通学通勤の要件が変わりました~インフルエンザ

 インフルエンザがだんだん下火になってきましたね。でもご用心。まだ少しインフルエンザウイルスの波動を持っている方がいらっしゃいます。

 先日、もう治ったから通学証明を書いてほしいとおっしゃって来られた患者さんがいました。

 今年からインフルエンザは「解熱後から48時間以内」という要件に加えて、「発症から5日以上経過している」ということが新たに復帰要件として加えられました。これは熱が上がったり下がったりする人に対応するためかもしれません。

 しかし現実には、5日経過して、解熱後48時間であっても、まだ感染力がありそうな人はいるわけで、今回の患者さんはそういう人だったようです。

 ただ、こういう患者さんは例外的なのかもしれません。インフルエンザになってしまうと、無条件に5日間の休養を言い渡されるわけですから、要件としてはかなり厳しいものになっていることは間違いないですね。

 もう少し気温が上がってきたらインフルエンザ騒動は終わりになるでしょう。ふう。

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2013年02月24日

○○病にこの漢方薬を使いたい

 私の診療で漢方薬を多用していることを知って、大変多くの患者さんにいらしていただいています。本当に有り難いことですが、これだけは困ったな、と思うことがあります。

 それは、「○○病にこの漢方薬を使いたい」という患者さんです。

 ○○病というのは西洋医学の病名です。そこに完全に一致して当てはまる漢方処方は大変に少ないのです。

 分かりやすく言うと、例えば胃腸の調子が悪いとします。

 「胃腸薬として、六君子湯という処方が良いときいたので出してほしい」
と言われたとします。これは困りますよ。胃腸に漢方薬の使い分けは大きく考えただけでも、消化不良や胃弱、吸収不良、摂食過多、胃酸過多などいろんなパターンがあり、それぞれに治療ポイントが異なります。

 何でこんなことを言うのかというと、花粉症の治療で最近、漢方処方をして欲しいという患者さんが多くいらっしゃるからです。

 花粉症が軽減されるように、人によって様々な視点で処方を考えます。皆処方内容が異なるような日もあるくらいです。

 そんなとき、何か期待している処方内容と異なるという印象を持たれてしまうことがあるので、どうしてものかなあと考えている次第です。

 早期に結果が出れば、皆さん最終的には満足していただけるのですが、結果がゆっくり出るような場合にちょっと困るんですよね(苦笑)。

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2013年02月17日

生活の中には邪気を出すものが多いですね

 今日は本当に診察室であった話なのですが・・・。

 ある患者さんが診察椅子に座ったところ、私はすごく頭痛がしてきました。状態の悪い患者さんが前に座った時に時々起こる現象です。そういう場合、私は患者さんと正面から向き合わず、少し正面をずらして向き合うようにしています。

 その患者さん、すごく状態が悪いのに具合が悪そうではありませんでした。電気とか電波の影響かと思い、携帯電話を身から離してみて欲しいと言いました。

 ポケットからでてきたのはiPhoneでしたが、患者さんの手から離れると、なんと!私の頭痛が消えました。

 ええええ?ホント??

 もう一度、iPhoneを持っていただいて確認してみたところ、やはりかなりの頭痛がしてきました。

 やはり頭痛の原因はiPhoneのようです。iPhoneのみならず、携帯電話にはそういう側面があることは忘れてはなりません。

 私は携帯電話で頭痛など感じたことはない!

 という人もいらっしゃるでしょう。でもそれを感じられないほどに、その悪い状態に慣れているということをよく考えて下さい。

 あと診察室の換気扇でも同じようなことがあり、換気扇を止めたら頭痛がとれました。換気扇は何か出ているのか、音のためなのか、それはまだよくわかりませんが・・・。

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2013年02月10日

花粉症のいろいろ

 インフルエンザ陽性の人がようやく居なくなったと思ったら、もう花粉症のシーズン到来です。

 今年は花粉が大飛散するという予想のためか、花粉症に関して様々な取材を受けました

 先日、西日本に転居する人はとても喜んでいましたし、釧路市長からは短期移住を勧めるパンフレットをいただいたりしました。

 本当にみんな大騒ぎです。。。

 花粉症の予防をもう少し真剣に考えるときが来ているように思いますね。いろんな雑誌にはそういう話をするのですが、診察中にはなかなか詳細を話す時間がないので困ります。

 どれか手に入りそうな雑誌がありましたら、見てみて下さいね。

 基本は、食事内容と運動ということに集約されると思います。人によってどちがらより必要かということもありますが、効果が少しずつしか出ないので、粘り強く改善していく必要がありますよ。

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2013年02月03日

冬は処方の変更で乗り切っています!

