経方医学~やはり勉強しないとなあ・・
先日、山梨中医研に参加して、水嶋丈雄先生のご講演を聴講することができました。
傷寒論という中国の古典で、中医学を実践する先生方の基盤となる書物がありますが、この傷寒論を水嶋先生流にまとめられたものをお話されました。
水嶋先生は症状の推移を語るとき、経方医学を用いていました!
数回前のメルマガで勉強すると宣言したものの、放置していた経方医学です!
やはりこの理論は重要なのだとあらためて認識した次第です。水嶋先生の解説で少しわかったところもあったので、再度勉強してみようと思います。
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2013年09月22日
恐がりなお子さんは腎が弱いかもしれません
お子さんの中にはとても恐がりな子もいらっしゃいますよね?
まあそういう子もいるかな?とも思いますが、その子の発する言葉に注目してみましょう。「疲れた」を連発していませんか?
あるいは普段は温和なのに、些細なことですぐにキレたりすることはありませんか?
そういうお子さんは腎の力が弱いと東洋医学では判断します。
運動があまりできない子も多く、親御さんが必死にスポーツ教室などに通わせたりして、何とかしようとすることもありますね。
でも腎の弱い子はまず力を貯めることが必要です。そのためには休息、睡眠が最も重要です。やたらと寝たがる子には睡眠が必要なことが多いので、特に注意してあげる必要があります。
運動のし過ぎ、予定を詰め込む生活などが苦手ですので、そういうことにならないように気をつけたいものです。
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2013年09月15日
栄養不良から口腔免疫不全状態に!!
栄養状態が悪くて咽頭痛が続いていると思われる方を診察しました。
この方は、通常の治療も、解毒的な治療も全く喉の痛みに対して効果がないと言われていました。
これはおかしいと、免疫不全を疑ってみました。
すると、タンパク質の摂取が少ない、ということに行き当たりました。
食事で摂取するタンパク質は少なく、納豆、玄米、豆腐、ヨーグルトという内容の食事がほとんどであるとおっしゃっていました。
動物性タンパク質は通常の食事をしている方には必須なものですが、摂取不足により、口腔内の免疫が落ちてしまうことも少なくありません。
よく見られるのはコレステロールが高いからと、全く肉魚も卵も食べないという人です。ご高齢の方に多いですね。
コレステロールはホルモンの材料にもなりますし、体への悪影響がでないように下げたいものです。
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2013年09月08日
化学物質の様々な影響を懸念します
最近、お菓子の影響を考えさせられます。特にアレルギー性鼻炎をはじめとした鼻水は、お菓子を止めないと止まらないということも多いです。
先日いらした患者さんも毎日アイスクリームをひとつずつ食べているとおっしゃっていましたが、鼻水を止めるためにはそれを止めていただく必要があるということをお話しました。
チーズもときにお肌に影響を与えるということが経験されると思いますが、これもお菓子の場合と同様で、何らかの化学物質が影響しているのでしょう。皮膚の痒みを訴えるお子さんの例でも背景にお菓子の食べ過ぎがあることを確認しました。
このように化学物質が身体に与える影響は少なくないと思います。
しかし一方でいろんな経路から多様な化学物質が体内に入ってくることが、昨今は懸念されます。とくに食事は重要です。
先日、仕方なく(笑)コンビニで食事を買う機会があったのですが、朝食時ということもあり、会計に7人もの行列ができました。みなさん簡単に食事を済ませる習慣ができてしまっています。
今後、様々な原因不明と言われる疾患が出てくるのではないかと不安を感じています。
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2013年09月01日
ジューススタンドの無農薬表示について
ジューススタンドが流行っていますが、そこでは青汁も売られていることがあるようですね。
先日、毎日健康のために青汁を購入しているという方を拝見する機会がありました。すると、化学物質的汚染が原因の症状が出ているのです。
その青汁は無農薬栽培であることが売り物とのことなのですが、どうも私の感覚では農薬が使われているように感じられます。
全てのスタンドが怪しいということはありませんし、まさか意図的に消費者を騙している事はないとは思いますが、「無農薬」の表示は自己申告なので、消費者側は一応疑ってかかる必要があるのかもしれません。
その方には青汁を止めていただき、漢方薬を使用して治療を開始しました。
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2013年08月04日
サプリメントもいろんな商品がありますが・・・
今週も温病についての勉強は進まず(苦笑)、別の話題にします。
サプリメントやいろいろな効能をうたった商品には気をつけたいですね。
先日、何にでも効くというハーブティーを持ってきた患者さんがいらっしゃいました。
私が、ちょっと見せて下さい、と手に取った途端、動悸がしたので、すぐにお返ししたものがありました。どうも農薬によるもののようでした。
あるときは、外国産の塩に水銀が含まれていたということもありましたし、胡麻の中にも薬剤の汚染をみつけたこともありました。
身体に良い、ということを宣伝文句に様々なものが売られていますけれど、宣伝文句は鵜呑みにしないことですね。身体によく聞いてみることです。
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2013年07月28日
温病(うんびょう)の勉強を始めました(2)
前回から温病のお話をしています。みなさんには面白くない話題かな?と思っておりましたが、若干の反応をいただけて、とても嬉しく思っています。さて、
温病は温熱病毒によるもので化火し、体内の陰分が失われ、乾燥による症状が出やすくなるというところまでお話しました。
さて、温病と傷寒(通常の寒気のある風邪)の共通点は何でしょう?
