NPO地域予防医学推進協会会合

f83bba54.JPG2005.10.22 in 京都

 今日はインストラクター養成講座を受け持ちました。私が「子どもの中耳炎」という題で子どもの中耳炎予防を中心に、耳鼻科における予防の考え方について2時間話しました。その後、協会主催で手洗い講習会が行われました。昼休みは佐賀から来た知らないおじさんが脳貧血と思われる症状で倒れ、簡単なバイタルチェックだけ行った後に救急隊に引き継ぐようなハプニングもありましたが、京都時代まつりを初めて少しですが見学することができました。

 昼食の後、午後からは熊本の松本先生が禁煙に関する大変興味深いお話をされました。禁煙をただ正論で行ってもダメで、行動変容理論を用いて現実的な計画で禁煙を推進していくことが大切であるというお話でした。これは一種の心理学であり、自分の予想以上に禁煙外来が進んでいることが伺われました。

 打ち上げの会では、講師陣とともにそれぞれのメンバーの協会に対する意気込みを聞けたことが良かったです。みんなそれぞれの立場でこの協会の趣旨に共感して、それぞれできることをしようと考えていることが感じられました。みんなが頼りないようでとてもしっかりとした理事長を支えるような体制になっていて、だんだん強固な基盤になってきているという印象でした。
NPO打ち上げ
 みんな現状の医療ではダメだ、という思いがある人たちの集まりであるように感じます。私が京都まで行って講師を務めているのは、そういう仲間が近くにいないからです。これからはそういう活動をする時間も作っていかないといけないという思いを新たにしました。

NPO地域予防医学推進協会

2005年10月23日

第5回耳鼻科漢方懇話会

8月27日は第5回耳鼻科漢方懇話会を開催しました。

新宿の会議室で数件の薬局の方たちに、漢方の基本を教えました。

漢方処方はちょっと見ただけでおかしいと感じる処方が大変に目
立ちます。薬剤師さんたちにも基本を学ぶだけで簡単に誤りがわ
かるようになるので、それをわかっていただくことが第一の目的。

第二の目的は自分の処方意図をわかっていただくことです。何を
目指して処方された薬なのか、薬局としては当然説明できなくて
はいけないところですが、漢方処方はその意図がわかりにくくて
十分な説明が成されていないのが現状であると思われます。

そういうこともあり、本来はこういう会合は当然開かれるべきも
のですが、実際には薬局との連携は取れていないのが現状です。

まずは基本を分かっていただいた上で先の内容に進んでいただけ
れば、と思っています。

なかなか自分のコンテンツ製作が進まず、漢方の応用編が完成し
ません。結構イライラしていますが、祭り疲れもあってなかなか
大変です。

今後も一般向けに、と対象を広げていきたいと思っています。

2005年08月31日

第7回滋賀医科大学関東支部会 特別講演

第7回滋賀医科大学関東支部会 特別講演
演者:大阪教育大学 健康科学講座 山川正信教授

「ヘルスプロモーションについて」(題が正確でないので後で修正します)

・健康管理は数値を下げましょう→生活史を見て目標を立てる方向へ
病気を教える教育→健康を教える教育へ

・価値観の変化
  3K 健康、環境、交流
  ・・・
・今後の健康管理の方向性
  科学技術→人間性回復へ
  健康に対する価値観の多様化
  医療資源の公平な運用
  老人保険、介護保険の見直し
  社会健康科学分野の専門家を養成
  健康に対する価値観の醸成

・社会全体を健康にする
  health people→health city
  疾病:自己責任→社会責任へ
  日本の住居
   安全基準と防災基準のみ
   健康には配慮していないので、これも改善の余地がある

・ヘルスプロモーション
  健康な街づくり
  社会環境整備
  人々が自主的に健康のために行動する

・私の疑問

1.ヘルスプロモーションは果たして慢性生活習慣病のみを対象とすべきものか?

 急性期疾患ばかりを普段診察していると、やはり健康のために自主的な行動を取れるかどうかが一番の予防策にように感じる。下記のような点に注意することでたとえば風邪もかなりの部分が予防できると考えているので、慢性生活習慣病のみではなく、全疾患を対象とすべきものではないかと考える。普段、急性期疾患を予防しようとする気持ちがなければ慢性疾患だけをいきなり予防することは不可能だろう。むしろ急性期疾患の予防こそ、結果が明確に現れるので、前向きな気持ちを高揚しやすく、それが達成されることから慢性疾患の予防につながっていくのではないだろうか?
   衣服
   住居の内容と立地
   職場環境
   行動(疲労、睡眠、飲酒、(喫煙))

2.ヘルスプロモーションの効果をあげるためには何より健康に対する教育が必要であると考えている。社会全体を変えていくには、市民を教育することよりも、子どもを教育するプログラムが最も重要なのではないか?

