生ものはやっぱり少し怖いです
生ものの摂取は環境の汚染を体に入れることになるから止めなさい、という指導を私から受けた人も少なからずいらっしゃるはずです。
土壌汚染は生野菜や果物から入ってきますので、加熱調理することが原則であるという考えに変わりはありません。でも無農薬無肥料でできたものついては問題なく食べられることがほとんどだと思います。
こういう作物がもっと世に出回ると良いなあと思っています。さて・・・
刺身については最近まであまり深刻に考えたことがありませんでした。しかし、これも水質汚染の影響なのでしょうか?先日こんなことがありました。
今年はふぐを食べていないからと、近所にあるチェーン店のふぐを食べに行きました。ふぐ料理には当然フグ刺しが出てくるわけです。
食べたあと帰宅してからのことですが、どうも背部に違和感を感じるのです。もちろん気功的にその部分をじっくり観察させていただきましたが、汚染があったようです。
刺身もちょっと怖いなあと思ったので、先日、ブリしゃぶをいただいたときには、スッと湯通しするのではなく、かなり念入りにしゃぶしゃぶしてから食べました。
背中の患部についてはホメオパシーを使って解決しましたが、これは上手くいったようでした。
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2013年01月20日
新型ノロウイルス感染??
これは新型のノロウイルス感染なのかな?という症例が4例程度ありました。1例は自分です(笑)。
特徴を挙げてみますが、確定的な内容ではないので参考程度にして下さい。
嘔吐と下痢はあまりひどくないですね。私は少し下痢した程度で、それも通常にすぐに戻りました。
あとはとにかく寒気が強いです。経験したことの無いふるえがきました。この症状を訴えられている人は他にも居ましたね。布団にくるまっているのに寒気がまったく収まる様相でないのには驚きました。
でも症状の割に、きちんと養生するとすぐに収まるのも特徴かもしれません。
私だけがそういう風であったのかもしれません。いつもと同じような生活をしている場合には、すぐに収まるとはいえないかもしれません。
そう考えてみると、インフルエンザと似ていませんか?
もしかして、検査で陰性の人はノロウイルス感染なのかも?
そんなことを考えてしまいます。私が、これはノロウイルス感染ではないかしら、と思った患者さんからインフルエンザ検査陽性と知らされたときには驚きました。気をつけて、思い込みが入らないように診察しなくてはなりませんね。
あと今シーズン2回目のノロウイルス感染だと訴えられている方もいらっしゃいます。インフルエンザと異なり、ノロウイルスについてはまだまだ分からないことも多いので、今後いろいろ診ていきたいと思います。
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2013年01月14日
清酒風呂の効能について
清酒の風呂に初めて入りました。
これをやった目的は体を清めるということでしたが、元々清酒風呂は美肌効果を目的に行われていることが多いようです。このサイトにあるように、酒粕+塩が良いのかどうかは分かりませんが。。。
私の場合、浴槽に買ってきた清酒2Lを注ぎ込み、体の邪気を除こうと考えました。
ちなみに一説によると、家族全員の邪気を吸うことは難しいようなので、自分が入浴した後は他の家族に邪気が移らないようにする必要があるようです。
もしも家族で入るようでしたら、邪気を受けやすい人(体の弱い人)を先に入れる必要があると書かれているサイトもありますが、一人ずつ湯を抜いておく方が無難ですね。
私の考えですが、清酒は醸造アルコールが入っていないもので、安価なものを買いました。邪気を引きつけて捨てるためにやっていることなので、高価な清酒は必要ないのではないかと思います。むしろ安い方が良い。
結果ですが、すごく温まる、あとすごくリラックスできるということが分かりました。とにかくよく眠れるので毎日やりたいです(笑)。邪気の多いこの時代には必要なものかもしれません。
2Lで¥800くらいのものを入れましたので、お菓子を我慢すれば数日に1回の清酒風呂は現実的ですよ。皆さんも試されてはいかがでしょうか?
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2013年01月06日
アロマセラピーに向けて2
嗅覚障害の患者さんが増えています。
嗅覚は生死に関わらないからと放置される場合も多いようですね。しかし、人間も一動物として嗅覚を大切にしていきたいものです。
以前に、ニオイにはニオイで対応するという考え方があるとご紹介しました。つまりアロマセラピーは嗅覚障害に対応できる可能性があるということです。
一人の嗅覚障害の患者さんがいらっしゃいます。ご協力いただき、どのアロマだったら可能性があるのかと試してみました。
その患者さんで一番可能性を感じたのはラヴィンツァラでした。
ラベンサラという紛らわしいものもあるようですね。気をつけなくては!
治療レベルで使えるようにと、抗ウイルス作用を中心に考えています。ラヴィンツァラはユーカリほどには抗ウイルス作用が強くはないようですが、嗅覚に関して使えそうであることが分かったのは大きな収穫でした。
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2012年12月31日
アロマセラピーに向けて~精油の研究を始めました
とうとうアロマオイルの研究を始めました。
アロマセラピーというところまでは行きませんが、アロマの精油には抗ウイルス作用を始めとして、いろんな作用が認められています。
それらの作用の中で使えるものをピックアップして、診療にも可能なら応用していこうと思っています。
まだ始めたばかりでお恥ずかしいのですが、先日ユーカリの精油を購入しました。これには抗ウイルス作用があるのです。どのウイルスに効果が高いのかは今後見ていきますが、かなり作用は強いようです。
先日、うちで働いているドクターがひどい頭痛を訴えていました。その頭痛も風邪からくるウイルス感染と思われたため、ユーカリを使ってみました。診療の合間にその香りを楽しんでいたところ、いつの間にか頭痛がとれていました。うーん、凄い!
