次のステップを目指す中医学講座

 1ヶ月に1度、日曜日に行われています。主に中国人の先生が流暢な日本語で教えてくれるのですが、内容はなかなか難しいのです。

 それにしても本当に中医学は生活に根ざした学問だと思います。たいていの現象が四字熟語で表現されるのは見事です。

 「臓器法時」:内臓(臓器)も季節(時)よるリズムに従っている(法)
 「天人相応」:生き物(人)は自然(天)に順応して生きなければならない

 こういうのもありました。

 「冬不蔵精、春必病温」

 冬に力を蓄えておかないと、春になると必ず温病になってしまう、というものです。春の温病とは??もしかして花粉症のことだったりして・・。
 
 ということは冬に消耗しないと花粉症は軽くなるのか??

メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より

2006年10月15日

鍼の講習が順調です

 鍼の3回目の講習を受けてきました。いろいろ習うとやってみたくなります。

 痔が治せたり、果ては逆子まで治せるようです。びっくり。こういう治療にはとにかく経験が必要だということも痛いほどに分かりました。私はこれからどの鍼にしようか考えるところです。

 次回で初級者講座は終わりです。

 さて、どうやって鍼を診療の取り込むか、だなあ・・・。

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2006年10月08日

ホメオパシーをちょっとずつ試しています

 外交的で、優しくて、よく手伝いもする。陽気で積極的で甘いものが好き。冷たい飲み物が好きで、湿布を貼りたがる。ところが困難を嫌うため、一度プレッシャーを強く受けると、突然取り乱し、衝動的な行動、言動が目立つようになる。

 これはホメオパシーのレメディ(薬)の中でも基本になるアージニットに書かれているストーリーです。そしてこのストーリーはうちの娘そのものです(笑)。そこで、手に入れたばかりのアージニットをなめてもらいました。

 すると、頭がとてもすっきりして、問題がスラスラ解けそうな感じになったと言うのです。確かに衝動的な部分が急になくなりました。とても不思議な現象です。効くなあ・・・(驚)。

 今度、別の身内の者が、鼻骨を大きく折ってしまったようです。今度は外傷のレメディと言われているアルニカを使ってもらえるように、速達で送りました。さてさて、どんな感じになるでしょうか?楽しみです。

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2006年10月01日

【院外活動】ホメオパシー研修基礎コースが始まりました

 ホメオパシー医学会の研修基礎コースを受講しています。

 何よりも驚いたのは、今回の受講人数です。年1回のコースとは言え、70人以上の方が受講されていました。医師も20人くらいいたと思います。

 早速今日は基本中の基本を学んだので、次回までに覚えなくては!!しかし覚える量が多いので、単語帳のようなものが必要かもしれません。そういう地道な努力は苦手です(苦笑)。

 いずれはホメオパシーでも外来ができるようになっておきたいと思います。

2006年09月24日

ホメオパシーも勉強します!

 鍼灸の勉強にはとても燃えています。漢方薬が使えて鍼灸を知らないのは日本の医師の特徴であると言われた(馬鹿にされた)からかもしれません。

 さらに今度はホメオパシー医学会主催のホメオパシー初級講座に参加することにしました。やや忙しく体が壊れそう(笑)です。

 でもいろんな角度から医療を見ないと、解決できない難問が医療には日々あまりに多いので導かれるように申し込んでしまいました。少し現代医学とは異なるものですが、否定するのではなく、きちんと知ることが大切だと思っています。

 今後もいろんな体験談をご紹介していきます。

2006年09月16日

【院外活動】とうとう鍼灸講習が開始!

 下準備の勉強をしようと思っていたのですが、(やっぱり)あまり時間が取れず、素のまま第1回(全4回です)を受講することになりました。

 今回の講習はとにかく実践重視のようでした。今日だけで何本刺したかな。自分に10本、他人に3本くらいかしら。浅い打ち方、深い打ち方ともに打つのはあまり難しくなかったです。そもそもどこに打つかが問題なのです!あとは脈をとても重要視していることが印象的でした。

 灸も同じ場所にやりました。鍼と違って灸は自分でやるのは初めてだし、昔父が熱そうにしながらやっていたのを見ているので緊張しました。でも熱くないやり方があるのですね。ちょっとチリチリするくらい。

 基本は漢方理論と同じだし、ある程度やり方が分かったので、治療院が論理的に治療しているのか、そうでないのかを見抜くことはできそうです。

 耳鼻科の内容で少し実践してから他のことで応用してみようかな、と思いました。まあ、もう少し勉強してからですね。

2006年09月10日

今度は鍼灸に挑戦します!

