梅雨時の頭痛、めまい対策
雨が多くなってきました。
昨日も気象ニュースをみていたら、湿度100%だそうで・・・。
こういう季節には体から水分が出ていき難くなり、東洋医学的には水毒と呼ばれる状態になります。体の水余りと考えれば良いですね。水毒のときに出やすい症状はたくさんありますが、代表的なものはめまいと頭痛です。
私も以前はこの季節の頭痛に相当悩まされましたが、今では(結構音がうるさいですが)除湿器を家の中においたり、クリニックでもドライをかけて対応しています。
もうひとつ対策があります。とうもろこしのひげ茶です!
(下記は一例であり、おすすめというわけではありません)
冷やして飲むと香りが少ないので、私は煮だして飲んでいます。
とうもろこしのひげは、玉米鬚と言って生薬として、あるいは薬膳茶として用いられています。下記のYou tubeで55秒くらいから効能を、80秒くらいから副作用のことが挙げられていますが、多様な効能があります(日本語でないのでサイトの正確性は保証しかねますが)。過量摂取はだめなようですが、お茶で飲む程度なら問題ないでしょう。
2019年06月11日
みな意味があるのだと思う
見ていて不思議なことをするなあ、と思うことがある。
例えば相撲で土俵入りの時の作法とか、軍配が返るまで繰り返される仕切りとか。神事にはそういうものがたくさんある。数々の作法、あと特に興味深いが理解できない禹歩(うほ)とか。
みな意味があるのだと思う。私はそれを理解できない自分がまだ未熟なのだろう。なぜこんなことを書くのかというと、私たちの道具である白衣とマスクについて思うところがあるからである。
医学生の頃、白いのは汚れたらすぐにわかるようにと教えられたように思う。それもあるとは思うが、白色には病原菌を寄せにくい効果があるからだと今では思っている。手術室のガウンとかマスクが青だったり緑だったりするのが何故かよくわからない。冷静になるために青とか、緊張感の中でリラックスするために緑なのだろうか?
最近、黒いマスクをする人が増えている。世の中に逆説的なものが流行するのは常であるが、白と逆の効能があると考えられ、健康のためにマスクをするのであるなら黒は止めた方が良い。色にはファッションだけではない意味があるのだと思う。
2019年04月28日
風邪の予防
風邪を予防するにはどうしたら良いですか?
ということを聞かれます。まず考えるのは衛気(えき)の充実です。衛気とは、体の表面を巡る防御のことです。防御が強ければ風邪もひきにくい、という当たり前の理論ですが、これを意識していない人が多いです。
通常は風邪を処理するために漢方薬を、副鼻腔炎や気管支炎の合併があるときには抗生物質を処方しますが、最近、衛気を増すための漢方薬である補中益気湯を処方することが増えています。会社が忙しいのか、余暇を欲張りすぎるのか、睡眠時間が足りないのでしょう。
特に東京は夜でも暗くならないと言われています。でも明かりを遮断して早く寝ることは衛気を増すために必要でしょう。大切なのは活動した分だけ寝る、陰陽のバランスをとるということです。
2018年11月28日
ウェアラブルデバイス
健康管理をする目的でウェアラブルデバイスを装着している人が増えている。健康志向であるのは良いのだが、果たしてこういうもので本当に健康になれるのだろうか?
私は詳細を知らないので断定的にはかけないが、通信機能を持った電気で動くものであることは間違いあるまい。携帯電話の小さいモノと考えれば間違いないかのではないか。
携帯電話の害は語られて久しいが、圧倒的な便利さの前にあまり最近では声高に主張されることはなくなってきたと思う。しかしデバイスが高機能になるほど、体への負荷は増えていくのではないだろうか?
