(風邪マニア向け)風邪のときにどう氣が動くか?
気功と風邪の両方のことを考えていたら、風邪のときに氣がどう動くのかを考えてみようと思ったわけです。こういうことは東洋医学を勉強した人なら考えるかもしれませんね。
まず外から邪気が入って来ようとします。すると、皮膚面に氣のバリアができます。症状としては寒気とか発汗とかですね。
どこから来る氣なのか??これはよく分かりませんが、それぞれの場所にある氣が体の表面に移動するのかな?と考えます。風邪の侵入部位だけではなく、全身で起こることのように感じます。でも下半身にはあまり生じないかもしれませんね。よく考えると不思議です。
そして体表で氣が集まるので熱になります。発熱して寒気がなくなるのですが、この氣はその後、暖かいまま体を昇ってきます。これは頭痛になるのだと私は解釈しています。
この後が問題なのですが・・・。
この後、頭まで昇った氣は、副鼻腔炎や咽頭炎を起こしながら体を降りてくるのでしょう。場合によっては気管支炎も起こすでしょう。
同時期に胸脇苦満という横隔膜の下に氣がたまって少し苦しい感じがでて来ます。一般的には、風邪(ふうじゃ)は肝の経絡を傷めるので、肝の近傍が重くなるのだ、という考えが一般的なようなのですが、理由が明確ではありません。どうして横隔膜のところで氣が溜まるのかもよく分かりません。
私は病初期に下半身に動員された氣が遅れて昇っていくところなのではないかしら・・?と考えますが、どうでしょう?これは聞いたことのない説だなあ(苦笑)。(続く)
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2007年10月20日
楽しい中医学倶楽部からのお知らせ
第5回楽しい中医学倶楽部の下見と買出しに行きました。準備も楽しいです。
本草薬膳学院は明るい教室で良い感じでした。器具と食器を確認して、その後浅草かっぱ橋まで蒸篭(せいろ)の買出しです。今回は3段重ねで料理をする計画なので、適当な大きさのものを買いました。みなさん是非ぜひご参加下さいね。
今回のテーマ、薬膳について(本多先生ブログ)
かっぱ橋道具街の写真です。
本多先生履歴など(第1回のご案内より)
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2007年10月14日
『第5回楽しい中医学倶楽部』のお知らせ
テーマ:薬膳 料理を作りながら中医学を学びましょう
日 時:11月17日(土曜日)17時から20時まで
定 員:20人
参加費:4000円の予定(材料費込み。当日精算)
場 所:本草薬膳学院 http://www.honzou.jp/
お申し込み、お問い合わせはlohas@jjclinic.jpまで。
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2007年10月07日
FRCCという団体の活動に注目!
先日テレビを見ていたら、このFRCCという団体の話がでてきたのでご紹介します。インターネットにも少しだけ情報がありました。
信州山小屋ネット
これは闘病のために山登りをするという団体なのです。
病気、とくに癌になると、患者さんは家に閉じこもりがちになります。これでは病気が良くなるような免疫の働きが生じるとは思えません。
登山をすることで、まず家にこもりがちになることが避けられ、しかも同じ悩みを持った仲間がいることで励まされ、さらに山登りをするという団体行動をとって困難を克服する過程で達成感が生まれます。
この山登りはこれだけの好条件がそろう行動なので、免疫的にも有利に働く可能性があるのではないでしょうか。笑いにいろんな健康への好影響があることと似ています。
癌が、手術や薬などで見た目になくなっていて、しかも体力的にまだ余裕のある患者さんにとっては再発の予防の一助になる可能性がありますね。体力的に無理がかかることで逆効果にならぬように注意は必要と思います。
東京女子医科大学文化祭の前夜祭として「女性がん体験者登山支援」のためのコンサート」も行われているようですよ。
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2007年10月07日
めまいと気象の関連について
9月の患者さんの動向をみていると、月末にめまいの患者さんが急増しているのが特徴的でした。
ストレスなどから生じる神経障害というよりも、東洋医学的に水毒と言えるような状況、つまり水の代謝がうまくいかずにめまいが生じているということが多いような印象でした。
水毒による症状としては、他に頭痛や肩こりが挙げられます。めまいがなくても、月末にかけてそういう症状に悩まされた方が少なくないのではないでしょうか?
