「何故なし診療」への不満
「何故なし診療」って知っていますか?・・私の造語です(笑)。
これは本当に深刻ですよ。世の中を巣食う邪のような存在です。
先日、どこの医院か分かりませんが「上咽頭が腫れていますね。抗生物資を出しておきますね」と説明されたと患者さんから聞きました。
大して不満に思うことないじゃん?(関西では「ないやん?」ですね)って思いますか?
私はその医師には時間がなくて説明を省略したと思いたいのです。でも私の想像では、「赤い!はいっ抗生物質!」という診察が行われたのではないか、と疑ってしまいます。
何で腫れたの・・?という視点が欲しいわけです。
どんな視点でも良いのです。細菌学に興味がある先生でしたら、○●菌がついたので、赤くなってしまった、ということでもよいです。栄養面から攻めようという先生がいたら、検査をしてビタミンが足りないから腫れてしまった、ということもあり得るでしょう。何を食べたから腫れた、どんな生活をしたから赤くなった、何でもよいのです。何かないと。。。
私はいつも風邪との絡みで考えていますから、こう説明しました。
風邪を1週間弱前に発症して、風邪自体は9割治ったのですが、副鼻腔炎を 残した形で治ったようです。急性副鼻腔炎の喉に流れる鼻水で上咽頭が炎症を起こしたのでしょう。
これなら生じたきっかけから筋道が立っていますから、患者さんも次回から風邪に気を付けていれば、上咽頭が腫れることはなかろう、と思っていただけるのではないか、という細かいお話でした。
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2009年10月25日
嗅覚障害への取り組み~アドレナリンを消去せよ!
ニオイがしにくい、しない、異臭がするということを訴えられる方が少なくありません。
大抵は副鼻腔炎(ちくのうです)を持っていて、その炎症の影響でニオイの通り道が閉塞する、または炎症で感覚細胞がダメになると考えられています。
そこで、炎症を除く方法、あるいは神経細胞に働きかけるアプローチが取られますが、なかなか上手くいかないこともあります。
ある患者さんが、疲れてくるとニオイがしにくくなる、と訴えられたので、
「むむむ・・まてよ!」
と思ったわけです。今までは漢方アプローチで、疲れたときののぼせを除くことが、機能を正常化させるのに役立つと信じてきました。漢方薬には容易にのぼせを除くことのできる処方が揃っています。今まではそれを使ってきました。
確かに効果もありますし、悪くはないのですが、切れ味が今一つなのです。そこで今回考えついたのは、
「疲れているということはアドレナリンが出ていて、その出てしまったアドレナリンが血管を収縮させて循環障害が生じ、機能障害を起こしているのではないだろうか?」
ということでした。早速バイオレゾナンス法で前頭部にアドレナリンを探しに行くと、あるあるアドレナリン!
そこでその日の処方はそのアドレナリンがほぼ消去される波動を持った薬剤の組み合わせにしました。
血液循環が良くなると、周囲の免疫状態も良くなるので、各種の感染は良くなりますし、そうすると気の流れも良くなるのではないでしょうか?
まだ結果は出ていませんが、これを耳鳴や難聴にも応用してみようと考えています。わくわく。
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2009年09月20日
インフルエンザが流行していますね
この暑い季節にインフルエンザが流行しています。まあ新型なのでしょう。
渋谷区の学校では今週に入り、学年閉鎖と学級閉鎖を合わせて8校になっています。みなさんの周りでは如何でしょうか?