体で感じましょう。体は嫌な時、あなたに嫌だと知らせているはず。
そのサインを見落とすと、その状況に慣れて体はコリだけ残して何も言わなくなります。
最初の違和感、これに気づくことがとても重要です。
2018年06月27日
気功的な話
私はもう10年くらい気功をやっています。
この週末は笹塚本院の患者さんが対象で、健康増進を目的に気功を教えることになっています。
さて、その気功的な話。
筋肉の凝りができたとき、それを毎回すぐに除いていくことがとても重要です。ストレッチでも瞑想でもなんでも良いのですが、とにかく我慢してはダメ。なぜなら、次の凝りがやってきたとき、その凝った痛い感じは歪んだまま隠されてしまうからです。
我慢が美徳の日本人ですけれど、こと凝りに関しては我慢はためになりません。毎日どんなに凝りを除いても取り切れないくらい凝っている筋肉はあるものです。できるだけ時間を割いて修正していきましょう。
2018年04月19日
治療困難例にサフランを
治療に難渋する例にどのように対応するかを考えています。
ひとつの考え方として、治療の強さの問題があると思っています。
耳鳴の治療で、血液の循環を正したいと思う事が多かったので、少し前からサフランを使い始めました。
サフランは、あのお料理で使うサフランですが、これを湯に煮出したものを飲むのです。血液の滞りに対して強く効きます。
まだ、どの程度の効果があるのか、実感がありませんが、医学雑誌にはその効果が掲載されている内容です。でも雑誌の通りにはなかなか行かない、というのが実感です。
すかっと良くなるような例があると良いのですが・・・。
今後も研究を続けて参ります。
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2013年11月03日
恐がりなお子さんは腎が弱いかもしれません
お子さんの中にはとても恐がりな子もいらっしゃいますよね?
まあそういう子もいるかな?とも思いますが、その子の発する言葉に注目してみましょう。「疲れた」を連発していませんか?
あるいは普段は温和なのに、些細なことですぐにキレたりすることはありませんか?
そういうお子さんは腎の力が弱いと東洋医学では判断します。
運動があまりできない子も多く、親御さんが必死にスポーツ教室などに通わせたりして、何とかしようとすることもありますね。
でも腎の弱い子はまず力を貯めることが必要です。そのためには休息、睡眠が最も重要です。やたらと寝たがる子には睡眠が必要なことが多いので、特に注意してあげる必要があります。
運動のし過ぎ、予定を詰め込む生活などが苦手ですので、そういうことにならないように気をつけたいものです。
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2013年09月15日
栄養不良から口腔免疫不全状態に!!
栄養状態が悪くて咽頭痛が続いていると思われる方を診察しました。
この方は、通常の治療も、解毒的な治療も全く喉の痛みに対して効果がないと言われていました。
これはおかしいと、免疫不全を疑ってみました。
すると、タンパク質の摂取が少ない、ということに行き当たりました。
食事で摂取するタンパク質は少なく、納豆、玄米、豆腐、ヨーグルトという内容の食事がほとんどであるとおっしゃっていました。
動物性タンパク質は通常の食事をしている方には必須なものですが、摂取不足により、口腔内の免疫が落ちてしまうことも少なくありません。
よく見られるのはコレステロールが高いからと、全く肉魚も卵も食べないという人です。ご高齢の方に多いですね。
コレステロールはホルモンの材料にもなりますし、体への悪影響がでないように下げたいものです。
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2013年09月08日
化学物質の様々な影響を懸念します
最近、お菓子の影響を考えさせられます。特にアレルギー性鼻炎をはじめとした鼻水は、お菓子を止めないと止まらないということも多いです。
先日いらした患者さんも毎日アイスクリームをひとつずつ食べているとおっしゃっていましたが、鼻水を止めるためにはそれを止めていただく必要があるということをお話しました。
チーズもときにお肌に影響を与えるということが経験されると思いますが、これもお菓子の場合と同様で、何らかの化学物質が影響しているのでしょう。皮膚の痒みを訴えるお子さんの例でも背景にお菓子の食べ過ぎがあることを確認しました。
このように化学物質が身体に与える影響は少なくないと思います。
しかし一方でいろんな経路から多様な化学物質が体内に入ってくることが、昨今は懸念されます。とくに食事は重要です。
先日、仕方なく(笑)コンビニで食事を買う機会があったのですが、朝食時ということもあり、会計に7人もの行列ができました。みなさん簡単に食事を済ませる習慣ができてしまっています。
今後、様々な原因不明と言われる疾患が出てくるのではないかと不安を感じています。
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2013年09月01日
ジューススタンドの無農薬表示について
ジューススタンドが流行っていますが、そこでは青汁も売られていることがあるようですね。
先日、毎日健康のために青汁を購入しているという方を拝見する機会がありました。すると、化学物質的汚染が原因の症状が出ているのです。
その青汁は無農薬栽培であることが売り物とのことなのですが、どうも私の感覚では農薬が使われているように感じられます。
全てのスタンドが怪しいということはありませんし、まさか意図的に消費者を騙している事はないとは思いますが、「無農薬」の表示は自己申告なので、消費者側は一応疑ってかかる必要があるのかもしれません。
その方には青汁を止めていただき、漢方薬を使用して治療を開始しました。
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2013年08月04日