薬局の方たちと勉強会をしました
私が根本治療で行ける!と思ったとき、体全体を考えて薬を処方しますので、耳鼻科らしからぬ処方箋が薬局に配られます。
院外薬局ですので、意図が十分に伝わらず「何で~?」と思うこともあると思うのです。しかし薬局ではその処方の意味合いを患者さんに説明しなくてはなりません。
薬局との勉強会を今後も続けて、処方内容に対して誤解のないようにしていきたいと思っています。
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2009年07月12日
足白癬と中耳炎、その後
先週、冷えのぼせが生じて、冷えた足には足白癬(水虫)、のぼせた頭には副鼻腔炎が生じた人の話をしました。漢方薬で冷えとのぼせを同時に治療したら、足白癬と副鼻腔炎が同時に治ってきています。
昔から高齢者の副鼻腔炎には困らされていました。抗生物質を使うと一時的に症状が良くなるのですが、薬を止めるとまた症状がでてしまうからです。高齢者だとあまり薬をたくさん使うのもためらわれ、困ることが多いのです。
しかしエネルギー医学の勉強をしていくと、こういう病気にも対応できることが分かると同時に、漢方薬も体のエネルギーの移動を利用して色々な病気に対応していることが分かります。病気の本質はいろんな見方で病気を見ないと見えてこないようです。
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2009年07月05日
(中医学)六腑の講義から7~小腸2
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。しかしどの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は必ず出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
さて今週は小腸のイメージについて2です。
先週、小腸は無毒化されたものに対して、精一杯働きかけるという特徴があり、資生堂の真夏の女性のCMがイメージにぴったりであることもお話しました。
さて、小腸が陥る病態とはどういうものでしょうか?
小腸が働いて働いて・・・相手とのバランスを失ったとき、働き過ぎのワーカホリックに陥ることがあります。絵は出せませんが、アンデルセン童話の「赤い靴」の女の子に見られる状況です。
赤い靴を履いた途端、勝手に踊りだしてしまい脱げなくなってしまいます。ようやく脱いでホッとしたというのに、舞踏会からの招待に赤い靴を履いてしまい、また踊りを止める事ができず、足を切った、というのがお話ですね。
あと、小腸が陥る病態としては、赤い靴の女の子のように「私を見て」という自己陶酔です。相手に注ぐエネルギーがいつの間にか自分に向いてしまう、そういう精神的な傾向を持っています。
赤い靴の女の子は、義足をつけて、教会に奉仕することで幸せになりました。仕事も量のバランスと、目的の向きのバランスが必要ということですね。
踊り疲れた小腸の異常の方には甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)が良いでしょう。甘い処方で、遊びつかれた子供の興奮を抑えます。
大人は形芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)が良いです。冷や水をかけて調子を整えてくれる処方です。私は風邪のあとに、仕事が忙しくていつまでも熱っぽい感じが取れない人に使うことがあります。苦い処方です。
小腸に異常がある人には、胃腸を冷やすなま物、生茶、果物が良いとされているようです。活動を少し抑えるということでしょう。夏を控えた今の時期に摂取すると良いとされています。質の良いなま物を選んで下さいね。
では次回、胃1をお届けします。
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2009年06月07日
(中医学)六腑の講義から6~小腸1
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
さて今週は小腸についてです。
小腸は心と表裏関係と言われています。小腸が表、心が裏にあたります。心と小腸には面白い共通点があるのでご紹介しておきます。これでイメージが湧くかもしれません
まず癌ができないことです。細胞がどんどん入れ替わりますので、癌化しようがしまいが新しい細胞の置き換わってしまいますので、かなり癌はできにくいです。
循環と消化吸収という2つの大切な働きを持ちますので、エネルギーに満ちていて、かなり活発な臓器であると言えます。これが2つ目の共通点です。
3番目に、経絡が小指にあるということです。これは何を意味するのでしょう?あまり意味がないのかもしれませんが、意味ありげな不思議な一致点だと思います。
全力で働いている2つの臓器ですが、無害なものを受け容れているという共通点もあります。血管は菌が入らないように閉鎖系になっていますし、小腸は胃酸で無害化されたものだけが入ってくるようになっています。他のことに目もくれず全力で働くので、無害化が前提になっているとも言えます。
小腸をイメージできる楽曲(映像も)はこんな感じでしょうか?資生堂CMはこの路線で作られていたと思われます。どちらも資生堂CMです。
時間よとまれ
燃えろいい女(私が個人的に加えました)
