後発医薬品について

 後発医薬品のことをご存知でしょうか?

 後発医薬品とは主成分が同じで製法の異なる薬のことです。名前が異なっても内容がほぼ同じ、しかも従来品よりも安価であるため、だんだん服用する人も増えてきています。私は後発医薬品を否定はしませんが、先発医薬品とは全く異なる薬と捉えています。

 薬にはいろんな添加物が含まれています。ことによると、アレルギーを起こさなくても、添加物で体調不良ということは起こり得ると考えています。多種多様な添加物を含んだ薬が流通する現状に、私は何事も起こらないことを祈るのみです。

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2009年05月10日

健康のはずの私2~矢山クリニック見学と体験

 自分の病院を1日休診にして、佐賀市の矢山クリニックに行ってきました。

 矢山利彦先生は知る人ぞ知る、気と波動(同じもの?)を理論的に使って診療を行っている、その方面の第一人者の先生です。私も2ヶ月に1度、矢山先生の講習を受けています。

 メルマガ195号には天外司朗氏との対談本をご紹介しました。
 『いのちと気』 天外伺朗 矢山利彦(著)ビジネス社(2009/03)

 私はこの病院に入ったとき、ひとつ大きなことに気づきました。院内の気の流れです。空気がとても澄んでいました。気の流れの良いクリニックであることは木造のクリニックであることも原因なのでしょうけれど、職員さんたちの持っている気もあるでしょうし、シューマン波のでる機器類に原因があるのかもしれません。待合から廊下にかけての気の心地よいこと!

 そして、矢山先生の診察を一日拝見したのですが、その内容は置いておいて(20人くらい見学をさせていただきました)、私自身もどれだけ健康なのか診察していただきました。

 まず、別棟で30分間全身のデトックスをしていただき、そのときに出た汗で波動診断をしていただきました。すると・・・(驚)

 矢山先生によると「鉛はないけど、アルミニウムと水銀の蓄積が大量にある。あと、右肩から副鼻腔と左大腿部に潜在感染があって、今は症状は無いけれど、食事に十分に気をつけて、症状を生じないようにして!」とのことでした。

 指導内容の詳細は書きませんが、昨日のどこででも聞ける指導内容とは随分と違っていて、心に滲みました。食堂では、目指すべき食事の一例が実際に示されていて、これもおいしかった~。

 前日は高いお金を払って人間ドックを受けましたけれど、割引航空券を利用すると佐賀まで飛行機で往復して、治療を受けても金額は大して変わりません。未病を処理するという意味ではどちらも必要な体のチェックだと思っています。

 私の場合は佐賀に行くと診察の勉強もできますから、とてもオトクでした!

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2009年05月03日

健康のはずの私1~西洋医学的な健康診断

 自分の健康には自信があるのですが、一応チェックしておいた方が良いだろう、ということで、先週は2ヶ所(1ヶ所は想定外でしたが)の健康診断を受けました。

 片方では、「メタボ予備軍ですので、少し食事に気をつけられていれば、あとは全く申し上げることはありません。」というお墨付きをいただきました。ちなみに病院はS路加国際病院です。

 ところが翌日、思わぬ展開から、全く違う角度からの健康診断を受けました。その結果は惨憺たるものでした・・・。

 (続く)

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2009年05月03日

過労でよわった人の、寝汗のある風邪

 風邪で、ちょっと困ったなあ、と感じた患者さんがいました。それはこじれ方が尋常ではなかったということです。

 風邪が体表の防御を突破して体の芯に届いたときに体内(裏)からも熱が生まれます。過労などがあるとその熱の割に体温が上がらず、熱が裏にこもったようになります。

 こういう場合によくやるのは、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を使って、表裏の体温を上げて、裏の熱を表に誘導するということです。汗をすでにかいているときには、教科書的には桂枝湯(けいしとう)を用いて、発汗し過ぎで体液を失い過ぎないようにします。

 以前はそれでも麻黄附子細辛湯を使って、陽気をがんがん補っておりました。現代人は体力がありますし、患者さんが早く楽になりますので。

 ところが、先日拝見した患者さんは寝汗もかいておりました。

 数年前、それでも同じように治療したら、寝汗は増えるばかり、のども渇いてきて困ったことがありました。体液をたくさん喪失してしまったのです。

 昔の人は体力がありませんでしたから、この寝汗をたくさんかいて、喉が渇いてきた状態は死に直結したことと思います。現代なら、いざとなれば点滴をすれば切り抜けられるでしょうけれど。

 今回は、すでに過労で寒気、口渇、寝汗の症状がそろっていましたので、寝汗を止めつつ、体液を補い、体内の寒邪にも対応する黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)を使ってみました。

 こういう状態は抗生物質では良くならないのです。

 さてさてどうなるかお楽しみ。

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2009年04月26日

風邪初期の鼻水は何ででるの??

