花粉症のあれこれ
      
      
       花粉症の診察をしていて思うことを書いています。
 私はとても健康に留意しているという花粉症の方、お気を悪くされないでくださいね。
 花粉症の症状が強く出る人たちは、少し健康に対して無頓着な印象を受けます。症状が出てから薬を取りにくれば何とかなると思っているのかもしれません。
 確かにそうなのですけど、どうして花粉症になるのかとか、どうやったら予防できるのか、という視点が欠けている人が多い印象です。
 今まで飲んでいる薬の種類とか、せめて覚えていてくれればなあ、と思うことも少なくないですね。
 一方で用意周到に薬を飲んでいる人たちは確かに症状が軽くて済んでいるようです。症状がたくさん出て辛そうな人たちがたくさんいる中、予防しているという自負があるように見えます。
 でも考えてみて下さい。
 一生この季節に薬を飲むことになるのではないか、一生花粉症は治らないのではないか、毎年どんどんひどくなるのではないか、という不安はないのでしょうか?
 やはり花粉症になる理由を考えてみる、自分の生活を見直してみる、という視点が欠けていることには変わりないように思います。
 症状が抑えられているからこそ、自分の体のこと、生活のことを見直す機会が失われているのかもしれませんね。
 ちょっと厳しいコメントかしら?
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      2013年03月10日
    
        
      
      味覚障害と嗅覚障害への対応
      
      
       味やニオイの問題はなかなか研究が進まないのが現状です。
 これはいくら大学病院などの研究機関でも、味とニオイの感覚は数値化されにくいデータなので、研究データを解析しにくいことに原因があります。このように動物の本能に根ざした感覚は調べるのが大変です。
 専門外来を持っている病院も少数です。私が関わっている大学病院でも、ニオイとか味の障害を持つ方が見えると、形式的な対応になってしまい、一般的に良いであろう処方を行い、あとは隠れた病気がないかどうかの確認をするに留まります。
 では専門病院ではどうかというと、これも私の印象としては行き詰まり感があり、結局使っている薬はみな同じということをしばしば感じています。
 私がみるところ、とくに味覚障害は化学薬品による感覚障害と、ビタミンB群の不足が原因になっていることが多いように感じます。化学薬品は食品添加物が原因のことが多いように思うので、的確なアドバイスができればかなり症状を抑えることができるように思います。
 いくら薬を使っても生活が修正されないとなかなか良くならないので、味覚と嗅覚の問題に対応するときには生活指導が必須でしょう。
 職業で薬品を扱う人も決して少なくないと思います。料理人や料理業に関係するお仕事の人たちは、調味料が複雑化するに従い、味覚や嗅覚の障害と対峙することになる危険性を秘めていると言えるのかもしれません。
 いつも何を指導しようかと考えながら味覚障害と嗅覚障害に対応しています。
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      2013年03月03日
    
        
      
      装具のしっ放しは問題があるかな?
      
      
       整形外科のことかもしれないので、あまり深くはツッコミませんが、装具で体を締めるということで痛みを長引かせるということが確かにあります。
 血液循環が悪くなるということで説明していますが、案外こういうことが簡単に生じるのだなと思ったことがありました。
 ある方の装具を外したときと外す前とでウイルスの動きを確認してみました。もちろん通常の検査ではなく、バイオレゾナンス的にですけれど(笑)。
 すると、やはり装具で締めてしまうと、ウイルスの波動が活発になる感じで装具を外すとウイルスの波動が検出できなくなりました。
 確かに装具で固定して動きを制限することは痛みが出ない範囲で体を動かすという意味では重要な働きがあります。
 ただ今回のことから考えると、必要以上に装具を装着することはむしろ良くないことなのではないかと思わされた次第です。
 あまり自分の判断で装具を適当に買わない方が良いのかもしれません。それと、いつまでも同じ装具を装着しっ放しにしないことが重要かもしれませんね。
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      2013年02月24日
    
        
      
      通学通勤の要件が変わりました~インフルエンザ
      
      
       インフルエンザがだんだん下火になってきましたね。でもご用心。まだ少しインフルエンザウイルスの波動を持っている方がいらっしゃいます。
 先日、もう治ったから通学証明を書いてほしいとおっしゃって来られた患者さんがいました。
 今年からインフルエンザは「解熱後から48時間以内」という要件に加えて、「発症から5日以上経過している」ということが新たに復帰要件として加えられました。これは熱が上がったり下がったりする人に対応するためかもしれません。
 しかし現実には、5日経過して、解熱後48時間であっても、まだ感染力がありそうな人はいるわけで、今回の患者さんはそういう人だったようです。
 ただ、こういう患者さんは例外的なのかもしれません。インフルエンザになってしまうと、無条件に5日間の休養を言い渡されるわけですから、要件としてはかなり厳しいものになっていることは間違いないですね。
 もう少し気温が上がってきたらインフルエンザ騒動は終わりになるでしょう。ふう。
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      2013年02月24日
    
        
      
