春の過ごし方
春は気温の上下が激しく、体内のエネルギーが上下に揺さぶられます。エネルギーは上下に動きやすくなり、上へと上る傾向になります。一種ののぼせのようになり、めまいや頭痛、咳が多く出るようになります。もちろん気温差から風邪も引きやすくなります。
そのエネルギーの流れを止めてしまうのは好ましくありません。上にのぼってきたエネルギーを淀みなく、体外に流します。寒いので、マフラーを一生懸命巻きたくなるのですが、できるだけ薄い物にするか、止めるように頑張ってみましょう。
でもやり過ぎて風邪をひかないよう、注意してくださいね。
2023年03月05日
のぼせの季節
のぼせの症状を訴える人が多くなりました。
気温が上下することで、身体の熱が上へ上へと流れやすくなり、とくに過労時や不眠時にのぼせがひどくなります。
めまい、頭痛がのぼせたときの主な症状ですが、副鼻腔炎や中耳炎や耳鳴りも、のぼせで起こりやすくなります。
十分な休養が必要なことはもちろんですが、首の締まった服装やマフラーをいつまでも巻いているとかえってのぼせから炎症を起こしてしまいます。お気をつけください。
2021年03月29日
梅雨時の頭痛、めまい対策
雨が多くなってきました。
昨日も気象ニュースをみていたら、湿度100%だそうで・・・。
こういう季節には体から水分が出ていき難くなり、東洋医学的には水毒と呼ばれる状態になります。体の水余りと考えれば良いですね。水毒のときに出やすい症状はたくさんありますが、代表的なものはめまいと頭痛です。
私も以前はこの季節の頭痛に相当悩まされましたが、今では(結構音がうるさいですが)除湿器を家の中においたり、クリニックでもドライをかけて対応しています。
もうひとつ対策があります。とうもろこしのひげ茶です!
(下記は一例であり、おすすめというわけではありません)
冷やして飲むと香りが少ないので、私は煮だして飲んでいます。
とうもろこしのひげは、玉米鬚と言って生薬として、あるいは薬膳茶として用いられています。下記のYou tubeで55秒くらいから効能を、80秒くらいから副作用のことが挙げられていますが、多様な効能があります(日本語でないのでサイトの正確性は保証しかねますが)。過量摂取はだめなようですが、お茶で飲む程度なら問題ないでしょう。
2019年06月11日
春の訪れ
散歩をしていて撮った一枚です。
芽吹くエネルギーがたまって、いよいよ春到来の気配です。
2018年03月20日
花粉症と町並み
花粉症が町並みと関係すると言ったらどう思いますか?
うそでしょう?と感じる方が圧倒的に多いことでしょう。でも、関連がないとは言えないと思います。
先日ある郊外の町に言ったときに、ファストフード店がとても多く、スーパーが少し駅から離れているためか、そこで買い物をする人が少ないことでした。こういう町に住む人たちはどうしても自分の家で調理をしなくなると思うので、花粉症が出やすくなるかもしれないと私は推測しました。
町の便利なところに良質なスーパーがあることはとても重要だと思います。私の住む町にも大型スーパーこないかしら・・・
2018年03月06日
水分代謝が良くない季節になりましたね
急に気候が暖かくなり過ごしやすくなったと思ったら、湿度も高くなり、体の水分が上手く循環しなくなる方が増えてきました。
水が循環しないときに出やすい症状は、めまい、耳鳴り、頭痛、むくみ、体が重い、だるいなど。いわゆる5月病もこの症状+新年度の疲れということで生じるのではないかと思います。
水が循環しないときには、除湿をしてみましょう。
大気中の湿度が下がれば、体から放出される水分の量も増えてきますので、水の循環は良くなると思います。
それでも水が循環しないときには、水の飲み過ぎ、胃腸の不調への配慮が必要です。胃腸は水分を吸収すると同時に、水分を体全体に分配する要です。冷たいものばかり飲んで胃腸を傷めないように注意したいですね。
そういう要因はない、という方たちについては朝に症状が出やすいか、夜に出やすいかを見てみましょう。
朝に症状が出やすい人は代謝の見直し、夜に症状が出やすい人は疲れの影響と、ストレスによる影響を考えてみましょう。
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2013年05月19日
湿邪の強まる季節
気温が上がり湿度も同時に上がってきましたね。
湿邪について普段は意識しませんでしたが、先日思い知ったことがありました。
