慢性病は複合要因であることが多いのですね
病気のいろいろが分かるに従って、いやまだまだ奥はあるのでしょうけれど、慢性病が治りにくいのは、要因が複合的に絡み合っているからであると分かってきました。
私の母が足の浮腫みをずっと訴えていて、種々の浮腫みがとれそうな漢方薬を試したのですが、全く効果がなかったのです。
ある日、果物を食べた後、むくみが悪くなっているのに気づき、微生物の感染であることに気づきました。
そこでその微生物を処理して、今度は良くなったかな?と思うと、あまり良くなった感じがしないということなのです。
実はどうも体全体に魚摂取によると思われる重金属汚染があったようです。日本人は魚をたくさん食べるので、水銀汚染が2人に1人はあるとのこと。そして足にも水銀が沈着していて、血流障害を生じて、免疫力が低下して微生物汚染になっていたようです。
漢方薬で金属を解毒していくと、だんだん足のむくみが取れてきました。と同時に全身の調子が快方に向かっているように見えます。
余談ですが、水俣病(水銀汚染の病気です)の救済が拡大したようです。よかったですね(ニュース記事故、ウェブ魚拓とTinyURLを使用しています)。
慢性病の場合、どうしても治療効果がいま一つだな、と感じることも少なくありません。しかし本当は慢性病も注意深くみると、ひとつひとつ玉ねぎの皮を剥ぐように治していかれるものなのかもしれません。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年07月19日
薬局の方たちと勉強会をしました
私が根本治療で行ける!と思ったとき、体全体を考えて薬を処方しますので、耳鼻科らしからぬ処方箋が薬局に配られます。
院外薬局ですので、意図が十分に伝わらず「何で~?」と思うこともあると思うのです。しかし薬局ではその処方の意味合いを患者さんに説明しなくてはなりません。
薬局との勉強会を今後も続けて、処方内容に対して誤解のないようにしていきたいと思っています。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年07月12日
足白癬と中耳炎、その後
先週、冷えのぼせが生じて、冷えた足には足白癬(水虫)、のぼせた頭には副鼻腔炎が生じた人の話をしました。漢方薬で冷えとのぼせを同時に治療したら、足白癬と副鼻腔炎が同時に治ってきています。
昔から高齢者の副鼻腔炎には困らされていました。抗生物質を使うと一時的に症状が良くなるのですが、薬を止めるとまた症状がでてしまうからです。高齢者だとあまり薬をたくさん使うのもためらわれ、困ることが多いのです。
しかしエネルギー医学の勉強をしていくと、こういう病気にも対応できることが分かると同時に、漢方薬も体のエネルギーの移動を利用して色々な病気に対応していることが分かります。病気の本質はいろんな見方で病気を見ないと見えてこないようです。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年07月05日
私の金属デトックス
私はデトックスをしています。デトックスを真剣に始めたきっかけは、波動診断ができるようになりたかったからです。波動診断は自分の持っている異常が検出できないという欠点があります。そこから始まりました。
水銀汚染を指摘されましたので、金属デトックスをしています。これはサプリメントを使用しています。歯科金属を除いている途中でもあります。現在3本目と4本目の治療中です。
この効果のほどは分かりませんが、確かに波動診断が容易にできるようにはなりました。それと恐らく左半身の興奮状態(特殊検査で判明しました)が金属の影響がなくなったことで解消した、と思っています。
汗をかくと良いと聞きましたので、入浴時に半身浴にして、少し汗をかくようにしています。急にやり過ぎると、潤い成分を失うことになるので、少しずつにしています。
先日、耳鳴がとれずにいつもいらっしゃる患者さんの波動診断をしたところ耳から金属の波動が検出されましたので(正確に言うと、金属が原因の免疫反応と思われる波動です)、耳鳴と関係があるかどうかは分からないというお話をして、自分のものと同じサプリメントをお譲りしました。
どうなるのかとても興味がありますよ~。
最近、欲しい人がいるかもしれないと、金属除去用のサプリメントを院内に置いてあったのです(笑)。
みなさんにそういう診断をしているわけではありませんが、金属に関するエピソードや、検査所見がある場合には、魚食も制限させていただいています。いくらデトックスしても、入ってきてしまったら何もなりませんから。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年06月28日
波動検査
患者さんにご協力いただいて、ビタミンCが本当に風邪に効果があるのか、とか、ニュージーランドの原住民マオリが使っているハーブにどんな効果があるのか、波動検査をして確認しているところです。
