真夏のビールはおいしいけど控えめに

 私はお酒があまり飲めません。飲める人は冷たいビールをカブカブという季節ですが、気をつけるべきことがあります。

 ひとつは水の摂り過ぎ。

 水はたくさん摂る方が良いと信じている人があまりに多くて困ります。摂らないのは熱中症などの問題が生じる可能性がありますが、摂り過ぎの害をいう人が誰もいないので私が話します。

 まあ確かにたくさん飲みましょう!というと売れるものもありましょう。適量飲みましょう、と言っても経済効果はないのですから、そんなことを言う人はいない訳です。

 以前にも話したことがありますが、不通則痛という言葉が中国にはあります。「通じず、すなわち痛む」・・つまり、通りが悪くなると痛みが出ますよ、という意味です。

 水がたくさん体に入ってきても全て処理できるとは限りません。実際に若い人でも水の影響を受けて、ふらつきや鼻水で来院されるケースが少なくありません。水を循環させるような漢方薬をだして、少し水分を制限するように話をします。

 二つ目はビールが熱になることです。

 酒類はみな熱の要素を持っています。これにストレスや暑い夏であることなど、熱の要素がさらに加わる可能性があります。すると、器械と同じように頭がオーバーヒートしてしまいます。

 やたらと頭から汗をかいたり、ボーっとしたり、寝られないとか、ひどいとうわごとを言ったりということになります。調子がくるって鼻水もでることがあります。水のときとは別の形のふらつきとか、軽い難聴になる人もいます。

 特にストレスを酒で発散しようとすると、熱の要素が加わるので健康にはあまりよくありません。暑い夏が続きますので飲みたいところですが、逆にビールはかなり控え目にされた方が良いでしょう。

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2011年07月23日

耳鳴治療について気功的に考えてみました2~呼吸法

 耳鳴の治療がなかなか上手くいかないのは、逆に考えると現在の通常の診療では治せない部分を耳鳴自体が内包しているのではなかろうか?というのが先週のお話でした。まず自分を肯定することから始めましょう。

 さて今週も耳鳴のことにしました。

 実は先日、瞑想をしようとして、真っ暗の音のない自分の部屋に座っていた時にとても耳鳴がうるさくなってしまいました。

 耳鳴は基本的に余分な波動の放出現象と私は捉えているので、
 ・昼に何か悪いことをしただろうか?
 ・変なものを食べたかな?
 ・パソコンを使いすぎた?
 と、いろいろ考えましたが分かりません。

 収まりが悪いので、何とかしようと考え付いたのが「イダピンガラ呼吸」でした。なぜこれを思いついたのかは分かりません。

 始めると、すーっと耳鳴が取れていきました。これはすごい!

 知り合いの読者さんで、耳鳴に困っておられるという男性の方に試していただいたところ、なかなか良いとのご評価をいただきました。

 まだ2例ですけれど改善を認めましたし、鼻づまりがなければできますし、いつでもできてお金もかかりません。

 方法は簡単。数回行います。呼吸をしない側の鼻を指で塞ぎます。
 1)右鼻から吸気、その気が下丹田(の右)に溜まるイメージ。
 2)呼吸を少し止めている間に気が下丹田左に移動。
 3)左鼻から呼気、気が左下丹田からでてきます。
 4)左鼻から吸気、気は左下丹田に。
 5)止息中に気が右下丹田に。
 6)右鼻から呼気。このとき気が右下丹田からでていく。

 ※気分が悪くなる人が少数ですがいらっしゃるようです。
  無理はしないで下さい。

 左右の脳を共振(定義はよく分かりません)させる、ヨーガの手法ですので、左右の脳の使い方のバランスの悪さが耳鳴のひとつの要因になっているのかもしれませんね。

 どのくらい効果があるのかとても知りたいので、もしも試された方は是非、成否を教えて下さい。ダメでも教えて下さい! lohas@jjclinic.jpまで。「最初の耳鳴を10として、いくつになったか」を教えて下さい。よろしくお願いいたします。

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2011年07月10日

耳鳴治療について気功的に考えてみました

 耳鳴の治療は、耳鼻科医の誰もが苦手意識を持っているに違いありません。耳鳴は治りません、と突き放してしまう医師もいると聞きます。治りにくいなら何故治りにくいのか考えてみましょう。あくまでも私個人の考えです。

 体―心―魂、とよく言われます(何が魂ですか?とか聞かないで下さい。漠然と話しています)が、みんな繋がっている、というだけではありません。右のものが左のものを支配しているのではないかと思います。

 病は気からというのは左の2つが不調になることでしょうし、善行に励む人が健康なのは、魂の状態が良いから体まで良い影響がでるのでしょう。トイレ掃除で運が開けるというのも同じ理屈なのではないかと思うのです。

