あけましておめでとうございます

みなさん、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年も花粉症の季節がやってきます。巷の予想よりも少し花粉は多めに飛ぶのではないか、という予想も2人から聞いています。どうなるのでしょうか?

本年は院内をフルデジタルにする予定ですが、夏に予定しているシステム変更に伴い御迷惑をおかけすることもあると思います。その際にはどうぞ御理解と御協力をお願いいたします。

今年も内容、サービスともに十分だと思っていただけるクリニックを目指して頑張ります。

メルマガの登録もよろしくお願いします。

2006年01月02日

IgE阻害薬

来年もスギ花粉がそれなりに飛散するようです。

耳鼻科は混雑して飛散により悲惨な状況になるわけで、2月3月は本当に心配です。

花粉症の症状が何とかならないか、という方が多いと思いますが、ドイツでアレルギー性喘息にIgE阻害薬が使用され始めたという記事がメディカルトリビューン誌に掲載されました。

対象は喘息ですが、アレルギーの即時反応を抑える作用を持つ薬剤です。副作用等の情報は今のところありませんが、今後アレルギー性鼻炎でも使用されるようになって来るかもしれません。

個人的にはアレルギーを抑えるような生活習慣を打ち出したいところですが、多くの人が生活習慣を変化させるだけの余裕が生活の中にないので、こういう薬剤の登場も仕方のないことかもしれませんね。

2005年12月11日

インフルエンザ

東京の郊外でインフルエンザが確認されているようです。

当方は京王線、小田急線と東京西部からの人の流れが多いので要注意かな、と思っています。

2005年11月22日

耳あか取れた!

耳あかが取れた!と言っても、取れるのは当然です。

どう取れたのかというと、泣かずに取れたんです!

以前から診察していたお子さん2人がいました。時々耳あかを除きにいらっしゃっていたのですが、いつも怖がって泣いて泣いて大変でした。

私たちはなれているので泣いても取るものは取るわけです。しかしご両親としては、何でこんなに泣くのかしら・・と考えてしまうので、少しうつむき加減になるわけです。

私はこのご両親に言ったことを覚えています。

「ご両親が『必ず泣かなくなる日がくる』と信じることが大事です」

経験上、必ず子どもたちは泣かないで良いんだ、と気づく日がくるのです。その日までじっと私たちは待っていました。

そしてとうとうその日が来たのです。しかも2人とも同時に!

ご両親は我が子の成長ぶりにさぞうれしかったことでしょう。私たちも何だか嬉しくなってしまい、じーんとしてしまいました。

子どもたちの成長を間近で見ることはご両親の最高の贅沢です。私たちもそのおすそ分けを元気に変えて仕事をしています。

2005年11月22日

声を使う人の診察

今日は声を使う職業の人たちの診察が多かった。

こういう人たちには、声が出ない!なんてことが起こらないようにしなくてはならない。でも風邪はひくし、気管支炎は起こすし、気候は乾燥している。声には悪いことばかり。

しかも西洋医学に乾燥による病の概念がない?ので薬も西洋薬にはほとんどないのが現状だ。西洋は乾燥しているのが基本なので、それに対応する薬の開発などされないのだろう。したがってメイドインジャパンで乾燥した粘膜を潤し、しかも副作用の少ない薬剤を開発しないと多くの人は救われないだろう。

ただ私は乾燥に抗する潤性の漢方薬を手段としてもっているので、何とか対応できていると思う。声への対応は漢方薬なしではなかなか難しいように感じている。

2005年11月11日

木曜日がまたきた

手術日なんて中途半端なことが書いてありますが、最近では補聴器外来をするか、大学の外来をするか、ということになっています。

「休みかよー」という電話にはちょっと参ってしまいます。もう慣れたので平然と「休みです」と答えはしますが、「クリニックの外来はできないけれど、休みではありません」というのが偽らざる気持ちです。

大学の外来は得体の知れない重圧があるのでそれなりに大変です。自分の外来が大学のレベルに満たないとは思いませんが、細かいことで他のドクターに聞きたいことは出てきます。特に最近はオーダーシステムがかわったので、余計にそういう機会が増えています。

病院はどこもだんだんコンピュータ化されてきています。御多分に漏れず、わがクリニックもちょっとずつではありますが、着実にペーパーレスへ向かっております。もうそういう時代なのだ、人間の方がシステムに合わせる方が主流なのだ、と言い聞かせて慣れるようにしております。

話が飛びましたが、木曜日はどこもクリニックが休みで困ることだろうと思っています。そのうち木曜日も外来ができる日が来るようにとは考えている次第です。

2005年11月10日

清春会

奥田名誉教授を囲む勉強会、である。

もう10年以上も続いている会だが、とうとう私に幹事役が回ってきた。
日程が苦しく、ホテルも思うように押さえられないため、いつも使って
いる野村コンファレンスプラザを使用することにした。

会議は前もって郵送した質問表を元に、日常診療で困っている内容に
ついて、討論した。なかなか結論はでないのだが、今回は議論が白熱し
とても大きな成果のある会合であったと思う。

奥田名誉教授には花粉症治療に関する報道等の真否について詳しく検討
されていたので、その内容を拝聴した。いろんな種類の報道について
データでお示しになられたので、とてもためになった。

懇親会であまりに食の進みが速くて途中で食べ物が不足するというハプ
ニングがあったが、あとは比較的円滑に進行した。全般に活発な議論が
行われ、特徴のある会合になった。

2005年11月07日

嗅覚障害

においがしないという患者さんがいます。

においがしないと味がしない、風味がないので人生がつまらなくなります。

ところで、においの治療をしているといつも人間の身体はよくできている、
と思うことがあります。

必ず、悪い、くさいにおいから回復してくるのです。

患者さんは変なにおいばかりが回復してくるので、あまり嬉しくはないようです。

でも、動物として生きる上では、良いにおいは生殖、悪いにおいは避けることで
生存に繋がるのではないでしょうか?

まず生存、そして生殖、という順に大切なのですから、その順番で障害から回復
するというのは全く理にかなっていると言えます。

当たり前なのかもしれませんが、初めて気がつきました。

2005年11月01日

鼻出血

日曜日から秋晴れの良い天気が続きますが、こういうときに困ることが2つあります。

ひとつは空気の乾燥です。これは鼻血の患者さんが急に多くなることで分かります。乾燥は粘膜病変の天敵です。乾かないようにと言ってもなかなか難しく、休みを十分にとることと、ストレスを避けるように指導するしかないです。

二つ目は放射冷却で朝の気温が下がることです。2日続けて東京の最低気温が15度でした。私は寝ていると布団がどこかに行ってしまうタイプなので、パジャマの上にフリースを着ています。もう毛布が手放せない季節になりました。

2005年10月25日