 ドクターロハス陣内、今度は鍼灸に挑戦します。

 漠然と興味があるだけだったのですが、世界全体を見回すと漢方薬を使う人が鍼灸をよく知らないというのは日本だけのことのようなのです(情報源は忘れました)。

 確かに鍼灸と漢方薬の理論は気の流れや経絡を大切にすることからも理論は同じなのですよね、恐らく。だから今までの私が片手落ちだったのです。

 ということでどういうことになりますか。今後の展開をお楽しみに。

2006年08月26日

NPO地域予防医学推進協会会合

f83bba54.JPG2005.10.22 in 京都

 今日はインストラクター養成講座を受け持ちました。私が「子どもの中耳炎」という題で子どもの中耳炎予防を中心に、耳鼻科における予防の考え方について2時間話しました。その後、協会主催で手洗い講習会が行われました。昼休みは佐賀から来た知らないおじさんが脳貧血と思われる症状で倒れ、簡単なバイタルチェックだけ行った後に救急隊に引き継ぐようなハプニングもありましたが、京都時代まつりを初めて少しですが見学することができました。

 昼食の後、午後からは熊本の松本先生が禁煙に関する大変興味深いお話をされました。禁煙をただ正論で行ってもダメで、行動変容理論を用いて現実的な計画で禁煙を推進していくことが大切であるというお話でした。これは一種の心理学であり、自分の予想以上に禁煙外来が進んでいることが伺われました。

 打ち上げの会では、講師陣とともにそれぞれのメンバーの協会に対する意気込みを聞けたことが良かったです。みんなそれぞれの立場でこの協会の趣旨に共感して、それぞれできることをしようと考えていることが感じられました。みんなが頼りないようでとてもしっかりとした理事長を支えるような体制になっていて、だんだん強固な基盤になってきているという印象でした。
NPO打ち上げ
 みんな現状の医療ではダメだ、という思いがある人たちの集まりであるように感じます。私が京都まで行って講師を務めているのは、そういう仲間が近くにいないからです。これからはそういう活動をする時間も作っていかないといけないという思いを新たにしました。

NPO地域予防医学推進協会

2005年10月23日

第5回耳鼻科漢方懇話会

8月27日は第5回耳鼻科漢方懇話会を開催しました。

新宿の会議室で数件の薬局の方たちに、漢方の基本を教えました。

漢方処方はちょっと見ただけでおかしいと感じる処方が大変に目
立ちます。薬剤師さんたちにも基本を学ぶだけで簡単に誤りがわ
かるようになるので、それをわかっていただくことが第一の目的。

第二の目的は自分の処方意図をわかっていただくことです。何を
目指して処方された薬なのか、薬局としては当然説明できなくて
はいけないところですが、漢方処方はその意図がわかりにくくて
十分な説明が成されていないのが現状であると思われます。

そういうこともあり、本来はこういう会合は当然開かれるべきも
のですが、実際には薬局との連携は取れていないのが現状です。

まずは基本を分かっていただいた上で先の内容に進んでいただけ
れば、と思っています。

なかなか自分のコンテンツ製作が進まず、漢方の応用編が完成し
ません。結構イライラしていますが、祭り疲れもあってなかなか
大変です。

今後も一般向けに、と対象を広げていきたいと思っています。

2005年08月31日

第7回滋賀医科大学関東支部会 特別講演

第7回滋賀医科大学関東支部会 特別講演
演者:大阪教育大学 健康科学講座 山川正信教授

「ヘルスプロモーションについて」(題が正確でないので後で修正します)

・健康管理は数値を下げましょう→生活史を見て目標を立てる方向へ
病気を教える教育→健康を教える教育へ

・価値観の変化
  3K 健康、環境、交流
  ・・・
・今後の健康管理の方向性
  科学技術→人間性回復へ
  健康に対する価値観の多様化
  医療資源の公平な運用
  老人保険、介護保険の見直し
  社会健康科学分野の専門家を養成
  健康に対する価値観の醸成

・社会全体を健康にする
  health people→health city
  疾病:自己責任→社会責任へ
  日本の住居
   安全基準と防災基準のみ
   健康には配慮していないので、これも改善の余地がある

・ヘルスプロモーション
  健康な街づくり
  社会環境整備
  人々が自主的に健康のために行動する

・私の疑問

1.ヘルスプロモーションは果たして慢性生活習慣病のみを対象とすべきものか?

 急性期疾患ばかりを普段診察していると、やはり健康のために自主的な行動を取れるかどうかが一番の予防策にように感じる。下記のような点に注意することでたとえば風邪もかなりの部分が予防できると考えているので、慢性生活習慣病のみではなく、全疾患を対象とすべきものではないかと考える。普段、急性期疾患を予防しようとする気持ちがなければ慢性疾患だけをいきなり予防することは不可能だろう。むしろ急性期疾患の予防こそ、結果が明確に現れるので、前向きな気持ちを高揚しやすく、それが達成されることから慢性疾患の予防につながっていくのではないだろうか?
   衣服
   住居の内容と立地
   職場環境
   行動(疲労、睡眠、飲酒、(喫煙))

2.ヘルスプロモーションの効果をあげるためには何より健康に対する教育が必要であると考えている。社会全体を変えていくには、市民を教育することよりも、子どもを教育するプログラムが最も重要なのではないか?

 しかし現実には教育のための教材が不足しているということを実感する。それと適切な指導者が医師にも教師にもいない現実は大変に嘆かわしい。養護教諭は個人の努力で何とかしようとしている節があるが、これによる効果はほとんどないと言ってよい。それは子どもたちに容易に受容される教材が作られていないからだと思っている。しかし子どもたちは、まず身近にある自分の体についてとても興味を持っているので、園児や学童に対して適切な教材と教育を与えることがヘルスプロモーションのもっとも重要な課題ではないかと日々感じている。

・参考
  リテラシー
   検索する→情報を得る→行動する

2005年08月07日