 体だけ悪い病気はどんな薬ででも比較的早く治ります。でも心が発端になって体の不調が悪くなっている場合には、考え方を修正する必要があるときもあるでしょう。たとえ考え方を修正しなくても、ここまでは漢方薬でどうにかできる範囲だと感じています。

 さて、魂の傷んでいる場合、どのように治したら良いでしょう。耳鳴くらい治りにくい病気は、人によっては魂まで傷んでいるのではないかと思いますし、ここまで踏み込まないとなかなか治せないのではないかと思うのです。

 魂の癒しに一番必要なことは自分を肯定することだと思います。これは案外忘れられていることですので注意が必要です。

 自分を肯定できた人の場合には、他人の念とか電磁波とか(よくは分かりませんけれど)、魂の正常な状態を妨害する環境が周囲にできているのではないかと思います。これを除くためには、感覚的には瞑想でしょうか?

 あとは気合いかな。テレビでも某タレントさんが、大声で念(だと思います)を祓っていたのが印象的でしたが、あれは魂への妨害を除く行為に解釈できます。

 こう考えると、自分を否定的に見る人は全ての病気が治りにくいことになりますね。まあそういうものかもしれません。

 ちょっと今日は、耳鳴治療から特殊なお話になってしまいました。

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2011年07月03日

ビタミンDとインフルエンザ感染について

 最近、何故か(製薬企業の宣伝が多いのかな?)情報が多く入ってくるのがビタミンDの効果についてです。

 ビタミンD3サプリメントを1日1200単位、冬季に4ヶ月間学童が服用してインフルエンザ感染がどのくらい抑えられるのか調査した論文がアメリカ臨床栄養学会誌の論文にありました。
 
 117人ずつの2グループに対して、ビタミンDが入っている薬と入っていない薬を与えたところ、ビタミンD摂取群は非摂取群に比べて、インフルエンザの発症率が約半分になり、喘息の発症率は5分の1になったとのことです。

 なぜビタミンDに着目しているのかというと、冬には日照時間が減るので、ビタミンDが活性化されにくく、冬にビタミンDを補うのが良いのではないかという考えのようです。

生化学的にはビタミンDはIL-10という免疫に重要な役割を果たす物質を作るのに必要だそうで、ビタミンDの不足はあまりよくないと肝がられているようです。

 ただし、大人ではビタミンDが上気道炎抑制にあまり効果がなかったという論文もあります。結果だけをみると、どうも小さい子供ほど効果があるように感じられます。この理由は明確ではありません。

 この論文でも示されていますが、インフルエンザBについては効果が明確でないこと、今回の117人が評価を下すに十分な人数でないこと、血液中の活性型ビタミンD3の濃度、尿中のカルシウム濃度(ビタミンDと関係します)、抗インフルエンザ抗体濃度がそれぞれどうなっているのか分かりません。

 まだ上気道炎やインフルエンザを抑える物質とビタミンDを評価するにはまだ早いかもしれません。ただ、可能性は感じますね。

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2011年06月19日

健康のために何かを定期的に摂取するということ

 最近、健康関連の新聞切抜冊子を年間購読契約したので、さらに健康に関する情報が集中的に集まるようになりました。今日はそこからの情報です。

 黒酢飲料を飲んだことがある方もいらっしゃると思いますが、毎朝のジョギングの後に黒酢飲料を1年半飲み続けて歯のエナメル質が溶けてしまった実例が熊本日日新聞に掲載されています。

 エナメル質が溶けると、歯がかけて黄色くなり、知覚過敏や痛みの原因になるとのことですが、pH値で5.5以下だとエナメル質は溶け始めるのだそうです

 主なものを挙げると、コーラ飲料は2.2、栄養ドリンクは2.5、黒酢飲料は3.1、スポーツドリンクは3.5だそうです。胃液は1~2です。

 グレープフルーツを定期的に食べていて同じような症状がでた例もあるそうですので要注意ですね

 恐らく重要なのは摂食後に水やお茶で口をすすぐこと、アルコール類も低pH値のものが多いので、ちびちび飲むのを止めること、でしょうね。

 健康のため、と定期的に何かを摂取するという習慣の方が結構いらっしゃいます。しかし、多数の人たちが巧みな宣伝に惑わされ、また今回の話題のように思わぬところで足をすくわれるということが少なくありません。

 こういう報道を見ると、健康になるということは、多面的に考えていかなければならないことを考えさせられます

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2011年06月05日

私に蓄積した砒素はどこからきたの??

