片側だけの体調がおかしい人へ

 「頭痛も肩こりも背中もみんな左が痛いのよ~」という人が結構いらっしゃいます。

 単なる偶然という考え方もありますが、私はその原因をいろいろ考えてみる必要があるのではないかと思うのです。

 自分の悪い側に何か良くないものがあるのではないですか?

 とくに一日の3分の1を過ごす寝室は重点チェックポイントです。その体のおかしい部分に電気製品があるとか、パソコンがあるとか、何かないですか?電源コードが刺さっていれば、スイッチがOFFでも影響がでることもあります。

 そうそう。携帯電話を自分の決まった側において充電しつつ寝ている人も少なくないようです。これは影響が小さくないですよ。

 部屋の配置はあまり変えることがないので、小さい影響であったとしても毎日少しずつ悪影響を受けてしまう可能性があります。

 動物を飼っていらっしゃる方は、その体の悪い場所に当たるところに動物を離してみましょう。そこに動物たちが留まることは少ないのではないですか?きっとネコなんかは敏感に反応するのではないですか?

 もしかしてお子さんでもそういう感覚があるかもしれませんね。(お勧めはしません)

 あとは仕事場やリビングで自分のいつもいる場所におかしなものがないか、確認してみましょう。解決の糸口が見つかるかもしれません。

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2012年09月30日

南の島から帰国した知人の友人のお話~感染症かな?

 知人の友人が、南太平洋の国に行って帰国してから潰瘍性大腸炎になったということを話してくれました。

 私はこの情報を持っていたので、これをその友人に伝えました。
    ↑このサイトを邦訳すると読みやすいですよ。

 南の国では潰瘍性大腸炎の患者では寄生虫検査をすることが当たり前になっているとのことです。結構、同様の内容を含んだ論文が多く見られますね。

 インドにおける潰瘍性大腸炎患者の糞便検査では、ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルスの有病率がそれぞれ8%、10%であり、寄生虫も2から4%の有病率であったと報告されています
 
 もしもこういう患者さんに免疫抑制剤などを投与する一般的な方法を使うと想像ですがことが感染症だけに、あまり良い結果にならないかもしれません。

 昨今は海外との行き来が盛んになっているということもありますし、日本の気候も亜熱帯のようになってきています。そういう意味ではちょっと心配もしています。

 日本では寄生虫学の講座がなくなる傾向にあると聞きます。研究者が減っているのでしょうね。しかし日本の気候も温暖化の傾向であり、こういう学問が衰退するのは看過してはいけないことのように感じました。

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2012年09月23日

「ウイルスか何か」が特定できない現状

 先日、某所の医療関係者の集まりに行ってきました。偉い先生の研究発表でした。実は私もその先生に一時期お世話になっていたことがありましたので、研究内容の総括を聞く感じでした。

 まずはある病気のモデル動物の研究です。従来、原因不明と考えられていた病気が体の外から入ってきた何ものかによって引き起こされるのではないか、という結論を上手く導いていました。

 私もこの内容をみて、「この○○病は、ウイルスか何かによって引き起こされるのだな」と確信しておりました。

 ところが、その研究に行き詰まりが生じてきます。

 この「ウイルスか何か」が特定できないのです。

 患者さんを診察して「この○○病は△△検査をすれば分かりますから検査しましょう」ということにならないと、診察室の現場では診断できないことになります。

 逆に○○病の人を診て、「このウイルスか何か」が体の中で増えているという事が分かると、やっぱりそうか!ということになります。

 しかしウイルスや、その他の原因と思しきものは無数にあります。それを全て調べることはかなりの困難を要します。そこで研究は方向転換を余儀なくされてしまったのです。

 実に惜しいことです。

 でもこういう研究が世の中には無数にあるのだと思います。

 この偉い研究者の先生はデータを出して論文をたくさん書いている方ですので、恐らく気功で診断すると・・・という話には耳を貸さないでしょう。私も不愉快な気持ちにはなりたくないので、質問はせずに会場を後にしました。

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2012年09月09日

将来、当院でできると良いなと思っている癌治療

 うちのような小さなクリニックでも癌患者さんを数人診ています。最近、そういう患者さんを前にして、自分ができることは何かと考えることがあります。

 癌患者さんの中には癌と気力の限り戦って、治していこうとする人も大勢いらっしゃいます。それを支える医療従事者も多数います。西洋医学の根本を成す考え方と言えます。

 これはこれでとても結構なことで、手術、抗ガン剤、放射線治療を駆使して癌を克服している方は大勢知っています。

 この方法を選択された患者さんは(というか、これが通常の選択ですね)、専門病院への紹介状を当院から持って行くことになります。紹介状を書いて私の役目は終わりです。

 では当院でできる癌治療はあるでしょうか?