波動検査には科学的根拠はないのですが、かなり有用である実感があります。今後、難しい病気の治療にもだんだん挑んでいきたいです。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年06月21日
栄養療法ことはじめ
本来、中医学の六腑の講義について書く予定だったのですが、どうしても書いておきたいことがあり、予定を変更します。
実は・・栄養療法について、大変な興味が湧いています(はあ?)。今年の下半期は全て栄養の勉強で行こうと決意しました(・・・)。括弧内は皆さんの予想される反応です(笑)。
私の娘のことなのです。たくさん食べているし、それなりに体重も増えているから栄養障害とは思えない。でも、かなり疲れやすいようで、どうしたのかな?といつも思っていました。
先日、抗加齢医学会で聞いた栄養学の講義がとても鮮明に頭に残っており、それを娘に適応してみました。すると、ビタミンBと鉄の不足があるようです。
がーん。
早速、ビタミンBのサプリメントを取り寄せて、まず自分で飲んでみました。飲んだ印象は、体から熱が生まれる感じでした。何か現代人に足りない感覚なのではないでしょうか?
いまどきの食べ物には栄養素が足りないと言われています。これが分かりやすいサイトだと思います。
娘もビタミンBを飲んだら、1日で疲れにくい(ホントか・・?)と言っています。いろんな精神疾患の方たちも、実は栄養障害ということがあるようです。
ご講演下さった溝口クリニックの溝口先生のサイトはこちらです。気になる症状がある方は一度見てみては如何でしょうか?
私も今年は勉強をして、来年になったら、みなさんのご相談に乗れるようになっておこうと思います。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年06月14日
(中医学)六腑の講義から7~小腸2
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。しかしどの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は必ず出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
さて今週は小腸のイメージについて2です。
先週、小腸は無毒化されたものに対して、精一杯働きかけるという特徴があり、資生堂の真夏の女性のCMがイメージにぴったりであることもお話しました。
さて、小腸が陥る病態とはどういうものでしょうか?
小腸が働いて働いて・・・相手とのバランスを失ったとき、働き過ぎのワーカホリックに陥ることがあります。絵は出せませんが、アンデルセン童話の「赤い靴」の女の子に見られる状況です。
赤い靴を履いた途端、勝手に踊りだしてしまい脱げなくなってしまいます。ようやく脱いでホッとしたというのに、舞踏会からの招待に赤い靴を履いてしまい、また踊りを止める事ができず、足を切った、というのがお話ですね。
あと、小腸が陥る病態としては、赤い靴の女の子のように「私を見て」という自己陶酔です。相手に注ぐエネルギーがいつの間にか自分に向いてしまう、そういう精神的な傾向を持っています。
赤い靴の女の子は、義足をつけて、教会に奉仕することで幸せになりました。仕事も量のバランスと、目的の向きのバランスが必要ということですね。
踊り疲れた小腸の異常の方には甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)が良いでしょう。甘い処方で、遊びつかれた子供の興奮を抑えます。
大人は形芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)が良いです。冷や水をかけて調子を整えてくれる処方です。私は風邪のあとに、仕事が忙しくていつまでも熱っぽい感じが取れない人に使うことがあります。苦い処方です。
小腸に異常がある人には、胃腸を冷やすなま物、生茶、果物が良いとされているようです。活動を少し抑えるということでしょう。夏を控えた今の時期に摂取すると良いとされています。質の良いなま物を選んで下さいね。
では次回、胃1をお届けします。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年06月07日
(中医学)六腑の講義から6~小腸1
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
さて今週は小腸についてです。
小腸は心と表裏関係と言われています。小腸が表、心が裏にあたります。心と小腸には面白い共通点があるのでご紹介しておきます。これでイメージが湧くかもしれません