      ○○病にこの漢方薬を使いたい
      
      
       私の診療で漢方薬を多用していることを知って、大変多くの患者さんにいらしていただいています。本当に有り難いことですが、これだけは困ったな、と思うことがあります。
 それは、「○○病にこの漢方薬を使いたい」という患者さんです。
 ○○病というのは西洋医学の病名です。そこに完全に一致して当てはまる漢方処方は大変に少ないのです。
 分かりやすく言うと、例えば胃腸の調子が悪いとします。
 「胃腸薬として、六君子湯という処方が良いときいたので出してほしい」
と言われたとします。これは困りますよ。胃腸に漢方薬の使い分けは大きく考えただけでも、消化不良や胃弱、吸収不良、摂食過多、胃酸過多などいろんなパターンがあり、それぞれに治療ポイントが異なります。
 何でこんなことを言うのかというと、花粉症の治療で最近、漢方処方をして欲しいという患者さんが多くいらっしゃるからです。
 花粉症が軽減されるように、人によって様々な視点で処方を考えます。皆処方内容が異なるような日もあるくらいです。
 そんなとき、何か期待している処方内容と異なるという印象を持たれてしまうことがあるので、どうしてものかなあと考えている次第です。
 早期に結果が出れば、皆さん最終的には満足していただけるのですが、結果がゆっくり出るような場合にちょっと困るんですよね(苦笑)。
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      2013年02月17日
    
        
      
      生活の中には邪気を出すものが多いですね
      
      
       今日は本当に診察室であった話なのですが・・・。
 ある患者さんが診察椅子に座ったところ、私はすごく頭痛がしてきました。状態の悪い患者さんが前に座った時に時々起こる現象です。そういう場合、私は患者さんと正面から向き合わず、少し正面をずらして向き合うようにしています。
 その患者さん、すごく状態が悪いのに具合が悪そうではありませんでした。電気とか電波の影響かと思い、携帯電話を身から離してみて欲しいと言いました。
 ポケットからでてきたのはiPhoneでしたが、患者さんの手から離れると、なんと!私の頭痛が消えました。
 ええええ?ホント??
 もう一度、iPhoneを持っていただいて確認してみたところ、やはりかなりの頭痛がしてきました。
 やはり頭痛の原因はiPhoneのようです。iPhoneのみならず、携帯電話にはそういう側面があることは忘れてはなりません。
 私は携帯電話で頭痛など感じたことはない!
 という人もいらっしゃるでしょう。でもそれを感じられないほどに、その悪い状態に慣れているということをよく考えて下さい。
 あと診察室の換気扇でも同じようなことがあり、換気扇を止めたら頭痛がとれました。換気扇は何か出ているのか、音のためなのか、それはまだよくわかりませんが・・・。
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      2013年02月10日
    
        
      
      花粉症のいろいろ
      
      
       インフルエンザ陽性の人がようやく居なくなったと思ったら、もう花粉症のシーズン到来です。
 今年は花粉が大飛散するという予想のためか、花粉症に関して様々な取材を受けました。
 先日、西日本に転居する人はとても喜んでいましたし、釧路市長からは短期移住を勧めるパンフレットをいただいたりしました。
 本当にみんな大騒ぎです。。。
 花粉症の予防をもう少し真剣に考えるときが来ているように思いますね。いろんな雑誌にはそういう話をするのですが、診察中にはなかなか詳細を話す時間がないので困ります。
 どれか手に入りそうな雑誌がありましたら、見てみて下さいね。
 基本は、食事内容と運動ということに集約されると思います。人によってどちがらより必要かということもありますが、効果が少しずつしか出ないので、粘り強く改善していく必要がありますよ。
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      2013年02月03日
    
        
      
      花粉症の取材
      
      
      花粉症に関する取材を受けました。

女性セブン 2月7日号

レタスクラブ 2月10日号

日経ヘルス 3月号
まあ同じ人間が話すことですから、かなりかぶる部分もありますが、
もしも手に入りましたら読んでみて下さい。
      2013年02月02日
    
        
      
      冬は処方の変更で乗り切っています!
      
      
       1月になり寒さがましてくると、いつも漢方薬を飲んで調子が良い人たちも一工夫しないとしのげないようです。
 寒さが増して気になるのは水の動きが悪くなることです。これは自然界でも同じことが起きます。冬には海水の蒸発が抑えられ、水は動きが悪くなります。人間の体にも同じことが起きているのですね。
 でも人間は水の動きが悪くなることで、いろいろと症状がでてしまうので、なんとか水を動かす必要があります。
 漢方薬を使用すると水は動かすことができます。
 まずは温めること。
 そして、利水の生薬を多く使うことです。例えば白朮や茯苓を用います。
 例えば冬になって処方を変更していくとき、温める力を強めるために、苓桂朮甘湯の桂皮を乾姜に替えただけの苓姜朮甘湯にすることが多くなります。暖かくなったらまた元に戻すわけです。
 八味地黄丸をいつも内服している方の場合、温める力を強めるために、附子が増量されている牛車腎気丸でも良いのです。そのようにしている患者さんも多いですが、方剤の効果のベクトルがやや下向きになるので、温める力はほぼ同じで、利水の力が増量されている真武湯を使用することも多いです。
 めまい、胃腸の悪い人、痰の多い人などは水の動きが悪くなると症状が強く出てしまいますので、冬の間はいろんな工夫で乗り切るように考えています。
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      2013年01月27日
    
        
      
      花粉との対決のときが来ました!
      
      
       花粉症の患者さんには恐怖の季節がやってきましたね。
 先日、郵便ポストに釧路市長からのダイレクトメールで、釧路は花粉ゼロの町なので、花粉を避けて借り住まいする方を支援するという内容のものが来ました。自治体もいろいろ考えますね。
 わがクリニックでは漢方薬を中心とした解毒治療を行っていて、難病から各種アレルギーにも対応しようとしています。
 生活をきちんとすればアレルギーはなくなるはずだ!と考えてずっとやってきたわけですが、いよいよその結果がでる時がきました。
 実際にかなりしっかりと取り組んでいただいている少数の人たちは、もう解毒が全く必要ないというところまで来ています。
 そういう人たちから花粉症がなくなり、それをきっかけにさらに多くの人たちがこの治療に参加されることを望みます。
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      2013年01月20日