 残念ながら現状では提供できる有力な治療方法はありません。漢方薬を駆使して、スピードを緩めることはできるかもしれませんね。そんな程度です。

 でも世界一周して帰ってきたら癌が治っていた、なんていう例が世界にはあるんですよ。そういう人は全く違う自分になることで、癌がない自分になっているのではないかと思うんです。

 世界一周を現実にはしないで、体は世界一周させてしまう・・・そんな治療方法がないのかしら、と考えている今日このごろです。

 おふざけでなくて、真剣に考えているんですよ(笑)。

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2012年07月29日

唾液から分かるいろいろなコト

 唾液は簡単に採取できるので、何か体の状態を表す物質が測定できるのであれば、とても有用性が高いと言えます。

 以前からストレスを唾液から測定できるということで、新聞などでも取り上げられたことがありましたが、他にもいろいろなことが測定できることが分かりました。

 現在、唾液から分かる項目は以下の通りだそうです。
  虫歯のなりやすさ、歯周病の状態
  HIVウイルスの有無、ストレスの測定
  喫煙習慣、大麻や覚醒剤の使用の有無

 歯科の予防歯科という分野で、かなり唾液検査が使われているようですね。この歯科のサイトを参考にしてみました。
 
 虫歯は菌由来の酸が原因ですから、その酸を中和する力が唾液にどのくらいあるのかを測定することで、虫歯になりやすさの指標にしているようです。

 また、プラーク中の菌が酸をどのくらい産生するかを測定することで、むし歯になりやすさを判定できるようです。

 さらに、菌の培養も予防歯科では行うことがあるようです。

 歯科領域以外では少しずつ唾液検査が実用化されつつあります。

 乳がんや膵臓がんの腫瘍マーカー測定に唾液が使えないか、という研究もなされているようです。唾液検査なら容易に判断できますから、こういう研究 がどんどん進んで欲しいですね。
 

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2012年03月11日

インフルエンザの漢方治療について

 気候がだんだん温かくなるにつれて、インフルエンザはまだ勢いがあるとはいえ、少しずつ収束の方向が見えてきました。

 そんな中で、インフルエンザの治療に麻黄湯が持てはやされていますね。

 麻黄湯は確かに、インフルエンザのような強い邪気を払うのに有効な処方です。しかし体内の全ての気を動員して邪気の攻撃を防ぐので、だんだん自分の体の守りがおろそかになっていきます。サッカーでキーパーも攻撃にでていくようなイメージですね。

 ここでよく考えてみて下さい

 インフルエンザウイルスが減少してきたときに、咽頭炎がひどくなったり、引き続いて生じる副鼻腔炎や気管支炎がひどくなったときに、体を守る免役力が残っているのでしょうか?

 上手く邪気が払われて、症状が治まった時には良いのです。そういうことが多いでしょう。しかしそうならなかったときに、もう少し体を守りながら注意深く攻めるべきだったと後悔しないかと心配になります。

 そこで私は葛根湯を使うことをお勧めします。診察の中でも私は葛根湯を中心に使います。麻黄湯よりもいくらか守りの内容が含まれていることと、葛根はコリを取ってくれるので、インフルエンザのときのこわばりに効果的だからです。

 葛根湯は効果を高めるために、お湯で飲むようにしましょう。 

2012年02月26日

触診~本来の医療の姿とは?

 新医療ではないかもしれませんが。

 今では「漢方養生ドック」なるものも登場し、東洋医学もようやく得意の予防医学分野に進出してきたなあ、という印象です。
 
 新聞にこういうことが書かれているのですよ。

 「漢方医療に取り組む医師たちを取材して驚いた。患者の身体に丁寧に触れ、患者の訴えに真剣に耳を傾ける医師の姿があったのです。」

 あれ?これって驚くことなのかしら・・?