除湿器が壊れて新しいものに替えた途端、空気が軽くなり呼吸が楽になりました。湿邪によって経絡の詰まりが生じていたようです。
経絡は気の通り道です。気は軽いので、湿のような重いものが周囲にあると気の流れが阻害されるのだと思います。
湿邪はとくにめまいや高血圧の原因になります。季節の変わり目にめまいの患者さんは多くなりますが、春の場合には湿邪が原因であることが多いのではないかと思うのです。
あと湿邪と言えば肩こり、腰痛、頭痛などですが、背面に生じ易いのが特徴ですね。膀胱経という経絡が背面にあり、この経絡が湿邪に侵されやすいので背面に痛みが生じ易いのです。
これから夏になると水の飲み過ぎなどで、また別の形で湿邪が悪さをする季節ですが、これはまた夏にお話することになるでしょう。
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2013年03月24日
花粉症のいろいろ
インフルエンザ陽性の人がようやく居なくなったと思ったら、もう花粉症のシーズン到来です。
今年は花粉が大飛散するという予想のためか、花粉症に関して様々な取材を受けました。
先日、西日本に転居する人はとても喜んでいましたし、釧路市長からは短期移住を勧めるパンフレットをいただいたりしました。
本当にみんな大騒ぎです。。。
花粉症の予防をもう少し真剣に考えるときが来ているように思いますね。いろんな雑誌にはそういう話をするのですが、診察中にはなかなか詳細を話す時間がないので困ります。
どれか手に入りそうな雑誌がありましたら、見てみて下さいね。
基本は、食事内容と運動ということに集約されると思います。人によってどちがらより必要かということもありますが、効果が少しずつしか出ないので、粘り強く改善していく必要がありますよ。
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2013年02月03日
冬は処方の変更で乗り切っています!
1月になり寒さがましてくると、いつも漢方薬を飲んで調子が良い人たちも一工夫しないとしのげないようです。
寒さが増して気になるのは水の動きが悪くなることです。これは自然界でも同じことが起きます。冬には海水の蒸発が抑えられ、水は動きが悪くなります。人間の体にも同じことが起きているのですね。
でも人間は水の動きが悪くなることで、いろいろと症状がでてしまうので、なんとか水を動かす必要があります。
漢方薬を使用すると水は動かすことができます。
まずは温めること。
そして、利水の生薬を多く使うことです。例えば白朮や茯苓を用います。
例えば冬になって処方を変更していくとき、温める力を強めるために、苓桂朮甘湯の桂皮を乾姜に替えただけの苓姜朮甘湯にすることが多くなります。暖かくなったらまた元に戻すわけです。
八味地黄丸をいつも内服している方の場合、温める力を強めるために、附子が増量されている牛車腎気丸でも良いのです。そのようにしている患者さんも多いですが、方剤の効果のベクトルがやや下向きになるので、温める力はほぼ同じで、利水の力が増量されている真武湯を使用することも多いです。
めまい、胃腸の悪い人、痰の多い人などは水の動きが悪くなると症状が強く出てしまいますので、冬の間はいろんな工夫で乗り切るように考えています。
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2013年01月27日
花粉との対決のときが来ました!
花粉症の患者さんには恐怖の季節がやってきましたね。
先日、郵便ポストに釧路市長からのダイレクトメールで、釧路は花粉ゼロの町なので、花粉を避けて借り住まいする方を支援するという内容のものが来ました。自治体もいろいろ考えますね。
わがクリニックでは漢方薬を中心とした解毒治療を行っていて、難病から各種アレルギーにも対応しようとしています。
生活をきちんとすればアレルギーはなくなるはずだ!と考えてずっとやってきたわけですが、いよいよその結果がでる時がきました。
実際にかなりしっかりと取り組んでいただいている少数の人たちは、もう解毒が全く必要ないというところまで来ています。
そういう人たちから花粉症がなくなり、それをきっかけにさらに多くの人たちがこの治療に参加されることを望みます。
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2013年01月20日