 しかし現実には教育のための教材が不足しているということを実感する。それと適切な指導者が医師にも教師にもいない現実は大変に嘆かわしい。養護教諭は個人の努力で何とかしようとしている節があるが、これによる効果はほとんどないと言ってよい。それは子どもたちに容易に受容される教材が作られていないからだと思っている。しかし子どもたちは、まず身近にある自分の体についてとても興味を持っているので、園児や学童に対して適切な教材と教育を与えることがヘルスプロモーションのもっとも重要な課題ではないかと日々感じている。

・参考
  リテラシー
   検索する→情報を得る→行動する

2005年08月07日

第30回東京漢方入門講座

「御種人参」と「竹節人参」について

人参は五臓を補う作用があるため「不老長寿の妙薬」というイメージができ、高値で取引されてきました。

しかし、もうひとつ「心下痞(胸のつかえ)を除く」という大切な働きがあるのです。

人参の側にも種類があります

1)御種(おたね)人参
味は甘く、補薬として用いられ、不老長寿の根拠になっています。
心下痞を除く作用は弱いです。

2)竹節(ちくせつ)人参
味は苦く、竹の節のような形をしています。心下痞を除くのが主作用です。
栽培が難しい。

人参湯のように補うことが主目的の処方には1)が、半夏瀉心湯のように胸の痞え感を除きたいときには2)を用いるのが理想です。

しかし、現実には1)が主に流通していることが多いようです。

(さらに…)

2005年07月27日

第4回耳鼻科漢方懇話会

しばらく記載が抜けてしまったが、今日から再開です。

今回は薬剤師さん、ドクターさん、患者さん、メーカーさんの総勢15人を前に東洋医学のもっとも基本になる考え方をお話させていただきました。

まずは基礎。これがないと「東洋医学って何だか難しそう」ということになってしまいます。やはり論理というか、根幹の考え方は学びましょう。

ブレイクのあとは風邪に関すること。風邪の診察は諸病の診察の元になると思います。このあたりまで話しについてくることができれば、あとの病気についても考察がしやすくなるでしょう。

3時間でしたが、みなさんまじめに聞いていただいてありがたかったです。飲み会から始まった会合ですので、あまりまじめなのはスタイル的にちょっと合わないんですけれど(笑)。

2005年07月04日

第12回 東京耳鼻咽喉科臨床懇話会

「インターネットによるコミュニケーションについて」

若い人たちはいろいろな手法でコミュニケーションを取ろうとしている。自分の情報を発信して知人を増やしていくという当たり前のことがネット上でも起こっている。このようなコミュニケーションがあるということを理解しておいた方が良い、という趣旨。

パソコン通信(→ネットフォーラム)、電子メール、ホームページ
このあたりまでは5から10年前の世界である。現在ではサービスが多様になってきていて、
メーリングリスト、メールマガジン、ブログ、SNS
といろいろな手法が揃っている。長所、短所があるので使い分けるようにしたい。

2005年04月21日

第26回東京漢方入門講座

3月17日木曜日

場 所  ;銀座ヤマハホール
テーマ  ;寒熱と寒気に関すること
演 者  ;浅岡俊之先生
キーワード;表裏の相対的な関係
      熱があっても寒気を感じる理由

2005年03月21日

第3回耳鼻科漢方懇話会

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第3回耳鼻科漢方懇話会
京王プラザホテル「御岳」15時から18時
参加者5名+演者の私

(内容)
漢方医学の総論
風邪の漢方診療について

2005年03月13日

新宿渋谷研究会

 演題名「動脈硬化におけるポリフェノールの役割」
  御茶ノ水女子大 生活環境研究センター 近藤和雄先生

 動脈硬化なんて自分が勉強することになるとは思わなかったが、よく考えると東洋医学を勉強しているころから、少し耳鼻科以外の内容も診察できないと診察が成立しないと感じている。全身の状態は耳鼻科診療にも大きく影響を与えることがあるので、動脈硬化がどのくらい耳鼻科に影響があるのか分からないが、学ぶことにはそれなりに意味があるだろう。

2005年02月25日

第3回日本医大第二病院耳鼻咽喉科学術講演会

521e2c08.jpg場 所:ホテル・ザ・エルシー

演 題:日本医大第二病院における外来患者動態(渡辺先生)
    症例検討1 良性発作性頭位めまい症の理学療法(木村先生)
    症例検討2 外耳道骨腫の一症例(山岸先生)
    特別講演  風邪の漢方治療(陣内)

1ヶ月ぶりに漢方治療に関する講演をした。
内容が盛りだくさんなので、1時間では伝えきれなかったが、
何か少しでも自分達の診療を見直す一助になればと思う。

2005年02月20日