検査キットによる診断も印象としては、季節性インフルエンザほどには陽性にならない感じで、事前の勉強会で40~65%(だったかな?)と聞いた通りの結果です。そのうち新型用の検査キットも開発されるでしょう。
熱のでない患者さんもいらっしゃいます。だるさだけ訴えられて、会社から念のために調べてもらいなさい、と言われて、調べてみると陽性!ということもあります。解熱して2日間安静のあと安静解除というのが原則ですが、熱のない患者さんは、症状がなくなって2日間安静と話すようにしています。
最近、気の訓練をしていると、インフルエンザの患者さんが診察の椅子に座ると、こちらの気の流れが妨害されるので、何となく「来たな」と分かることもあります。
診察室にはタミフルとリレンザのサンプルが置いてあるのですが、それをインフルエンザの患者さんが持つことで、こちらの気の流れが戻ってきます。気が滞るときよりも、流れが再開する時の方がよく分かります。
先日も、インフルエンザの患者さんを前にして、胸の辺りの詰まり感が強くなってしまい、少々うずくまる感じになってしまいました。敏感に気の流れを察知するのは良いのですが、分かっても具合が悪くなるのは困ります。まあ、すぐに元に戻るのですが。。。
(あまり参考にならない情報ですね(笑))
当方ではバイオレゾナンス法も併用して、インフルエンザ診断の精度を上げるようにしています。新型のA型だけでなく、ときどきB型の波動をもった方もいらっしゃいます。B型で発症している患者さんはまだ見受けませんが、過労などが生じると発症してしまいますので、時々は注意申し上げることもあります。
そういういろいろを見ていると、過労と睡眠不足がなければ、発症しないうちに免疫ができるのではないかと思っています。
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2009年09月12日
複数感染のときに治療をどう考えるか
耳鼻科医の間でよく話題になるのですが、咽頭の所見からどのウイルスが原因かということはとても興味深いところです。
ウイルス感染症は細菌感染に抗生物質というような特効薬がなく、ウイルスの種類が分かっても、治療方法は別途考えることになるのですが・・・。
ウイルス感染は免疫の状態を整えて治療することになります。私は漢方薬を使うのですが、漢方薬の治療体系は本当によくできていると感じます。
ときどき風邪の診療で漢方薬の選択に迷いがでると、バイオレゾナンス法を用いて解決しています。まず炎症の波動を確認し、どちらの漢方薬の方がその有害な波動を抑えられるのかと考えていきます。
中医学を駆使した診察は大抵有害波動を除去してくれます。特に私は脈診を重視して診断を下していきますが、バイオレゾナンス法と概ね一致した結果を見ると、古人の教えとはこんなに偉大で有り難いものなのかと感じます。
先日、ヘルペス性咽頭炎の患者さんがいました。でもこの患者さんはインフルエンザウイルスの波動も持っておられます(発症していません)。ヘルペス性の感染は痛みが強いので、まずヘルペスを抑えようかと考えました。しかし・・・
細菌感染のときにあることなのですが、複数の細菌が混在しているときには菌がお互いを牽制し合うので、あまりひどい感染にはなりません。ところが菌が一種類のときは、どんどん感染がひどくなることがあります。
もしかしてウイルス感染でもそういうことが生じるのか・・?
もしもそういうことがヘルペス+インフルエンザで生じてしまうと、ヘルペスを抑えた結果、インフルエンザが発症してしまうということがあるかもしれません。これは誰にも分からないことですが、念のため患者さんには安静のみ指示して、ウイルスに対しては投薬しないことにしました。
これで良かったのでしょうかー?
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2009年08月29日
インフルエンザに関する知識の確認をしましょう
新型インフルエンザの流行期宣言と言えるものが、8月19日に厚生労働省により成されました。
皆さんの身の回りにも新型インフルエンザに感染したと思われる人がいるかもしれませんね。私はまだ発症した方は診察していません。けれど、A型の波動を持っている人は確認しましたので、そういう患者さんを診察する機会が迫っていることはひしひしと感じています。
先日、医師会でインフルエンザの勉強会がありましたので、読者の皆さんと知識を共有しましょう。
現在、世界で発生率が高率で、しかも発生増加率が高い国々は、東南アジア各国とインド、メキシコです。これらの国々と接触がある方は要注意です。
都内では7月以後のA型はまず新型と考えてよく、10歳代、20歳代など活発に動き回る年齢層に多いようです。もう季節性インフルエンザの発症のピーク時と同等またはそれ以上の発症があるとのことです。
皆さんはこのウイルスに対する免疫を持っていませんから、季節性インフルエンザよりも2倍程度、感染し易いようです。ただし、若い人が肺炎で死亡するケースも見られており、低病原性と決めるわけにはいかないようです。ですので、個々の感染を広げないようにする努力が必要とされます。
病院の簡易検査できちんと診断がつくのは40~69%とのことですので、症状と接触歴が重要な判断基準になります。検査で陰性だからといって完全に安心とは言えません。
感染の広がり方は、ほとんどが飛沫感染ですからマスクが有効で、あとは手洗いとうがいが重要と言えます。
情報は身近な、アクティブなものが必要とされますが、このサイトがそういう情報を提供してくれます(東京都の場合)。
新型インフルエンザの概略がお分かりいただけましたでしょうか?
