風門を閉じてみよう!
風門というツボをご存知でしょうか?
背中の上の方に左右2つある、風邪の入り口。
悪寒がするのは、ここから寒邪が入った時です。
このツボを小さくしたり大きくしたりできるのです。
小さければ風邪をひきにくく、大きければすぐに風邪をひく。ことになります。さて、では何が大きさ決める要因なのでしょう?
・・・
現状、私が知っているのは睡眠時間です。
たくさん寝ると閉じて、睡眠不足だと開いてしまう。
睡眠不足は風邪がひきやすくなるのですね。驚きました。
2018年05月10日
聞こえは話し方で変わる?
英語学習をしていると、執拗に
「話すことができる内容しかリスニングできませんよ」
と言われます。
ある日気づきました。
「もしかして、日本語でもそうなのでは??」
補聴器をしている患者さんで、会話のスピードについていかれない人は
あまり話をしない、あるいはゆっくりしか話さない人なのかもしれません。
高齢になってもある程度シャキシャキと話をすることで、若者の話にもついていかれるのかもしれませんね。
2018年04月03日
当クリニックの味覚外来について(2)
味覚異常は原因が分かりにくだけに、医師の中でも患者さんをどうするか、
・私には無理
・私は何とか解明してみせる!
という両者に分かれます。
今日の味覚障害の患者さん。右だけ味が鈍いのですが、何が原因なのか採血
をして、これから原因究明です! お若い方なので、責任重大です。
もちろん私は後者の「何とか原因を究明してみせる!」の方です。
ご予約はお電話03-3370-6635でお願いいたします。
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2014年07月31日
当クリニックの味覚外来について
先日、日本の味覚研究の第一人者でいらっしゃる冨田寛先生が84歳で亡くなられました。
私はご縁をいただき、冨田先生の病床でご指導をいただいておりましたが、白衣を着た冨田先生にご指導をいただくことはかないませんでした。
6月より冨田先生の遺志を継ぐ形で、当クリニックで味覚外来を始めました。まだ体制が十分とは言えませんが、味覚障害の方が少しでも救われるように努力していく所存です。
特に味を感じられない方はご相談ください。長期間経過していたり、他院で治療不可能と言われている方でも問題ありません。
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2014年07月10日
黙っていても体は正直です
私の診察は、所見から処方を導き出すという側面はありますが、その人の、その日に合う処方が先に決まり、そこから体の状態を類推するという面も合わせもっています。
したがって、例えば体の緊張をより緩める処方を選択した場合、
「もしかして、ストレスが増えましたか?」
とお尋ねすることになります。また、体が芯まで冷えている風邪の方には
「かなり無理をしましたか?」
ということになり、さらに潜在感染がひどい状態の方には、
「すごく疲れていますか?」
と質問することになります。
これが面白いことに大抵当たります。皆さんビックリされますが、黙っていても体は正直ですね。
ご自分で体の変化を知って修正できると、健康の達人になれると思います。
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2013年11月03日
自分の状態を真剣に観察する習慣
治療が進んでいきこちらの印象も良くなっているのに、機械のように「何も変わりません」とおっしゃる患者さんが少なくありません。
変わらないという割には、よくよく話を聞いてみると、それなりに症状が変化していたり、良くなっているところがあることが多いのです。
でも「変わりません」とおっしゃるのです。
症状をあまり真剣に見ていない、感じていない、という可能性がひとつ挙げられます。もう変化しないのだと、半ばあきらめてしまっているのですね。こういう場合、このままでは治療効果がありませんので、実は良くなっていることをこちらがお話することになります。変な感じですが。
あとは治りたいという自分の気持ちと同時に、治ってはいけないという自分の無意識の反応があることがあると思われます。
ものごと何でも「○○をしたい!」と思うと、同時に「○○をしてはいけない!」というブレーキがかかるものです。このブレーキがあるおかげで、私たちは一方向に突っ走ることなく、安定して暮らせるわけです。でも治療となるとこれが邪魔になることもあります。
案外自分がどういう状態なのか、ということを真剣に観察できる人は多くありません。でもそれを意識することは健康増進に繋がると思いますし、言い過ぎかもしれませんが、検診よりもそのことが大切なのではないかとさえ、思ってしまいます(いや、検診も大切ですね(笑))。
普段から自分の状態を真剣に観察する習慣をつけたいものです。
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2013年10月13日
困ったウイルス感染の診療について
