。0.8以下で正常とするような記載も見られますが、これは私が勉強した範囲では基準が甘すぎると思います。

 さらに網赤血球の割合が10‰(パーミリ)以上の場合には、疑いが強まりますので、みなさん御自分の血液データをチェックしてみましょう。

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2010年05月30日

私の目指す上医とは?

 今日の内容は決定的に重要なので読んで下さいね。

 中医学では「上医・中医・下医」という考え方があります。

 「上医は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す」というわけです。

 病を治すのは当たり前として、私の診察は耳鼻科ではあっても、かなり全身の体調を見ながら治療をしているので、「中医」にはかなり近づいているという実感を持っていました。

 しかし今まで「上医」は遠い存在でした。

 ところが!!

 こうなると「上医」なのだな、という実感を持つ事件が起きました。

 診察中にうつ病の患者さんにサプリメントを選んで手渡し、気の通りを確認したのです。するとその患者さんの気がスカ~っと通り、思わず私も言葉を失ってしまいました。

 サプリメントの気と患者さんが感応して、患者さんが完璧に近い形で癒されています。私も患者さんの気と同調しているので、それを感じて思わず言葉を失ったというわけです。

 私は体エネルギーのレベルまで完璧に治せたら、その治った人の回りにも良い影響が広がっていくのではないか?(実際に私は影響をうけていました)と考えました。つまり・・・

 良いエネルギーを持っている人の周囲の人たちは、エネルギーが良くなって行きます。みなさんも楽しい人のそばに行きたいですよね?それと同じです。病を治し、その人を癒し、そのうえエネルギー状態を整えて、世の中に帰してあげる、これが「上医」の姿なのではないかな?と直感しました。

 時間さえあれば、そんな高いレベルの治療も可能な気がします。

 「エネルギーを整えて国を医す上医」を目指しますよ!

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2010年05月16日

診察前の私が頭痛に対してしたこと(笑)

 ようやく暖かくなってきましたが、診察をしていると、春は肝の季節だなあという実感があります。

 ものが全て活動性を帯びてきて、熱を持ってくる季節なのです。

 私はこの季節がとても苦手です。元々からだにエネルギーをたくさん持っているので(たぶん)、この季節はのぼせがひどくなり、すぐに頭痛がしてしまいます。体の気が熱を帯び、体の中で上に上り、頭に溜まるのです。

 この季節はみなさんがこんな感じなので、いろんな症状がでてきます。頭痛、めまい、軽い難聴、副鼻腔炎、中耳炎、口渇・・・耳鼻科で生じやすいものだけでこれだけのものがあります。まあそれはともかく・・。

 先日あまりに頭痛がひどいので、朝早くにクリニックにやってきて、いつも診察のときに使っている漢方薬やビタミン剤などのサンプルをひとつずつ手に取りました。どれが頭痛に効果があるのか体感しようとしたのです。

 そんな馬鹿な・・?と思われますか?

 私は効果を体感できた漢方薬を6個見つけました。やはり春は肝(伸び行く力)が強くなる時期ですので、肝を抑えるような漢方薬が主体でした。

 最終的には、体の老廃物処理を促進するグルタチオン製剤と、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬の組み合わせが最も頭痛を軽減しそうだったので、午前の診察中はずっとポケットに入れていました。するといつの間にか頭痛はなくなっていましたよ。

 みなさんも、そんなはずはない!という考えを捨てて、もらった薬をよく感じてみましょう。恐らく症状の消えやすい、消えにくいがあると思いますよ。

2010年04月24日

【傷寒論】風邪のときの汗の出方に注目

 以前に傷寒論(しょうかんろん)を読むと言っていましたが、かなり読み進めてきました。これは中国の古典で風邪の治療の詳細を記してあるものです。その中から気になる部分だけをピックアップしてご紹介しようと思います。(注;原文でなく、解説書を読んでいます。)

 麻黄湯(まおうとう)と桂枝湯(けいしとう)は風邪の初期に用いる代表的な漢方薬です。麻黄湯は葛根湯の仲間で、インフルエンザで使われる機会が増えた漢方薬ですね。

 私は今まで胃腸の強い人は麻黄湯、弱い人は桂枝湯と思っていましたが、これでは不十分であることが分かりました。汗が出ない人は麻黄湯で、汗をかいている人が桂枝湯である必要があるとのことです。

 風邪のときに汗の出方に注目する必要があるようですね。

2010年04月17日

運動で花粉症から脱却した患者さんのおはなし

 患者さんのHさんから運動で花粉症の症状が随分緩和された、というメールをいただきました。ありがとうございました!ではさっそく内容です。

 *****
 2008年まで運動せず、体重90-95kgで薬を飲まないと我慢できないレベルで、
 内服薬と鼻スプレーを処方され、症状が半分くらいになっていました。

 2008年5月からウォーキングを始め、10月からジョギングもするようになり
 ました。

 2009年3月にはジョギング50-100km/毎月とウォーキング100km程度/毎月
 を行い、体重が86kgになりました。この時点で花粉症は薬がなくても何とか
 我慢できるようになりました。ただし室外ではマスクが必要でした。

 2010年にはジョギングの量が倍、ウォーキングも同じくらいこなし、数日を
 除いて殆ど症状がないレベルになりました。マスクも不要になりました。体
 重は81kgになりました。

 ウォーキングは通勤時、途中下車して行い、4kmを45分で毎日行います。
 ジョギングはゆっくり目に20km程度、週2回です。呼吸数が多少増える程度
 の負荷でやっています。
 *****

 う~触発されますね~。地図で距離をみてしまいます。私もHさんと同じ経路で通勤しようかな?毎日は無理でもたまには考えてみてよいですね。気候もこれから良くなりますし。

 運動についてはあまり触れる機会がなかったのですが、血流が良くなり体表の防御力が改善するのでしょうね。そして汗からは余分な重金属や化学物質が排泄され、免疫が乱されることも少なくなるのでしょう。

 2009年は決して花粉飛散量は少なくなかったですから、そこで薬なしでも困らないようになったというのは、かなり効果があったのだと思います。

 みなさんの中にも、運動で○○が改善した、ということがあれば教えて下さいね。lohas@jjclinic.jpまで。

 Hさん、ありがとうございました!

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2010年04月04日