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2009年08月23日
喘息とその関連疾患への対応について
最近、喘息の患者さん達を見ていて、喘息とは何なのか?と考えさせられています。
喘息の合併の多い耳の病気もあります。その病気には副腎皮質ホルモンを投与するか、手術をするか、しか従来は治療の選択肢がなかったのです。
その方には大好きな刺身食を止めていただいています。その後、喘息の発作は出なくなり、耳の病気ももう少しで治るかもしれない、と期待を抱かせる結果が出ています。
畜膿症は喘息が合併すると重症になりやすく、手術をしてもまた元に戻ってしまうことがあるくらいです。
でも前述のように、何かの要因が喘息と畜膿症を引き起こしているという推測に基づいて指導をしてみているところです。今後の成り行きを見守りたいと思います。
これはまた結果が出ていませんが、一人の患者さんには、生ものを食べないことと、大好きなケーキを止めていただいています。
もう一人の方は歯の金属を外すことをお勧めしました。特にアマルガムという水銀の合金を使っている歯が数本あったため、これが喘息症状に影響しているのではないか、という推測をしています。
まだ結果は出ていませんが、喘息関連の疾患を以上のようなアプローチで治療を試みているところです。
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2009年08月02日
耳鼻科のくせに、肝臓研究会に出てきました(笑)
先日、肝臓研究会という会合に参加しました。講師の先生はこの本の著者、山田春木先生です。私もこの本をこれから注文するところです(笑)。
オマエ耳鼻科だろ?・・と思いますか?でも健康は全身を考えないといけないので、こういう会合も面白そうなら参加します。
今回は最近、とみに興味のある脂質代謝のことでした。簡単に言えば、太らないように、どう指導するかということです。
たとえば、カツ丼900Cal食べても、脂肪100gですから、これを1回がまんするということにはたいした意味がなく、普段の食習慣で体型は作られている、というような内容です。
それと強調されていたのは、常識にとらわれないことです。三食食べなければならない、朝食を食べなければならない、酒の席では何か食べなければならない、どれも人によって必要な場合とそうでない場合があるとのこと。確かにそうだと思いました。
それと、1985年に当時の厚生省が30品目食べるように指導していたのは、私も覚えておりますが、その項目は2000年になり、削除されているのだそうですね。常識とは永遠ではないとつくづく思い知らされます。
考えると当たり前なのですが、なかなか気づかない論点について先生は話されていました。自分の無意識の存在を意識して、リバウンドしないようにする方法などについても解説いただきました。
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2009年07月25日
薬のアレルギーとは~後発品はやはり怖い
先日、点滴で全身に湿疹が出て、血圧までも下がった患者さんに右往左往した私ですが、今度は薬のアレルギーに関して「アレルギーが出るとはこういうことか!」と思えるような出来事があったので書いてみます。
その人の諸々のアレルギーは化学物質汚染が原因と推定したのです。そこである錠剤の薬で、効果の反応を確認しました。当然良い反応を期待していたのですが、「あれれ、何だか余計に悪くなる感じだな」という反応でした。
実は錠剤を作る時にも様々な添加物が含まれています。その錠剤を作るときにも酸化チタンが含まれています。チタンアレルギーを本人に確認すると、「どうして分かったの?」という反応でした。私はチタンの入っていない、同じ成分の粉薬を渡しました。
話は後発品になりますが、後発品薬品は製造方法がみんな異なります。果たして本当に安全は確保されるのでしょうか?疑問を感じます。後発品を希望した患者さんには「主成分以外は全く別の薬、ある程度同じように効果が出ますが、副作用もデータ通りでなく、どの程度起こるのか分かりません」と話すようにしています。
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2009年07月19日
感染症予防のために自分を整えましょう!
感染症の予防について渋谷区から原稿を求められたので、そこで書いたことは、「マスク、手洗い、うがいをする」「人ごみを避ける」というスローガンはみな、外的マイナス要因を避けるためのものばかりであると指摘しました。
自分の状態を整えることを忘れている人が多いのが、私は気にかかります。
私は体に抵抗力をつけるという意味で、「十分な休養、睡眠」「冷たい飲食、薄着、エアコンのかけすぎを避ける」「バランスの良い栄養」を挙げました。
とくに後二者については、あまり言われないことなので、強調したいですね。体温を高く保つ(つまり免疫力を保つ)ための基本ですので。
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2009年07月12日
九段クリニック分院の訪問記~最先端がん治療
先日、午後に半日時間があったので、以前から一度訪れてみたかった、九段クリニック分院を訪問しました。
ここでは、がん治療の最先端をみることができました。自分のがん組織の特徴を、体外で自分の免疫細胞に記憶させて、その免疫細胞を体に戻してがんを攻撃するという治療法です。
効果(治癒率ではありません)が、各種がん全て含めて60%程度ということで、相当に効果が高いです。この免疫療法にビタミン点滴療法とか、キレーション療法などを組み合わせて治療効果を上げているとのことでした。
プライベートがんバンクの考え方も最先端、という感じでした。
大病院では医療保険の関係でできない治療法の数々です。 東京近郊の方でお困りの方は一度、相談してみては如何でしょう?
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2009年07月04日