これは本当??という気持ちで聞いてほしいのです。信じないこと(笑)。
さて、・・・
先日、診察をしていて困ったなあ、と思った事がありました。
明らかにコクサッキーウイルスの感染症なのです。自分なりに何度確認してもコクサッキーウイルスでした。私はエネルギーで確認しますので不確かだ、とおっしゃる方がいるかもしれません。でも普段の診療で不確かだと感じたことはほとんどありません。
ちなみにウイルスはエネルギーのみの存在で、質量はほぼありませんので、平素から、通常の質量に依存した検査はなじまないと思っていますが。これは余談です。
ところが、患者さんのご希望でインフルエンザ検査をしたら陽性反応が出るのです。ちなみにエネルギーで確認したらインフルエンザは完全に否定的です。
「う~ん、、、。インフルエンザですねえ。」
納得はいきませんが、それ以外に説明のしようがありません。
インフルエンザウイルスとコクサッキーウイルスに交叉反応があるということも聞いた事がありませんし、本当に困りました。
この件については結論が出ていませんが、そういうことがあったということだけお伝えしておきます。
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2013年09月01日
既存医療とのすり合せ ~ 原因不明の病気への対応
○○病という、国家試験のときに勉強しただけで、以後聞いた事のない病名を患者さんから告げられました。原因不明の疾患です。この病気ではなく、耳鼻科の診療を受けに来られた患者さんです。
原因不明と言われている疾患のほとんどは、潜在感染症の影響を受けているか、有害物質が体の中で何らかの悪さをしているか、栄養状態が悪くて体が整わないか、エネルギー的な影響を周囲から受けているか、のどれかだと思います。
今回もこの病気のことを全く知らないわけですが、臆することなく食品添加物による汚染が原因と推定し、その内容を入れて耳鼻科の治療を始めました。
こういう病気の場合、長年の担当医が別に居られることが多いので、私が何かの治療を始めることはおせっかいのように思われるかもしれません。でもこういう病気は耳鼻科の範囲にも当然影響を与えてきますし、一人の人が長年慢性病に苦しむことは医療費の面からも放置はできません。
もちろん既存の医療を否定するつもりはないので、今までの治療は継続しながら、治療を受けるように話しました。私の治療が良いものなら、自然と既存の治療から自然に離れていく事になると思います。
こういう活動はあまり目立たぬよう、地味に続けたいと思っています。
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2013年06月30日
誤診からは学びたい
先日、腫れものの患者さんが来られて、悪性かどうかの鑑別を依頼されました。手術かどうかの瀬戸際なので、セカンドオピニオンをお願いしたいとのことでした。
私は内心、自信を持って良性と思いましたが、前医の診断が悪性だったので、良性の可能性があるのではないか、ということでお帰りいただきました。
癌ができるときには、癌抑制遺伝子が出たり、その他の免疫物質が作動します。それらの物質が全く検出されないで悪性ということはあり得ないというのが私の偽らざる気持ちでした。
しかし、現実は厳しく、正式に悪性と診断されたことを電話で聞きました。
私の中では確立していた診断技法の一部を改善することを求められた感じがしました。
正直なところ、納得いかない部分もあるので、どのような悪性細胞だったのかを問い合わせてみたいと思っています。弱悪性なのかしら・・?
誤診・・・なのかもしれません。まあ神様ではありませんから仕方のない事ですが、でも良性と悪性を間違うことはあってはなりません。
私はこのことを、次の機会に行かせるようにしたいと考えています。
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2013年06月23日
体はみんなつながっている?~汗と膀胱炎
いろんな診察をしていると、体の思わぬところ同士が繋がっているということを実感せざるを得ません。
先日は体の汗が少し多すぎる人がいらしたので、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)という漢方薬を使用して抑えにいきました。この漢方薬の効能書きを見ると、痩せ薬かと思いますが、そういうことはありません。
次に外来に来たときに、こんなことを言っていました。
「汗も止まったけど、膀胱炎も調子がよい」
防已黄耆湯で体の表面にある水分を体の中に引きこんだから生じた現象であると思いました。
引き込んだことにより汗が減少し、引き込まれた水は血流にのって腎臓から体外に排泄されることになります。
体内の水が多く排泄するようになったので膀胱炎の菌も流されて良くなった、逆に言えば、今まで尿として出るべき水が皮膚に停留して出なかったので、膀胱炎になったのではないかと思います。
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2013年06月16日