まず癌ができないことです。細胞がどんどん入れ替わりますので、癌化しようがしまいが新しい細胞の置き換わってしまいますので、かなり癌はできにくいです。
循環と消化吸収という2つの大切な働きを持ちますので、エネルギーに満ちていて、かなり活発な臓器であると言えます。これが2つ目の共通点です。
3番目に、経絡が小指にあるということです。これは何を意味するのでしょう?あまり意味がないのかもしれませんが、意味ありげな不思議な一致点だと思います。
全力で働いている2つの臓器ですが、無害なものを受け容れているという共通点もあります。血管は菌が入らないように閉鎖系になっていますし、小腸は胃酸で無害化されたものだけが入ってくるようになっています。他のことに目もくれず全力で働くので、無害化が前提になっているとも言えます。
小腸をイメージできる楽曲(映像も)はこんな感じでしょうか?資生堂CMはこの路線で作られていたと思われます。どちらも資生堂CMです。
時間よとまれ
燃えろいい女(私が個人的に加えました)
さて次回は、小腸2をお届けします。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年05月31日
(中医学)六腑の講義から5~胆2
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
胆には急激な成長に対する欲求があります。その目指すところは完成品であるところの大腸(金)です。胆(木)は、火―土と成長し、金に至るべきなのでしょう。でもその憧れが強いため現実を受容できない部分があります。
講義の中ではポール・デルヴォー「赤い町」(1944)が絵画として紹介されていました。しかしネット上にはありません。そこでこちらのサイトをご覧下さい。「美の巨人たち」のバックナンバーです。
人間の土のイメージとして女性の裸体が、物質化した金のイメージとして骸骨や彫像がところどころに描かれています。母離れできない自分と、父性への憧れとが錯綜している胆の象徴的風景と言える作風だと思います。もう少し大きく背伸びしたような絵画だとより胆的(?)だと思いました。
さて、胆に関係する処方ですが、竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)は代表的処方です。わがクリニックでも最も使用頻度の高い処方のひとつです。
現代人が必要としている状況は、理気(気の巡りを良くする)、清熱(熱を冷ます)、補陰(潤いを与える)だと思います。ストレスと睡眠不足と過労により、熱を帯び、乾き、気の巡りが悪くなっています。そういう現代人にうってつけの処方であると思います。
「憧れには段々近づきなさい。人生の苦みも味わって・・」という意味合いからか(笑)、とても苦い味の処方になっています。
さて次回は、小腸のイメージを考えてみましょう。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年05月24日
(中医学)六腑の講義から4~胆
五臓に関してはバックナンバー173~181号を参照してください。
五臓六腑の話はある程度理解が行かないと面白くなりません。漢方を学ぶ医師も最初のこの段階で挫折します。それは、西洋医学の臓器と東洋医学の臓腑の違いを受け入れられないからだと思います。どの代替医療を勉強しても五臓六腑の話は出てきます。恐らく真理に近いからでしょう。
私が3月に受講した下谷武志先生の「次のステップを目指す中医学講座」はその理解をを絵画と音楽でイメージしようという画期的なものです。何となく分かる程度で結構ですから、少し我慢して読んで下さい。文責は陣内です。
肝の病態は情熱が十分に昇華されず、熱がこもったり、怒りが生じたりする、ということを五臓のときに説明しました。胆の病態は、その動物型ですので、急成長したときに完璧を急ぎ過ぎるということと、急成長によりバランスを崩すことが考えられます。
(本項は陣内の想像です)竹取物語というお話がありますが、かぐや姫は、恐らく月に帰らずに済むように(自分の成長のために)あり得ないくらい探すのが困難なものを皇子たちに見つけるように伝えたのだと思います。一般には結婚を断るため、と解釈されていますが、本当でしょうか?
成長を急ぐ「胆」の完璧主義のが災いして、皇子たちが右往左往したのではないかと想像します。あり得ないものを頼んだ胆的な(?)強引さを感じます。
(Wikipedia「竹取物語」を参照しました)
楽曲ではスカボロ-フェアが胆に相当すると下谷先生が話されていました。
同様にたくさんの無理難題が結婚相手に降りかかりますが、これも実は結婚を断る口実ではなく、あり得ない高い次元を本気で求めた結果の詩なのではないかと想像します。
さて次回は、胆のイメージを絵画で考えてみましょう。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。
2009年05月17日