被災地支援について考えさせてくれた人たち

 テレビや新聞の報道に目を向けると、いろんな被災者支援があるのだなと感心させられます。

 一つ目は「思いで探し隊」だったでしょうか?アルバムとか、被災地に残された思い出の品々を集めて回る人たちです。

 私もアルバムがなくなるのは本当に嫌です。普段見ることもないのに、何か自分のアイデンティティのために必要なもののように思います。

 経済的支援、食糧支援ももちろん大切ですが、人々の心に滲みる支援だなあ、と感心させられました。

 もう一つはアルピニストの野口健さんが、寝袋とタバコを送ったという話です。これは独特な感性で、到底思いつきません。

 今年の東北はまだまだ寒いので、毛布もそうですが、寝袋は本当に役立つことだろうと思います。

 そしてタバコ。こんなときに嗜好品・・?という方もいらっしゃるかもしれませんね。私は非喫煙者ですので、こまかな心理までは分かりませんが、タバコを吸う人にとっては、大変に心が落ち着く一服を味わったことでしょう。

 極限の状況で身を寄せ合って生きているというのが、登山家と避難者の類似点かもしれませんね。尤も、目標のあるなしの大きな相違があるわけですが。

 双葉町の方たちがさいたまスーパーアリーナに移住されたときに、近隣の喫茶店の店主がコーヒーをふるまったというニュースもありましたね。他の避難所にはラーメン店の店主が何百食をふるまったとも聞きます。みな心温まる支援だなと感心しきりです。

 私には何ができるでしょう?

 これかな?

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2011年04月03日

被災地のエコノミークラス症候群について

 被災地の避難所では、狭いところに動かずにいる人たちの間で、エコノミークラス症候群の人が増えていると聞きます。

 じっとしているので血液循環が悪くなり、しかも被災地の場合には水の供給が十分でないために脱水傾向になり、血液粘度が上がるために血液が固まりやすくなります。足に血栓ができるのが深部静脈血栓症です。

 この血栓が血液の流れに乗っていくと、心臓までは静脈が広がっていきますが、肺に入ると血管が細くなりそこで血栓が詰まってしまいます。これが急性肺動脈血栓塞栓症であり、エコノミークラス症候群と呼ばれるものです。
 
 一般にいう肺塞栓という病気になるわけです。

 ところが、覚えておかなければならないことがあります。肺塞栓は医師がとても診断に苦慮する病気なのです。

 昨日は地区医師会の年度末会合だったのですが、そこでも「肺塞栓は診断が難しい」ということが話題になっていました。

 私は基本が耳鼻科医なので詳細は分かりませんが、心電図異常には決まった形がないようですし、足の血栓の発見には超音波検査が重要なようですが、肺に血栓が飛ぶかどうかを判断することはできません。しかも命に関わる急を要する病気です。

 脱水を防ぐことと、軽い運動でもやるようにすることで防ぐことができますので、被災地の方たちには十分な水が早期に供給されることと、避難場所の生活環境改善とともに、早く寒さが緩んで体を動かしやすい状況になるように祈っています。

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2011年03月27日

自然災害も体も、まずは自分にできることから

 私は自然が、本当の自然の姿を取り戻すのに自然災害が起きているように感じます。プレートが入り込んでいるから地震が起こったのは事実ですが、私たちにできることはたくさんありそうです。

 病気も自然の体の姿に戻すための反応と私は考えているので、病気をうつされた、花粉が飛んできた、と考える前に自分でできることを少しずつでも考えましょう。

 自分たちにできることのヒントがここにあるかもしれません。よい話です。
 

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2011年03月13日

「降りていく生き方」という映画

「降りていく生き方」という映画をご存知でしょうか?

なかなか東京でも上映されないのですが、機会がありましたら一度足をお運びいただくと良いと思います。私はかなり以前に拝見したことがありますが、「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則氏をモチーフにした映画です。

 次回の東京上映会は3月15日(火)午後7時。北沢タウンホールです。この映画会は拉致問題の中心にいらっしゃる横田ご夫妻をゲストにお迎えしてチャリティーで行われるとのことです。前売1500円、当日2000円とのことです。
  

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2011年02月20日

私にも起こった電磁波障害

 最近、電磁波障害がとても多いことに驚いています。

 一般に電磁波障害は診断が難しいのですが、気功をやっていると、科学的ではありませんが、簡単に電磁波障害を見つけることができます。

 例えば原因不明の難聴ですが、これも電磁波障害のことがあります。これも証明はされておりませんが、私の経験上、2000Hzで障害が生じることが多いようです。

 原因不明の頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、関節痛・・・みんな電磁波障害の可能性があります。

 電磁波かな?と思って最初に伺うのは、寝る場所に電気製品を置かれていないかどうかです。コンセントプラグが刺してあると、電気製品の電源が切れていてもコードまでは電流が流れるようなので、障害が生じる可能性があるとのお話を聞いたことがあります。

 電磁波が危ない!と言っておきながら、自分も原因不明の疲労性の筋肉痛に悩んでおりましたところ、携帯電話をいつも入れているポケットであることに気づきました。その後、携帯電話はかばんの中です。

 携帯電話はなくしてしまおうとも思いました。しかし自分の予定が携帯サイトにないと出先で困ってしまうことに気づきました。さらにクリニックを他の先生にお任せしているときに、その様子を携帯サイトでモニターしていることもありますので、携帯電話を捨てるのは諦めました。

 電車に乗ると、携帯電話ばかり触っている人を多数見かけます。みなさんに症状がでないのは、何ともないからではありません。悪い状態に慣れているだけなのですよ。お気をつけて。