1.ともに外邪の侵入による疾患である(外感病)
2.発病初期には表証(体表面の症状がでる)になるので、解表法を用いる
病気の原因は温病が温邪、傷寒が寒邪と異なります。
症状については、温病は悪寒が軽い代わりに発熱は強くなります。また温病は汗がたくさんでて口が渇きますが、傷寒はあまりそういう症状はありません。温病は喉の痛みが、傷寒は全身の痛みが初期症状です。
舌診については、温病は舌の先端が赤くなりますが、傷寒にはありません。
来週に続きます。
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2013年07月15日
温病(うんびょう)の勉強を始めました(1)
風邪の診療をしていると、どうしても困るのが扁桃腺炎です。
扁桃炎は風邪の一部分という認識の方がとても多いと思いますが、あの喉が痛くなる炎症は、明らかに風邪とは異なります。
何が異なるのかよくわからずに居りましたが、中医学的に考えると、風邪は傷寒論で論じられ、扁桃炎は温病論で論じられるものだと分かってきました。
中医学の温病論についてはまだ勉強中ですが、扁桃炎やインフルエンザのように熱が一気にどっと出る病気に対して、対応が色々考えられているようです。
温病と思われるものは、おたふくかぜ、麻疹、脳炎、髄膜炎、肺炎、敗血症、胆嚢炎、膀胱炎、インフルエンザ、扁桃炎など、急に高熱がでる病気です。
温病は温熱病毒によるもので化火します。これが体内の水に影響を与え、特に陰が失われ、乾燥による症状が出やすくなるとのことです。
通常の風邪でも寒気が出るものと出ないものがありますが、弱い温病が存在するなら、寒気の出ない風邪とは区別がつかない感じがします。
この話題はとてもニッチな内容で、皆さんにとって面白いのかどうか不安がありますが、私にとっては長年のテーマなので、来週以後も丁寧に扱っていこうと思っています。
来週に続きます。
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2013年06月30日
血圧の乱高下を抑えてみようと考えてみた
収縮期血圧が180になったり80以下になったりという、いわゆる乱高下する患者さんがいらっしゃいました。内科の先生はお手上げということをお聞きしたので、少し漢方薬などで何とかならないかと考えてみました。
血圧の上昇の多くは、ストレスなどから項部(首の後ろ)にコリができて、それが原因になると聞きました。
そこでそのコリを除くように処方してみました。
高齢男性で独居の方ですので食事内容にも問題があるのですが、それを解消することは難しく、食品添加物などの薬品類は処方により対応することにしました。
また、ふらつきも強いのですが、これも項部のコリのためかもしれませんので両方ともに良くなると良いのですが。。。
結果がどうでるか、楽しみです。
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2013年06月23日
夏対応の漢方処方について~生脈飲
これから夏になりますが、夏は汗をかく量が増え、暑さもあってエネルギーをいつもよりも余計に消費してしまう季節です。
この季節によい生薬の組み合わせとして、生脈飲が挙げられます。この処方は人参(紅参方や党参方もあるようです)、麦門冬、五味子を1:2:1の比で処方するもののようですね。
エネルギーの消耗状態には人参が効き、汗を収斂して抑えていくには五味子が、発汗による潤いの喪失に対して麦門冬が有効に働くのでしょう。まさに夏向きの処方と言えます。
この3つの生薬が含まれた処方はいくつか販売されているので、これからの季節のためにご用意されても良いでしょう。
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2013年06月09日