 私は麻酔科で研修中にこういうことを習いました。

 心電図や呼吸器のモニターはみな器械を介して患者さんをみているけれど、センサーの不調などの器械の問題で情報に誤りがあると命にかかわるから、患者さんから直接情報を取るために、必ず脈を取り、聴診器を常に用意しておくように、と。

 私も診察中に脈をとることがとても多いのです。情報量が多いですからね。

 健康な人が、病気の人に触れることもまた必要なことで、病気の人も癒しをもらうことができるのですよ。

 鍼を打つ人などは、かなり入念に体に触れて患部を診たり、経穴の位置を探したりしますよね。そういうのが本来の医療の姿のように感じます。

 検査データやレントゲンは所詮、数字や影に過ぎないのですよね。大いに参考にはなりますが、それが患者さんの全てではないというのが私の意見です。

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2011年08月06日

これからの医療で大切なこと~国際統合医学会から

 これからの医療で何が大切になるか、というお話を学会で伺いました。なるほどと思えたところがあるのでご紹介してみます。

 1)倹約型へ
 医療費が膨大な額になってきています。高齢化が進むにつれてその額も増加するものと考えられています。医療費も無駄をできるだけなくしていくという取り組みが必要です。今回の震災でその流れは促進されることでしょう。

 2)量よりも質へ
 医療の高度化が質を高めると考えられていますが、私はこれは誤りだと思います。通常の医療の中に質を上げられる部分がたくさんあります。そして病気を再発させないための指導面の取り組みがより重要になるでしょう。私は医療の質を常に私は意識して診察していますよ。

 3)在宅へ
 私はいずれ何らかの形で在宅医療を考えなくてはならないと思っています。高齢化社会ということもありますが、家庭に入らないと分からない患者さんの背景も知った上で治療することが必要になってくると私は考えています。

 何だか項目別で弁論大会のような、選挙演説のような・・(笑)

 4)さらなる効率化、つまりはIT化
 これは1)のこともありますし、避けられないでしょう。効率化しつつ質を維持するということが大切でしょう。

 5)チーム医療
 医療の専門化が質を上げるということなのでしょう。高度医療においては必要が増してくるでしょう。ただし全人的医療はむしろ1対1の医療行為において達成されやすい感じがします。

 6)混合診療(自費診療の導入)
 賛否両論あると思いますが、医療の質を上げ、効率化を達成し、医療費も抑制するとなると、自費診療をより有効に使う試みが広がっていくでしょう。

 さあ、今後の医療はどのようになっていくのでしょうね。

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2011年04月03日

【教材から】健康にも占星術が使えないか??

 あまり話をしたことはありませんが、昔からビジネス教材が好きで、結構いろいろクリニックの経営にも試したりしています。

 先日、気になる教材があったので買ってみました。ビジネスの流れを、惑星と星座の位置で考えるというものでした。ふと思いました。「これって健康にも応用できるんじゃない?」と。

 健康を守る上で、最近特に注意が必要だと感じるのは、見えないものの影響です。前述のウイルスの波動もそうですが、携帯電話などの電磁波類も、磁場の類にも注意が必要と感じることがあります。当然、惑星や星座にも配慮が必要かもしれない!と思いませんか?

 月の影響を動物は感じ取ると言いますね。満月の夜には魚が取れないということも言われます。人間は意識の上では感じていないのですが、もしかして、体は感じて影響を受けているのではないでしょうか?

 そこである占星術の本を1冊読みました。まだ何だかピンとはこないのですが、少し時間を見つけて何冊か読んでみようと思っています。日本では古来、医術は僧侶や巫女、陰陽師などによって行われていたわけで、占術とも深い関係にあると思うのですけれどー。

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2011年02月13日

インフルエンザが流行していますね2

 先週まではインフルエンザの患者さんが椅子に座った時に何となく分かる程度でしたが、繰り返しているうちに「ああ、また来た」と分かるくらいになってきました(驚)。

 これは私の気の回りが良いからだと思うのです。意識して気詰まりが生じないように、診察中も軽く伸びたり、簡単な体操をすることがありますし、家ではできる範囲で瞑想をするようにしています。これも気が回ります。気のめぐりが良いのは病気の予防にも良いと自分では考えています。

 検査キットによる診断は40~65%と聞いていましたが、波動診断と私の体診断(笑)によると、もう少し低い印象です。インフルエンザで亡くなられた方は何度も簡易キットで検査をしたようですが、私は何度でも陰性が出る可能性があると思うので、症状があれば、さっさと抗インフルエンザ薬を使用するということで良いと思います。

 体診断は危ないですよ。何しろ、患者さんからインフルエンザの波動をもらってしまうのですから。診察を終えたあとに、アルコール消毒をして、気を流す体操をして、完全に気の詰まりを除いています。少し時間がかかりますね。

 波動診断をしていて感じるのですが、発症後48時間を経過してもインフルエンザ治療薬は有効ではないでしょうか?少なくとも体から出る波動は、治療薬を持つことで小さくなるので、首から下げるとか・・・お守り?(笑)。

 真面目な最新の情報としては、新型インフルエンザの診断キットはまだ市場に出るのにまだ時間がかかるようです。タミフルとリレンザに次ぐ薬の開発は日本で既にかなりのところまで行っているようですよ。

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2009年09月20日