さて次回は、小腸2をお届けします。
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2009年05月31日
(中医学)六腑の講義から5~胆2
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
胆には急激な成長に対する欲求があります。その目指すところは完成品であるところの大腸(金)です。胆(木)は、火―土と成長し、金に至るべきなのでしょう。でもその憧れが強いため現実を受容できない部分があります。
講義の中ではポール・デルヴォー「赤い町」(1944)が絵画として紹介されていました。しかしネット上にはありません。そこでこちらのサイトをご覧下さい。「美の巨人たち」のバックナンバーです。
人間の土のイメージとして女性の裸体が、物質化した金のイメージとして骸骨や彫像がところどころに描かれています。母離れできない自分と、父性への憧れとが錯綜している胆の象徴的風景と言える作風だと思います。もう少し大きく背伸びしたような絵画だとより胆的(?)だと思いました。
さて、胆に関係する処方ですが、竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)は代表的処方です。わがクリニックでも最も使用頻度の高い処方のひとつです。
現代人が必要としている状況は、理気(気の巡りを良くする)、清熱(熱を冷ます)、補陰(潤いを与える)だと思います。ストレスと睡眠不足と過労により、熱を帯び、乾き、気の巡りが悪くなっています。そういう現代人にうってつけの処方であると思います。
「憧れには段々近づきなさい。人生の苦みも味わって・・」という意味合いからか(笑)、とても苦い味の処方になっています。
さて次回は、小腸のイメージを考えてみましょう。
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2009年05月24日
(中医学)六腑の講義から4~胆
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
肝の病態は情熱が十分に昇華されず、熱がこもったり、怒りが生じたりする、ということを五臓のときに説明しました。胆の病態は、その動物型ですので、急成長したときに完璧を急ぎ過ぎるということと、急成長によりバランスを崩すことが考えられます。
(本項は陣内の想像です)竹取物語というお話がありますが、かぐや姫は、恐らく月に帰らずに済むように(自分の成長のために)あり得ないくらい探すのが困難なものを皇子たちに見つけるように伝えたのだと思います。一般には結婚を断るため、と解釈されていますが、本当でしょうか?
成長を急ぐ「胆」の完璧主義のが災いして、皇子たちが右往左往したのではないかと想像します。あり得ないものを頼んだ胆的な(?)強引さを感じます。
(Wikipedia「竹取物語」を参照しました)
楽曲ではスカボロ-フェアが胆に相当すると下谷先生が話されていました。
同様にたくさんの無理難題が結婚相手に降りかかりますが、これも実は結婚を断る口実ではなく、あり得ない高い次元を本気で求めた結果の詩なのではないかと想像します。
さて次回は、胆のイメージを絵画で考えてみましょう。
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2009年05月17日
(中医学)六腑の講義から3~膀胱2
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
膀胱は「生きるための逃走」のイメージでした。毒から逃れるために、尿を外に排泄するというのは、生き物にとっては最重要と言える働きでしょう。したがって膀胱の働きは生命力に直結します。
膀胱をイメージする絵画として、アンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」(1948年)を下谷先生は挙げられていました。この絵画に関する詳細はテレビ東京系「美の巨人たち」で30日に放映されます。是非ご覧下さい。
実際の絵はこのサイトに載っています。
ワイエスは病弱なクリスティーナに生きる力を感じて絵を描いたようですが、下谷先生は逃げるのに疲れた絶望感と解釈されています。先にある家に救いを求めているようにも感じられますが(笑)。
膀胱に関わる主な処方としては、八味地黄丸が挙げられます。
膀胱に八味地黄丸が効果を現すと書いているものはありません。しかし裏表関係にある腎(こちらが裏です)を補うことにより、表にあたる膀胱にも、その影響が及ぶのだと思います。
さて次回は、胆について考えてみましょう。
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2009年05月10日
(中医学)六腑の講義から2~膀胱1
旧メルマガ「実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~」の173号から181号まで、五臓に関する詳細な講義録をお届けしました。バックナンバーを参照してください。
今回は3月に受講した「次のステップを目指す中医学講座」のノートから内容をご紹介しています。今回は六腑のうちでも膀胱にスポットを当てます。前回同様に講義は下谷武志先生。文責は陣内です。
膀胱の意味とは何でしょうか?