こういう症状が出たときに病院でも「低気圧が近づいているからねえー」ということをよく聞くのですが、私は以前から低気圧とめまいの関連は少ないとずっと主張を続けています。
この9月の気圧は「めまいと気圧とはあまり関係がない」という仮説を裏付けるデータになっていました。気圧は月初からほとんど変化していません(東京の話で恐縮です)。
月初から最低湿度が50%以下に下がらなかった日が何日もあり、そのことがめまいの発症に影響を与えたのではないか?と考えています。めまいがはやる数日前に最低湿度が下がらない日が数日あるように感じています。しかし、この考えにも確証はありませんので今後も観察を続けて行きます。
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2007年09月30日
第4回楽しい中医学倶楽部
9月30日は私たちの主催する『第4回楽しい中医学倶楽部』が開催されました。人数はやや少なかったですが、広いスペースで、数種類のナツメ菓子、ハーブティー、果ては金銀花のお酒まで出して、楽しんでいただきました。「宮廷美容法」という題目でしたので、みんなそれに関するお菓子やお茶、お酒だったのですよ。
講義の風景
休憩のひと時
真面目なつまらない講義ではなく、楽しく中医学を学べるように工夫を凝らして皆様の第5回への参加をお待ちしております。次回は11月17日、内容は「薬膳」の予定です。詳細が決まりましたらお知らせします。
お申し込み、お問い合わせはlohas@jjclinic.jpまで。
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感想をいただいています
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(さらに…)
2007年09月30日
『ストレスを簡単に解消!~自律訓練法』やってます!
ストレスに対抗するために、自律訓練法というのを少し取り入れています。ストレスがたくさんあるわけでもないですが・・。
★『ストレスを簡単に解消!~自律訓練法』★
佐々木雄二(著)、ゴマブックス(2005/09)
リラックスってこういうことを言うのだな、と分かってきました。
自分で自分にリラックスしているという暗示をかけるのですが、自分の五感がほとんど働いていない状態だと、体がその通りになってしまうのが不思議です。自己催眠状態ですね。この状態だと、自己治癒力が高まるのだそうです。そんな感じもしますけれど、まだよく分かりません。体に任せている状態です。
終わるときにも筋肉がゆるみきっているので、だんだんに元の世界に戻る感じになります。これがなんとも心地良いのですが、きちんと戻ろうとしないとまた、筋肉が緩んで元に戻ってしまいます。戻れないと困るな、と少し危ない感じも実はします。
気分が本当にさっぱりするので、みなさんにもおススメです。緊張ばかりの世の中ですので、こういう弛緩した状態を体験する時間はとても有意義ではないかと思いますよ。催眠状態のような感じになりますから、元に戻れるように、きちんとやり方を研究してからやって下さいね。
私の場合、本当は筋肉が緩んでいるときに瞑想をしようとしているのですが、イメージ力が不足しているのか、これはなかなかうまく行きません。今後の研究課題といったところです。
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2007年09月23日
第4回楽しい中医学倶楽部のお知らせ!
ようやく楽しい中医学倶楽部の次回開催内容が決まりました。
テーマ『宮廷美容法』
日時:9月29日(土)17:30~20:00
場所:セラピースペース パレット セミナールーム204号室
会場費として3000円いただきます。
<コンテンツ>
古代中国の美の基準/唐代の眉化粧の流行/楊貴妃の生きた時代
楊貴妃のスパ/お肌のトラブルに効く花_金銀花
薬浴・薬茶に愛用されたジャスミン/楊貴妃が愛した果物_茘枝(れいし)
顔・肌の色のはなし_五行色体表/美人のドライフルーツ_ナツメ
仙女の美白パック_冬瓜(トウガン)
お申し込みはlohas@jjclinic.jpへ
2007年09月02日
第1回楽しい中医学倶楽部の内容を読者限定で公開!
第1回楽しい中医学倶楽部の内容をメルマガ読者限定でe-leaningとして公開いたします。8月末日までの公開です。かなりの力作です!こちらです。
最後のページにアンケートを用意しています。是非是非それをお書き下さい。私たちの中医学倶楽部とe-learningの改良の基になります。どうぞ宜しくお願いいたします。
アンケートには楽しい中医学倶楽部に関するご要望をお願いします、例えば、
・こういう内容で開催して欲しい
・大阪、名古屋、福岡・・で開催して欲しい、などなど
第4回「宮廷美容法」は9月29日(土曜日)18時ごろからの予定です。
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2007年07月29日
第3回楽しい中医学倶楽部
第3回楽しい中医学倶楽部のご報告
2007年7月14日土曜日17時半から3時間、小石川後楽園の涵徳亭、鳳凰の間と不老の間において、台風が接近する中、10名の方にご参加いただいて開催されました。
テーマは「不老長寿」
人間の寿命が古代中国ではどのように考えられていたか?
不老長寿を究極求めるということはどういうことか?
不老長寿を現実的に求めるにはどうすればよいか?
不老長寿のためのエクササイズ(実技)などなど、
本多先生のお得意分野なのか、話がどんどん予定外の方向に流れていきます。
青のLANケーブルでテーブルに川を作り、どの部分に氣が集まるかなど、風水に関する知識もご披露いただきました。ナルホドなるほど。不老長寿には住環境も重要なのですね。
今回のテーマは普通の中医学の講座では恐らく聞けないような、伝説や特殊な考え方についての講義だったので、解説する側も難しかったようでしたが、聞いている人たちには、そのイメージは十分に伝わったのではないかと思いました。
今回も参加者の意識が高く、二次会まで激論が展開される始末(嬉)。ペンジュラムによる占い?も登場したりして、「氣」に関する理論と実践が十分に行われたと感じました。
次回は9月を予定しています。
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2007年07月15日