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2010年10月03日

筥崎宮(福岡市)に行ってきました

 福岡で抗加齢医学会のDHEA-Sに関する講習の後、地下鉄に乗って筥崎宮(はこざきみや・はこざきぐう)に行ってきました
 
 この神社の一の鳥居をくぐると、がらりと静謐な空気に変わります。御神木も、本殿も、後方の森も全てが良いのでしょう。空間全体が良い気に満ちていました。楼門の「敵國降伏」の文字も実に格好が良いです。この額は参道を経て海の向こうに向けられています。この意味するところは、自分たちがよい政を行い、襟を正せば、敵国は自ずから降伏してくるのだ、という気概のある意味なのだそうです。降伏させてやる!ということではないとのこと。

 もう少し滞在して空港へ急ごうと思っていたとき、豪雨に見舞われたので、最後に千利休奉納の石灯籠が見られなかったのが残念でした。この神社はまた訪れたいと思いました。

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2010年09月12日

足首の冷えについて5

 足首の冷えに関して、6通目のメールです。Sさんからコメントをいただきました。ありがとうございます。

 > 妊婦のとき、足首を冷やした翌日は体調が悪く、暖かく翌日は体調が良
 > かったです。靴下の長さは関係ないと思いましたが、翌日の体調に見事
 > に反映され、それ以来生活を改めました。

 あまり足首の状態と日頃の体調を合わせて考えたりしないですものね。注意を向けると結構重要な気づきがある、ということでしょう。

 > 妊婦でない今は、生理の重さが見事に冷え具合にリンクしています。以
 > 来、夏場では半ズボンでも、足首だけはアームカバーがやめられません。

 これは面白いですね。何で生理なのか。血の滞りを解消するヒントがある、ということなのでしょうね。生理痛などでお困りの方は、一考に値する方法かもしれませんね。

 Sさん、貴重の情報をありがとうございました。

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2010年07月10日

うつ病が10年間で2.4倍に!~私の意見

 ニュースでうつ病が増加しているという記事を読みました。

 「長引く不況などが背景とみられる一方、新しい抗うつ薬の登場が患者増につながっていると指摘する声もある」

 読売オンラインではこのように書かれていました。珍しく(笑)鋭い指摘だと思います。

 高脂血症の新しい治療薬が出た時に、高脂血症の患者さんがどっと増えたことは記憶に新しいですが、これと構造が似ている感じがします。うつ病も新薬が大量に処方されているようですね。

 私の全くの推測ですので無理にご賛同いただかなくても結構ですが、私の目にはうつ状態は何もしたくない気分を作って動かないことで、何かを守ろうとしているように感じられます。

 何を守るのか・・・?

 私は何らかの栄養素が極度に不足している人が、その栄養素の消費を抑えるために動くことを控えるのではないかな?と考えています。

 だから栄養療法で劇的に治ることが少なくないのでしょう。

 ですので、逆に薬で強制的に気分を高揚させるとどうなるでしょう?

 おわかりと思いますが、不足している栄養素の消費が増大して、ますます薬がないとうつ症状が出てしまうことになります。

 何の根拠もありません。しかし、もしかしてそういうこともあるのでは?ということを意見として書かせていただきました。

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2009年12月06日

100歳以上の高齢者の特徴について

 100歳以上の高齢者の特徴が外国の論文になっています。その中からご紹介してみます。(原本はまだ読み解いていません、Dello Buonoらの1998年の報告)。

 100歳以上の高齢者は・・・

 「身体症状について不満を言わない」
 これは先週も言いましたが、言葉に出したことが現実化するので、身体症状を言わないことは長寿の秘訣ともいえるでしょう。

 「よい社会的サポートがある」
 「宗教的信仰に慰めを見出している」
 やはり段々生き残っている同世代の人たちが少なくなるでしょうから、孤独感はいかなる環境でも生じるではないかと思いますね。そんな中で、社会のサポートは大変に大きな力になるでしょうし、宗教もよりどころとしては、必要なものであると私は思います。

 「経済状態に満足している」
 これも重要でしょうね。経済状態の良し悪しではないとのことです。自分の経済状態を満足するということ、これはストレスを持たない生活に繋がるように思います。

 そして論文はこう結論づけています。
 「環境に適応し、人生に対してポジティブな態度を持ち、良好な家族関係と
 社会的関係を持っていることが長寿者の特徴である。」

 とても参考になる内容であると思います。

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2009年09月27日

耳鼻科のくせに、肝臓研究会に出てきました(笑)

 先日、肝臓研究会という会合に参加しました。講師の先生はこの本の著者、山田春木先生です。私もこの本をこれから注文するところです(笑)。

 オマエ耳鼻科だろ?・・と思いますか?でも健康は全身を考えないといけないので、こういう会合も面白そうなら参加します。

 今回は最近、とみに興味のある脂質代謝のことでした。簡単に言えば、太らないように、どう指導するかということです。

 たとえば、カツ丼900Cal食べても、脂肪100gですから、これを1回がまんするということにはたいした意味がなく、普段の食習慣で体型は作られている、というような内容です。

 それと強調されていたのは、常識にとらわれないことです。三食食べなければならない、朝食を食べなければならない、酒の席では何か食べなければならない、どれも人によって必要な場合とそうでない場合があるとのこと。確かにそうだと思いました。

 それと、1985年に当時の厚生省が30品目食べるように指導していたのは、私も覚えておりますが、その項目は2000年になり、削除されているのだそうですね。常識とは永遠ではないとつくづく思い知らされます。

 考えると当たり前なのですが、なかなか気づかない論点について先生は話されていました。自分の無意識の存在を意識して、リバウンドしないようにする方法などについても解説いただきました。

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2009年07月25日