水を排泄することは排除機構なのですが、生命維持機構と言っても良いかもしれません。危険なものを体から離す働きです。これを動物的に表現するとどうなるでしょうか?
動物は危険なものから逃走することで遠ざかります。まさしくこれが膀胱のイメージなのです。
膀胱に負荷がかかったときの症状は、まず膝に出ます。逃走の果てということでしょうか。そして、危険から適切に離れられない、頻尿、尿漏れなどの症状もあるでしょうし、気持ちが逃げてばかりいる人もいることでしょう。
動物にとっては逃げることは生命を守る上でとても大切な行為です。人間は天敵が存在しないので、逃げることは日常の中にはないので、忘れてしまった行為のように感じます。
楽曲の中ではイーグルスの「ホテルカリフォルニア」が、膀胱のイメージをもった歌詞で歌われています。ホテルは楽をしたい人にとっては擬似天国です。しかし気味が悪いので逃げ出したい(けれど逃げられない)。
(何だか中途半端ですが、来週に続く)
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2009年05月03日
(中医学)六腑の講義から~総論
旧メルマガ「実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~」の173号から181号まで、五臓に関する詳細な講義録をお届けしました。バックナンバーを参照してください。
今回は3月に受講した「次のステップを目指す中医学講座」のノートから内容をご紹介しています。前回同様に講義は下谷武志先生。文責は陣内です。
五臓とは、腎肝心脾肺のことを指します。漢方薬を服薬する時に、概ねどの五臓が悪いのかを推定して、その臓器を補ったり、鎮めたりして調節するのは、よく取られる方法です。
ところが六腑、つまり膀胱、胆、小腸、胃、大腸については、あまり意識されず、教科書でもあまり触れられていないという現実があります。
しかし実際には病の中には、臓でなくて腑の病であるということはあり得ることで、そもそも腑とは何か?ということが分かっていないと見つけることができないのです。これから数回に渡って、腑について勉強していきましょう。本日は総論のみです。
腑に関してコメントの多い数少ない教科書である「図説東洋医学」によると、臓は「陰」「裏」であるのに対し、腑は「陽」「表」であるとのことです。表裏は臓が深いところにある実質臓器であるのに対し、腑が浅いところにある管腔臓器なので分かりやすいですが、陰陽とはどういうことでしょうか?
下谷先生は臓と腑を「植物的」「動物的」と表現されました。
臓には動きがありません。植物的です。それに対して管腔臓器である腑にはいつも動きがあります。伸縮しますし、状態がいろいろに変化します。動物的と言えると思います。このことも大切な視点です。
私が面白いなあと思っているのは、肺より大腸、脾より胃、心より小腸、腎より膀胱、心包より三焦、肝より胆と、みんな臓よりも腑の経絡の方が経穴(ツボ)の数が多いのです。動きをコントロールするためにエネルギーの取り込み口が多いのではないだろうか、と考えました。どうでしょう?
次回は、膀胱について考えてみましょう。
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2009年04月26日
私の歯科治療が進行中です
【宣伝です】私の友人、吉村和敏さんの写真集「PASTORAL」素晴らしい!日本カメラに注文して入手しました。サイトの紹介写真より数段美しい写真が掲載されています。彼の見る光の色は探しても見つからないです。是非一度見て下さい。欲しくなる写真集です。
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こんにちは。ドクターロハス陣内です。
歯科治療の第一弾は終わりました。入っている金属のうち、アマルガムとパラジウムを除去しました。そして、体の波動を乱さないような金属を選んでいただいて入れなおしました。
経絡測定も治療前後で比較しました。完璧とは行きませんが、左右のバランスがやや改善した印象です。
最近、歯の悪い人の体調が気になります。どうもたくさん金属が入っている人や、歯肉が後退している人だと他のトラブルも多いように感じます。いずれはそういう指導もできるでしょうか?まだ知識不足ですので、これから勉強します。
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2009年04月04日