 風邪初期の鼻水でも、花粉症の鼻水でも、どうして水のような鼻水がでるのだろうか?とずっと疑問でした。

 ウイルスや花粉を洗い流すため。もう少し学問的になると、線毛円柱上皮や杯細胞から分泌物がでて、イオン交換が生じ・・・ということになります。(十分には説明しきれません(笑))

 でも、じゃあそれはどうして?という明確な答えがどこにもないのです。最近は鼻内でアレルギー反応が生じて、化学伝達物質が関与して鼻水がでるというのが一般的になりつつあります。

 でもこの説明では何か腑に落ちないのです。もう少しマクロな視点ですっきりと説明がつかないものかとずっと思っていました。

 先日、中国の古典である傷寒論の講座を受けているときに「衛営不和」という言葉が出てきました。「あーこれだ!」と思いましたよ。

 ここからは私なりの解釈です。

 体表では、防御のために気、つまりエネルギーがめぐっています。これは衛気(えき)と呼ばれます。衛気の物質的な裏付けとして営気(えいき)があり、具体的には血液を含む体液と考えられます。

 衛気と営気はバランスが取れており免疫をつかさどります。衛気が過剰になると、体表は熱を持ち乾いてしまいます。逆に営気が過剰になると水分の漏出を招きます。もちろん衛気と営気は相対的な強さが状態に反映されますので、衛気が減少しても水分が漏出しますし、営気が減少しても熱を帯びて乾くことになります。

 さて、風邪のときですが、体表に不審な物質がやってきます。すると、衛気を使ってまずは対応することになるでしょう。すると相対的衛気不足の状態になるために、汗もでて、鼻水もでるのだと考えられます。

 鼻水が止まった時は衛気が少し回復し、営気が少し損なわれてバランスが取れた状態と考えられますし、インフルエンザなど、衛気が著しく損なわれたときに鼻水がいつまでもでるのもこれなら説明がつきます。

 ちょっと理屈っぽかったですか?この状態を傷寒論では「衛営不和(えいえいふわ)」という言葉で表現していました。私はようやく腑に落ちて嬉しかったです。

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2009年04月19日

子供の中耳炎から感じたこと~左右差について

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 子供の中耳炎は両側にできて、大人は必ず片側にできます。畜膿もそうだからそういうものかと思っていましたが、ではなぜ畜膿は片側にできるのでしょう?

 歯の治療をして、左右の体のバランスを注意深く先生に調べていただいて、ふと気づきました。

 『もしかして、左右のゆがみが作られる前だから、子供の症状は左右均等に出るのではないだろうか?』と。これから考えるべき課題が増えました(笑)。次回少し突っ込んで触れようかな。歯科金属の勉強も必要かなあ・・。

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2009年04月12日

寒気に対する対応へのコメント

 前回のメルマガの寒気に関するところで、脱衣所などの環境に関する考察がなかったとメールをいただきました。Iさん、いつもありがとうございます。
 

 さて、問題は弱い寒気があるときに脱衣所でそれを明確に感じられるか、というところでしょうね。日本の寒い脱衣所だと、寒さを余計に感じ、余計に入浴したくなるでしょう。脱衣所に入るまでが勝負ということになりますね。入っても疲れるほどに温まらないようにしたいものです。

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2009年04月04日

健康を考えるにあたり必要な総論について

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 健康を真剣に考える、この読者のみなさんでしたら、そんなことは当たり前!と思われてしまうかもしれませんが、どうぞお付き合い下さいませ。