 1月になり寒さがましてくると、いつも漢方薬を飲んで調子が良い人たちも一工夫しないとしのげないようです。

 寒さが増して気になるのは水の動きが悪くなることです。これは自然界でも同じことが起きます。冬には海水の蒸発が抑えられ、水は動きが悪くなります。人間の体にも同じことが起きているのですね。

 でも人間は水の動きが悪くなることで、いろいろと症状がでてしまうので、なんとか水を動かす必要があります。

 漢方薬を使用すると水は動かすことができます。

 まずは温めること。

 そして、利水の生薬を多く使うことです。例えば白朮や茯苓を用います。

 例えば冬になって処方を変更していくとき、温める力を強めるために、苓桂朮甘湯の桂皮を乾姜に替えただけの苓姜朮甘湯にすることが多くなります。暖かくなったらまた元に戻すわけです。

 八味地黄丸をいつも内服している方の場合、温める力を強めるために、附子が増量されている牛車腎気丸でも良いのです。そのようにしている患者さんも多いですが、方剤の効果のベクトルがやや下向きになるので、温める力はほぼ同じで、利水の力が増量されている真武湯を使用することも多いです。

 めまい、胃腸の悪い人、痰の多い人などは水の動きが悪くなると症状が強く出てしまいますので、冬の間はいろんな工夫で乗り切るように考えています。

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2013年01月27日

花粉との対決のときが来ました!

 花粉症の患者さんには恐怖の季節がやってきましたね。

 先日、郵便ポストに釧路市長からのダイレクトメールで、釧路は花粉ゼロの町なので、花粉を避けて借り住まいする方を支援するという内容のものが来ました。自治体もいろいろ考えますね

 わがクリニックでは漢方薬を中心とした解毒治療を行っていて、難病から各種アレルギーにも対応しようとしています。

 生活をきちんとすればアレルギーはなくなるはずだ!と考えてずっとやってきたわけですが、いよいよその結果がでる時がきました。

 実際にかなりしっかりと取り組んでいただいている少数の人たちは、もう解毒が全く必要ないというところまで来ています。

 そういう人たちから花粉症がなくなり、それをきっかけにさらに多くの人たちがこの治療に参加されることを望みます。

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2013年01月20日

体の緊張を免疫力を弱めます

 元気のよい人は我慢ができてしまうようで、ストレスを感じませんと言うことが多いのですが、そういう人に限って体は懸命に耐えているということが少なくありません。

 そういう時には弦脈といって、脈がピーンと張りつめていることが多いものです。体の緊張感が脈から伝わってきます。

 こういう弦脈の患者さんは免疫の状態が悪い人が多く、いろんな症状がでてきます。

 このときに問題なのは、

 「私は元気なのですが、症状が取れません」

 という考え方です。この思考回路を除くことが症状をなくす第一歩なのですが・・・。

 よくあるのは、鼻水。水のような鼻水が理由もなく出る感じがします。あとは、よく診られる症状としては咳が続くことですね。しつこい咳になります。

 受験シーズンですからね。受験生はストレスを上手く処理して試験に臨んで頂きたいものです。一番ストレスを遠ざける良い方法は睡眠をよくとることです。寝る時間を削って勉強するのはやめた方が無難です。

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2013年01月14日

長引く咳の原因は?

 長引く咳に悩まされる人が相変わらず多いです。

 一応一般論としてはこちらのサイトにあるような疾患を考えながら治療を進めていくのが常道です。

 印象としては感冒後の気管支炎が十分に治らずに無理をしているような方が多いです。無理をすると粘膜や肌の潤いが落ちてしまいますので、気管支炎も治りにくいですし、気管支炎がなくても乾燥から刺激に敏感になり、咳が続く原因になります。

 こういう基本的な生活態度を無視して治療しようとするとかなり難渋することが多いです。現代人はとても忙しく、特に日本人は睡眠時間を削ってでも無理をしながら生活していることが多いです。まず生活を見直してみましょう。

 人はどうしても咳が続く原因を自分以外に求めたくなるものです。○○ウイルスが感染しているのでは?、咳をしている人と仕事をした、子供の風邪がうつったなどです。

 でも咳が続くときにみられる感染は、ほとんどが免疫力低下によって引き起こされているように見えます。自分の状態を整えていくだけで、感染の影響を無害化していくことができます。

 漢方薬を使った診療をしていると、背景にある生活の状態が浮き彫りになりますので、薬だけに頼るのではなく、咳の出にくい生活から考えていくことができます。

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2013年01月06日

(推定)隠れインフル、隠れノロ感染について2

 本日のコラムは、私が気の能力を使って感じたことを書いておりますので、あくまでも推測の範囲を超えないことをご理解下さいませ。

 先週少しだけ書きましたが、最近はインフルエンザの患者さんが少し減っていて、だるさだけを訴えるノロウイルス感染の患者さんがいらっしゃいます。

 今週も副鼻腔炎に加えて38度台の熱発とだるさが続く大人の方、そしてお子さんで微熱とだるさと頭痛が続いている人がノロウイルス感染疑いでした。

 やはり普通の風邪と違って、だるさと熱が続くのが特徴ですね。

 ただ、嘔吐下痢がないと、インフルエンザとの区別がなかなかつきにくいですね。このシーズンはその見極めに労力を割いてみようと思います。

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2012年12月31日