インフルエンザは本当に季節外れなのか?

 「足首の冷え4」をお送りしようと思いましたが、紙面の都合で内容を変更しました。インフルエンザのことです。

 我が家はインフルエンザ感染が流行?しています。私は大丈夫なのですが。

 大学病院と近隣の内科で診察してもらいましたが季節外れなのでインフルエンザは想定していないらしく、通常の血液検査だけです。

 問題ありませんと言われても、あまりに異常なだるさに納得がいかず、私が波動診断してみたところAソ連型インフルエンザだったわけです。

 実は翌日、患者さんからもB型インフルエンザを検出しました。風邪にしてはおかしな経過であったことと、我が家でのインフルエンザ騒ぎのおかげで診断に至りました。これは鼻水でも検査陽性でした。

 さらに同じ日に波動検査ではインフルエンザが検出された人が、まだ2人いたのです。そこで考えました。本当に季節外れなのだろうか?と。

 根路銘国昭先生は「ウイルスはどこかに潜んでいて・・」とサイトで発言されていますが、もしかしてその場所とは、実は体内ではないだろうか?と私は思ってしまいました。
 

 冬だと免役が下がりやすいのでウイルスが出てきやすい。夏でも別に出てきてもおかしくないのではないでしょうか?

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2010年06月27日

足首の冷えについて3

 足首の冷えに関して、2通目のメールです。75歳細身のUさんからです。

 > 昔から あちこち 冷たいなと感じる事がありましたが、60歳を過ぎ
 > た頃からひどく足首が冷えるようになり、夏でも寝るときは足首だけの
 > サポートをして休みます。翌日は調子が良く、これはおすすめです。

 Uさん、ありがとうございました。

 足首、と場所を限定されていますね。やはり足首の冷えは相当影響があるのですね。認識不足だったなぁ。これだけで調子が良くなる、ということにも驚きがありますね。

 次はSさんからのメールです。ありがとうございます。

 > 男友達が「七分袖の服で手首を出すと風邪を絶対にひく」というのです。
 > 私も足首が出る格好や、首から寒気がくると風邪を引きます。
 > 「首がつくところは全部冷やしてはいけないな」という結論になりまし
 > た。男性がそういっていたので、ちょっとびっくりしました。

 手首も同じなのですか。また経絡の話になってしまいますが(つまりツボですね)、上半身のツボに繋がる経絡は必ず手首を通り、下半身のツボにに繋がる経絡は必ず足首を通ります。そして全身の経絡は全て首を通ります。これはきっとそういうことが原因で起こっている現象なのですね。それを体感するとは凄い!

 いろいろ考えてみると発見があります。来週もメールをご紹介する予定です。

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2010年06月19日

扁桃炎について~理解の難しいこの病気

 耳鼻科の中で、私が最も奇怪な病気だと考えているものは扁桃(腺)炎です。

 扁桃炎なんてありふれた病気じゃないか・・?と思う方もいるでしょう。しかしそういう優しい病気ではありません。どうして生じるのか、どうしても分からないのです。

 耳鼻科でよく遭遇する副鼻腔炎、中耳炎、気管支炎は、気道の病気ですので、風邪に端を発して、体の状態に左右されながら炎症の出方が決まってくると私は確信しています。

 扁桃炎は気道の病気ではありません。消化器の病気です(だと思います)。ですので、少し異なる理論でアプローチしないと病気の完全な理解には至りません。でもそのアプローチを探しあぐねています。

 最近、ひとつ参考になることがありました。

 妊娠している人の扁桃炎を診察する機会がありました。どうして漢方薬で治して欲しいと無理を言います。しかし折角患者さんが機会を作って下さったのでやってみました。

 大防風湯と神秘湯、つまり攻めと守りの両方を強めてみたのです。

 経験から、疲れなどの免疫低下状態により扁桃炎が生じることが多いため、大防風湯が役立つでしょうし、とにかく発散して気が巡るようにすることで神秘湯がウイルス感染であれば役立つでしょう。ウイルス性の場合にはこの組み合わせはかなり役立つでしょうね。

 よく考えると、仙頭正四郎先生から教えていただいたインフルエンザの治療と同じ組み合わせです。ウイルスのときには同じ対応で良いのでしょう。

 さて、細菌性のときにはどうすべきか?真の原因とは?引き金はどこにあるのか?まだまだ分からないことばかりです。

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2010年06月06日

耳鳴りの治療で考えさせられたこと

 耳鼻科の診察のなかでも、耳鳴治療は非常に困難なもののひとつです。耳鼻科だけではなく、鍼灸師、気功師などにも聞いてみましたが、耳鳴治療は難しいというのが定説のようになっています。

 あるとき診察をしていたら、こんな人に出会いました。

 「ユベラを飲んだときだけ調子が良いんだわ」

 ユベラというのはビタミンEです。これだけで調子がよくなるとはどういうことでしょうか?