今までどう扱っていくか悩んでいましたが、今後少しずつ使えるアロマ精油を増やしていかれればと思っています。
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2012年12月23日
50度洗いの方法について
今年の4月に50度洗いのことをご紹介しました。
特殊なやり方だと思っておりましたが、NHKでも5月にその内容が放送されたようですね。
先日、患者さんで毎日50度洗いをしているという患者さんに出会い、すごく嬉しい感じがしました。一手間二手間かけて食や健康を考えるということをみなさんが忘れがちな時代ですので、こういう手間を惜しまない生活態度は見習いたいものです。
ところがこの患者さんですが、法事でホテルに二泊したら脇腹痛がでてしまったようなのです。
この話を聞いて、50度洗いの効果が少ないのでは?と思われた方も多いかもしれませんね。でもむしろ、普段きちんとした食材の処理をしているので、逆に外で食事をしたときに症状が出たのではないかと思います。
この50度洗いが一部の耳鳴り治療にも役立つと思うのですが、どなたか体験していただけると嬉しいのですがー。細かいやり方は上記NHKのサイトに掲載されていますよ。
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2012年12月16日
腎の障害により続く咳(中医学)
二人目のお子さんが生まれると、お母さんもお世話で大変ですが、第一子のお子さんも不眠ぎみになって大変という面があるようです。
あるお子さんは、不眠が続いて、腎(生命力)の力が落ちてしまい、咳が出るようになってしまいました。
なぜ腎の力がおちると咳がでてしまうのでしょうか?
中医学では、咳は気が上にあがってしまうので出るという解釈をします。普段は体の水を循環させて上がった気のエネルギーが残らないようにしています。これは腎の働きです。
それと、腎には上がった気を回収する役割があるので、これも普段咳がでないように作用していると考えられます。
腎が慢性疲労などにより失調してしまうと、水をくみ上げたり、気を回収したりする作用が弱まってしまいますので、気が体の中で上へ上へと昇るようになってしまいます。
大人ではよくあるのはストレスによる咳ですが、子供では睡眠不足による咳が常態化しているのではないかと思われる人が増えているように感じます。わかりにくいので注意が必要と思います。
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2012年12月02日
依存症に対する考察~臓躁(ぞうそう)
数年前から飲酒運転の規制が厳しくなりましたね。サイトによると2002年からだそうです。飲食店が大打撃を受けたと書かれていましたが、その後はどうなったのでしょう?
さてさて。飲酒運転は罰金が高額になったこともあり、私の周囲では全くと言って良いほど見かけなくなりました。
ところが新聞によると、アルコール依存症の人については、まだ飲酒運転を繰り返しているという実態もあるとのこと。飲酒運転者の半数はアルコール依存症の疑いがあるのだそうです。
先日、東方医学会主催の講演会で講師の先生が、アルコール依存症は身体的依存の傾向が強いので専門家が診察する方が良いとお話されていましたが、精神医学的に解釈すると、社会と接する過程で、小さなフラストレーションが溜まっていき、それが社会の許容される形で解消されんとするのが依存症なのだとのことでした。
中医学的にはこのフラストレーションは内に向かい臓躁となるのだそうです。臓躁とは、憂うつ、絶えず泣き笑う、頻繁にあくびするなどの症状を呈する状態で、2つに分類されます。
1)脾の損傷から心神が失養(十分に栄養されない)して発症する
2)体液漏出や、失血により火熱が生じ、心神をかく乱して発症する
どちらにしても、心を潤すことが最も重要のように思われます。大棗は燥を潤し、小麦には安神補気の作用があるので、中医ではよく使われるようです。
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2012年11月25日
だんだん冬支度処方になってきました
だんだん寒くなってきましたね。寒くなると、体の気血の巡りが悪くなります。夏の間は順調に経過していた患者さんも、だんだん薬が合わなくなってきています。
温める薬の場合、一段階温める力を強化するような対応をしています。
例えば、六味丸という漢方薬を使っていた患者さんに対しては、そこに附子(ブシ)と桂皮(ケイヒ)という温める生薬を加えた八味地黄丸という処方に変更します。
では八味地黄丸を処方していた人にはどうするかというと、少し附子を少し増量した牛車腎気丸という処方に変更しています。
別の例では、めまいの処方で苓桂朮甘湯という処方があります。茯苓、桂皮、白朮、甘草という構成生薬の1文字ずつを名前に入れた処方です。これも少し寒くなってから切れ味が悪くなってきました。
そこで私は桂皮の代わりに乾姜(生姜を乾燥させたもの)を配した苓姜朮甘湯という処方を用います。
苓姜朮甘湯がめまいに効果があるということはあまり知られていませんが、実際には真冬時のめまいにはかなり効果のある処方なのです。
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2012年11月18日
腸内感染に母からの移植糞便
「月経と季節の関係について2」をお届けする予定でしたが、面白い記事を見つけたのでこちらをご紹介します。
救いの主は母から移植された糞便 腸内感染の重症患者に朗報か
抗生物質で体調が悪くなる方は少なくありませんが、これは腸内細菌叢が乱れて生じる体調不良と思われます。
元々免役の状態が悪い方などでは、抗生物質を使用することにより、腸内細菌叢の乱れがかなり強くなり、予想できないほどに重度の体調不良が生じる場合があるようです。
そのときに腸内細菌叢を正常化することは通常の方法ではなかなか難しいかもしれません。そこで、このサイトの方法ですが、これは元々の腸内細菌叢は母親のものが定着しているので、その細菌を移植することで後から定着した悪玉菌を排除できるというものです。
詳細な論理は分かりませんが、難病治療のひとつの選択肢になってくるのかもしれません。
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2012年11月11日