 私はまず大掴みで健康への方向性を考えるべきだと最近思うのです。

 つまり、あなたの健康に必要なのは、プラスを増やすことなのか、マイナスを減らすことなのか、考えて下さい、ということです。

 体が弱そうな人が、マクロビオティックの食事をしていたり、運動大好きで強そうな人がパワーヨーガをやったりしているのを見ると、本当にこれで良いのかなと感じてしまうわけです。

 それでもある程度のところまでは健康になれるとは思いますよ。でも、その先には行かれません。

 例えば、良いものを食べて健康になろうとするのは良いですが、それが自分の足りない部分を補ってくれるものなのか、自分に不要な老廃物を排出するのに役立つ、あるいは余計なものを入らないようにするのか、考えるべきでょう。ただ体に良いからと飛びつくのはNGです。

 東洋医学の「補瀉(ほしゃ)」の考え方に似ていますね。体が弱い虚証の人は「補」、つまりプラスを補強していく必要があるでしょうし、体の強い実証の人は「瀉」、つまりマイナスを減らしていくことを考えていくことが必要です。

 ヨーガや気功は概ね「補」だと思いますし、マクロビオティックはどちらかと言うと「瀉」になるのではないでしょうか?

 ただし、健康以外の、たとえば能力開発とかでいろいろ実践されている方などはちょっと話が変わってくる可能性がありますが。

 私が歯科で金属除去を始めたのは、自分へのマイナスを除くことが必要だと感じたからです。もっとプラスのエネルギーも欲しいのですが(笑)、自分にはマイナスを除く方がより健康になれると思うので。

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2009年04月04日

風邪を深く考えてみました~寒気時の入浴について

 風邪のときに寒気なんかあると、風呂に入りたくなりますよね?

 でもどのように入るのが良いのでしょうか?今日はそれを考えてみましょう。

 風邪で寒気がでる場面とはどういうときでしょうか?

 1以外は公式見解ではなく、私の個人的考えです。悪しからず。

 1.風邪の初期。首筋から寒邪が入ってきたとき
 2.何かに疲れて体が緩んでいて、寒邪に深くまで入られたとき
 3.寒邪などの邪が体にあり、それを出せず力が尽きた?

 1はまだ体力的には問題ありません。ただ、寒邪を追い払うためにこれからエネルギーを使いたいところですね。それに1が一番だるくて具合が悪い時です。子どもはやたら機嫌が悪くなります。

 入浴したいという気持ちもおきないでしょう。ですので、できるだけ早く寝るようにしましょう。葛根湯が手元に欲しいところです。

 2は最初からエネルギーが減少している状態で始まっています。風邪の初期のように感じますが、エネルギーが多少は残っているので寒気は少し弱めかもしれません。疲労の回復が最優先なので、やはり寝てしまうのが良いでしょうね。

 3は邪のマイナスエネルギーと自分を守るプラスのエネルギーのせめぎ合いから、マイナスが少し勝ってしまった状態と言えるでしょう。プラスとマイナスの差は少しと考えられますから、入浴は問題ないでしょう。

 入浴をうまく使うと、温まることでプラスを補えると考えられるので、早く治ることも期待できます。でも疲れるほどに温まると、プラスのエネルギーを消耗することになるので、長湯は禁物でしょう。

 では、1,2,3をどのように見分ければ良いのでしょうか?

 寒気の強さは1>2>3です。2と3は邪が体内ですから、通常は喉の痛みがあります。

 「今まで絶対に具合が悪くなく急に来た」と思うなら2、
 「そういえばこの数日何となく具合が悪かった」と思うなら3を考えると良いでしょう。

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2009年03月29日

良い医師の見分け方

 良いドクターか、悪いドクターかを見分ける方法を考えてみました。

 一番分かりやすそうなのは、治りが悪いときにはっきりと「治らないのだけれど」と伝えてみることです。

 これは医師にとっても成長の機会なのです!私はそう思います。自分のプログラムを修正できるのですから。

 でもときには、「歳だから仕方ない」とか、「痩せないからだ」ということを言われることがあるかもしれませんね。たとえそれが真実でも、患者さんとして反発したくなるのでは治療は上手く行きません。

 治らない理由をきちんと考えていこうという姿勢、納得を引き出す態度、これらが大切なのではないか、と私は思うのです。厳しい指摘をお待ちしていますよ(笑)。

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2009年03月21日