 通常は「気のせいでしょ?」と片付けられてしまうところかもしれませんが、鉄剤でも耳鳴がよくなることがあるのですから、ビタミンEだって可能性がないとは言えません。

 よく考えてみると、ビタミンEは細胞膜の酸化を抑えるのが主な働きです。酸化が老化の原因と考える向きもあり、細胞膜の酸化が生じても耳鳴が発症しないとは限りません。

 ビタミンEによって細胞の状態が正常になり、耳鳴がなくなっても不思議ではない、とだんだん思えてきました。

 血液データから言えば、間接ビリルビンの値が0.5mg/dlよりも大きい場合、ビタミンEの不足は可能性があります。0.8以下で正常とするような記載も見られますが、これは私が勉強した範囲では基準が甘すぎると思います。

 さらに網赤血球の割合が10‰(パーミリ)以上の場合には、疑いが強まりますので、みなさん御自分の血液データをチェックしてみましょう。

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2010年05月30日

私の目指す上医とは?

 今日の内容は決定的に重要なので読んで下さいね。

 中医学では「上医・中医・下医」という考え方があります。

 「上医は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す」というわけです。

 病を治すのは当たり前として、私の診察は耳鼻科ではあっても、かなり全身の体調を見ながら治療をしているので、「中医」にはかなり近づいているという実感を持っていました。

 しかし今まで「上医」は遠い存在でした。

 ところが!!

 こうなると「上医」なのだな、という実感を持つ事件が起きました。

 診察中にうつ病の患者さんにサプリメントを選んで手渡し、気の通りを確認したのです。するとその患者さんの気がスカ~っと通り、思わず私も言葉を失ってしまいました。

 サプリメントの気と患者さんが感応して、患者さんが完璧に近い形で癒されています。私も患者さんの気と同調しているので、それを感じて思わず言葉を失ったというわけです。

 私は体エネルギーのレベルまで完璧に治せたら、その治った人の回りにも良い影響が広がっていくのではないか?(実際に私は影響をうけていました)と考えました。つまり・・・

 良いエネルギーを持っている人の周囲の人たちは、エネルギーが良くなって行きます。みなさんも楽しい人のそばに行きたいですよね?それと同じです。病を治し、その人を癒し、そのうえエネルギー状態を整えて、世の中に帰してあげる、これが「上医」の姿なのではないかな?と直感しました。

 時間さえあれば、そんな高いレベルの治療も可能な気がします。

 「エネルギーを整えて国を医す上医」を目指しますよ!

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2010年05月16日

「血」の重要性を痛感しています

 中医学では、人体に生理活動を生じさせるものとして、気・血・津液・精が挙げられています。

 「気」は人体のエネルギーです。元気の「気」ですね。「血」は体の栄養分、「津液(しんえき)」は体液(水分)と考えたら良いでしょう。ともに「気」のエネルギーをもらって体内を移動します。特に「血」は「気」との結びつきが強いので、栄養分と「気」を合わせて「血」とする解釈もあります。「精」は人体を構成する滋養物質で、生命活動と生殖、成長に大きく関わる物質です。

 さて私の診察は、脈と喉をみて風邪を診断できると、あとは風邪の性質の診断と処置に入ります。この時点で風邪が弱める方法を考えます。

 時には五臓の強さを脈で知り、強いものはなだめ、弱いものはたすけるように考えて処方することもあります。

 そうしてできた結論に沿って処方するわけですが、今まで「気」と「津液」は症状に直結することもあり、十分な配慮をしていたと自分では思っておりますが、どのように「血」の問題を扱ったら良いのか、いつも考えておりました。

 診察上は舌の裏面を見て、静脈が浮き上がっているかどうをか見ればよいのです。静脈が浮き上がって見えるなら血の渋滞、静脈がないくらいに浮き上がりがないときには血の不足を考えたら良いのです。