 以前に、私が毛髪ミネラル検査をしたときに砒素が蓄積していた驚いたというお話をしたことがあったと思います。

 実は、気功的診断でいろんなものの砒素について確認してみました。そしてこれだ!という確信を得ました。

 湯沸かしポットです。

 もう4年使っています。金属部分が水に接していますので、これに違いないと思い、沸騰前後の水を私の指の感覚で調べたところ、約40倍砒素濃度が上がっているようなのです。

 そこで証拠をつかもうと、水質試験会社にサンプルを送り、各種ミネラルを測定していただきました。

 結論から言うと、砒素は沸騰前後のどちらでも検出できませんでした。ともに1リットルあたり1μg以下(以下、1リットルあたり)でした(ややがっかり)。

 しかし、傍証はでてきました。

 亜鉛は20μg以下だったものが、沸騰させると50μgになっていて、最低でも2.5倍になっています。銅は10μg以下だったものが、10μgと検出されています。

 やはり金属が溶けていることは間違いなさそうです。砒素に関しては推測ですが、測定限界以下で変化しているのではないか?と思っています。もちろん証拠はないに等しいですが(苦笑)。

 娘には鉛が蓄積しているので、それが何からなのかも追跡中です。これは本当に全く分からないのですよねー。

 クリニックで使用している水には全く問題がなく、ホッと一安心です。

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2011年05月28日

歯の衛生の重要性について

 ここで歯の重要性と、医師の認識について考えてみます。私が自分で体感した経験から、金属の詰め物は体に負荷をかけます。私もまだ3本の歯に金属を残していますが、大分、体のエネルギーの通りも良い感じです。さらに時間をかけて処理して行こうと思っています。

 先日、耳鼻科の集会で、舌癌を切除した後の再建皮弁(腕の皮を使って切除した部分を覆って食べられる形にするのです)に皮膚病ができたという発表を聞きました。原因不明とのことでしたが、私はそれを見て歯に由来する潜在感染だとピンときました。歯の刺激という説明でしたが、歯並びは悪くなくて説得力はなく、私が潜在感染ではないですか?と聞いても反応はありませんでした。その後、該当部位の歯が脱落したことからも十分に考えねばならないことです。今回の皮膚病が歯由来とは限りませんが、歯の根幹処置が不十分だと顎の骨の中が微生物の巣窟になり、微生物の供給源になってしまうことを医師も患者ももっと知るべきだと思いました。

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2011年05月01日

花粉症の処方について~小青龍湯

 花粉症は、終りが近くなってきましたね。まだ症状が出ているものの、大分軽くなられた方が多いのではないでしょうか?
 花粉症に対して小青龍湯(しょうせいりゅうとう)という漢方薬が処方されることがあります。私も処方することありますが、花粉症の場合には長期間の処方になりますので、あまり好ましいとは思っていません。
 小青龍湯には麻黄(まおう)という生薬が入っています。麻黄は中品(ちゅうほん)といって、長期間の服用はあまり好ましくないグループの生薬です。胃腸障害や、動悸が生じることもあります。先日、小青龍湯で体がこわばっている人を見て、改めて長期処方の難しさを感じました。

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2011年04月24日

今年はヒノキ花粉症がすごい!

 今年の花粉症は本当にひどいですね。スギ花粉もまだ少量ですが飛散がありますし、かなりの量のヒノキ花粉が飛散しています。今まで1日に100個以上飛散することはあまり記憶にないのですが、今年は何日か100個以上の飛散を認めています。ヒノキ花粉症はおまけのように考えていましたが、今後はヒノキ花粉の動向も含めて花粉対策を考えていかないといけないと感じています。

 例年はGW前にヒノキ花粉飛散は終わりますが、今年はGW後まで飛散するものと考えておかれた方が良いでしょう。参考までに東京のヒノキ花粉飛散量データを示します。
 

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2011年04月17日

自分で毛髪ミネラル検査をしたところ無残な結果

 先日、自分で毛髪ミネラル検査をしました。この検査は髪の毛を小さいスプーン1杯分くらい切って検査会社に送りますと、必要なカルシウム、マグネシウム等々のミネラルが足りているか、有害である水銀などのミネラルが過剰でないかが分かります。

 かなりいろいろ気をつけているつもりでしたが、有害ミネラルが多く、特に高濃度だったのはヒ素でした。ヒ素といえば、毒入りカレー事件を思い出しますが、そんなものがどこから体内に入ってくるのでしょう。怖ろしい。

 他にも水銀、アルミニウム、鉛、カドミウム、ベリリウムとみな有害なものは中レベルの汚染が認められました。うーん。

 まずヒ素を排泄させなくてはならないと考えました。

 ヒ素は残留農薬、井戸水、海藻、魚介類、排気ガスから体内に入ってくるそうです。海藻類のヒ素は有機化合物が多くあまり問題ないと言われているとのことです。私の場合、井戸水以外はすべて可能性があります。

 ヒ素を体外に排泄するには、セレン、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ビタミンD、ビタミンEが必要なのだそうです。私に足りないのはカルシウムだと思うので、まずはカルシウム摂取を増やして経過をみようと思います。

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2011年04月10日