 今まではあまり風邪の診察には必要のないことと考えていましたが、最近、血も意識して処方を考えていくとピタリとはまる処方に行き着くことも多くなってきました。

 最近は、ひどい過労の風邪とか、不眠やストレスが背景にある病気も多いのです。こういうときには「血」の問題を避けて通れないというのが実感です。まだ勉強中ですが、そのうち処方にも慣れてくるのではないかと思います。

2010年05月01日

【傷寒論】風邪のときの汗の出方に注目

 以前に傷寒論(しょうかんろん)を読むと言っていましたが、かなり読み進めてきました。これは中国の古典で風邪の治療の詳細を記してあるものです。その中から気になる部分だけをピックアップしてご紹介しようと思います。(注;原文でなく、解説書を読んでいます。)

 麻黄湯(まおうとう)と桂枝湯(けいしとう)は風邪の初期に用いる代表的な漢方薬です。麻黄湯は葛根湯の仲間で、インフルエンザで使われる機会が増えた漢方薬ですね。

 私は今まで胃腸の強い人は麻黄湯、弱い人は桂枝湯と思っていましたが、これでは不十分であることが分かりました。汗が出ない人は麻黄湯で、汗をかいている人が桂枝湯である必要があるとのことです。

 風邪のときに汗の出方に注目する必要があるようですね。

2010年04月17日

明日は抗加齢医学会の研修会です

 明日は抗加齢医学会の研修会に行きます。

 抗加齢医学は健康増進のための様々なノウハウを持っていると感じます。これと自分の持っている気の世界をともに伸ばしていくと、何かが一つの形になるのではないかという予感があります。

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2010年03月06日

「気」の流れの良し悪しについて

 インフルエンザの診察をしていて感じるのですが、私が以前は分からなかった「気」の良し悪しが随分肌で感じられるようになりました。

 一昨日はとある店で、気の流れが良くなる石をみつけたので購入しました。持っているだけで本当に気分の良くなる不思議な石です。

 この石を買って帰るとき、とにかく気が滞りなく流れたので、ものすごい幸せ感がありました。ところが、とある盛り場に差し掛かると、その良い感じが消えてしまいました。盛り場の気は良くないのかもしれません。

 ある日、クリニックにその石を置いておいたら職員が「この石の近くに行くと、頭痛がなくなる」と教えてくれました。世の中には宝石療法というものがあるが、これのことか?と考えさせられました。

 よく患者さんが「私はそんなに敏感でないから」と私に話します。

 でも本当はそういうことを考えたことがないだけなのだと私には分かります。なぜなら、私もそういうことを3年前までは全く気の流れのことなど考えたことがなかったからです。

 ものに触れたり、何かを見たときに、精神を集中してそのものを感じるということがないと、経験上、鋭い感覚は生まれません。

 雑音の多い世の中です。感覚を研ぎ澄ませるために、最低でも必要なことは、あまりテレビを見ないこと(私は1日5分以内です)、電磁波障害を受けないこと(私は身の回りの電流は全てアースしています)、コンピュータをできるだけ触らない(私もこれは無理です^^)ことが必要だと思いますよ。

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2010年02月06日

体を整えてインフルエンザ診察に臨んでみました。

 ニュージーランドハーブの効果で体のつかえを除き、とても気のめぐりの良い状態で診察に臨みました。

 診察自体に大きな変化はありませんでしたが、インフルエンザの患者さんの持つ波動に関しては確実に捉えていたと思います。

 先日もお子さんの診察、鼻処置を終えて、じゃあ・・と帰そうとしたら、どうも普通でない波動を感じるのです。だっこしているお母さんからではなく、お子さんから発せられている波動のようでした。

 そのときは波動検査で新型ウイルスであると診断しました。

 鼻水も採取して調べてみましたが、当初陰性でした。私は、

 「検査キットはねえ・・・なかなか陽性が出ないのですよ」と説明しました。

 実際に検査キットの信頼性にはかなり不安があります。特に風邪をひいていてインフルエンザに罹患すると、本当に偽陰性ばかりです。もちろん検査の感度が高すぎると偽陽性がでてしまい、インフルエンザでない人に治療薬が処方されないように、感度を落とすのは仕方のないこととは思います。

 1時間後・・・「検査はB型が弱陽性です」と報告を受けました。

 波動感覚でインフルエンザの診断をしたところまでは良かったのですが、型の判断をする作業ではちょっと失敗してしまったようです(反省)。子供の診察は難しいですね。

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2010年01月31日