歯科診療の問題点 ~インプラントにみる歯科診療

 歯科でインプラントの治療を受けた方も少なくないと思いますが、この治療のトラブルが増えているようですね。

 国民生活センターにも多くの相談が寄せられているようで、対応についてのサイトが作られていました。

 サイトによると、経営状態が悪いために、歯科医師が自分の技量の範囲を超えざるを得ず、トラブルに至るということが多いようです。ときには適応の範囲まで超えてしまうこともあるとか・・・?確認はしておりませんが。

 私は歯科を受診すると、本当にこの手間ひまをかけて、この値段は安いなあ、と思うことしばしばです。そういう歯科医に出会えたことがとてもハッピーなのかもしれませんが。

 通常の治療がこんなに安いということが、マクドナルドのバリューセットとの比較ということで諸外国と比較した表がありました

 やはり、歯科全体の技術の向上を望みたいですし、一方で歯科診療に対する診療報酬は見直すべきかなと思います。そうでないと、歯科医が診療に忙殺され、技術研鑽に必要な時間が取れず、診療全体が崩れてしまうように感じました。

 インプラントの問題と思って調べ始めましたが、これは歯科診療全体に言えることにように感じました。

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2013年05月12日

極端に疲れた人の喉の痛みについて

 またのどの痛みの話です。

 おまえの喉の痛みの話は聞き飽きた!と言わずに聞いてくださいね。

 疲れているとウイルス感染が生じるので、抗生物質では良くならないというお話は時々していると思いますが、さらに疲れたときにどうなるか、というお話を今日はしてみます。

 まずは真菌。カビですね。

 口腔内にカビが見えるほど生えることはほとんどありませんので、見ただけで診断するのは困難です。バイオレゾナンス法で痛みの原因がカビということになりますと、漢方薬で治療を開始します。

 そして生ものからの原虫の感染ですね。

 これはあまりないと思われていますが、免疫の低下がひどいと、こういう通常では考えにくいような感染が生じ得ます。

 こういう、くたくたに疲れて喉の痛みが続いている方は、生ものを食べることを避けていくのが得策だと思います。

 薬を使っても良いのですが、一時的に痛みが増してしまうこともあります。やはり、生ものを避けて痛みが鎮まるように考えていただくのが良いかもしれません。

 現代人は休息をとる時間が本当に少なくなっているのだと思います。患者さんのお話を聞いても、かなり過酷な労働を強いられている場合もあり、こういう喉の痛みが続く方がこれから増えるかもしれませんね。

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2013年04月28日

アクセルとブレーキは同時に踏まないこと!~過労

 喉が痛くて耳鼻科を訪れる人も多いです。1ヶ月喉が痛いのが続いている、と訴えて来られる患者さんもいらっしゃいますが、1ヶ月もそのままにしていたのですね。驚きです。

 風邪で普通の経過なら1週間、不摂生していても一応2週間程度で痛みはなくなるのが普通です。

 1ヶ月続くのであれば免疫の状態が余程悪いのか、2週間の風邪をたまたま2回続けて引いたということを考えます。

 でもいつも本当に忙しく仕事におわれている人の場合には、血虚の状態になってしまい、免疫的に不安定で、少し休めた時だけ痛みが消えるような状態がずっと続いてしまうのです。1ヶ月であってもです。

 こういうとき、私は漢方薬を便利に使いますが、ひとつだけ要注意!

 漢方薬で過労になっても痛みが出ないようには簡単にできてしまいます。でもそういう方の場合、さらに仕事を抱え込むことが少なくなく、挙げ句の果てには「まだ治らない」と訴えるのです。

 これはアクセルとブレーキを同時に踏んで、まだ止まらない、と訴えているようなものです。アクセルから足を離せば車は止まりますよね?

 当たり前のことですが、休息がさらに少なくなったのでは元も子もありません。薬に過度に頼り過ぎず、基本的には休みを取って治すようにしましょう。

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2013年04月14日

好酸球性中耳炎の治療について

 好酸球性中耳炎という病気があります。中耳炎なのですが、耳漏がとにかく粘稠で、処置をするにも吸引しきれず難儀な病気です。

 昔からステロイドホルモンを外用剤で使っていただいたり、内服していただくと良くなることを経験していましたが、他の方法ではなかなか良くなりませんでした。

 あるとき、これは耳で起こる喘息のようなものか、と気づきました。そういえば、好酸球性中耳炎の患者さんのほとんどは喘息もちです。

 喘息類似の病気であれば、免疫を調整すれば耳も良くなるかと考え、食事指導をはじめとしていろいろやってみました。

 するとその患者さんの場合には滲出液が少なくなり、ときどき処置をする程度で良くなりました。

 その患者さんがいつも食べているヨーグルト3種類を持ってきていただきました.喘息の方にはあまり食べていただきたくないものもありました。食事指導は重要だと改めて認識しました。

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2013年04月07日

慢性疲労で生じるいろいろな症状について

 仕事が忙しくなり、中医学的には血が消耗してしまい、血虚になっている人が少なくありません。元々貧血のある人、気遣いがすごい人などは、血虚になりやすいので要注意です。

 血虚になると何が困るのか。

 まず第一に不眠が挙げられます。

 昨今、不眠で困っておられる方がとても多いように見受けます。原因不明で安定剤とか睡眠剤を処方されて山のように薬を飲んでいる人も少なくありません。そういう人はまず血を補ってみることをお勧めします。

 私も昔、大学の卒業試験前に血虚になって、自分の鼓動が気になって寝られなかった経験があります。

 そのころは血虚ということを知らなかったので、安定剤を使って寝ましたが、確かに寝ると血が補われるので、それで回復して寝られるようになりました。

 その後も同じようなことがありましたが、最近では黒豆の煮汁を飲んでよくなったことがありました。

 黒豆は補血作用があるので、不眠にも有効です。手軽だし、まずは試してみてよい食材のように思いますよ。サイト 
 血の消耗のお話はまだたくさんあるのですが、今週はこのへんで!

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2013年03月17日

花粉症のあれこれ

 花粉症の診察をしていて思うことを書いています。

 私はとても健康に留意しているという花粉症の方、お気を悪くされないでくださいね。

 花粉症の症状が強く出る人たちは、少し健康に対して無頓着な印象を受けます。症状が出てから薬を取りにくれば何とかなると思っているのかもしれません。

 確かにそうなのですけど、どうして花粉症になるのかとか、どうやったら予防できるのか、という視点が欠けている人が多い印象です。

 今まで飲んでいる薬の種類とか、せめて覚えていてくれればなあ、と思うことも少なくないですね。

 一方で用意周到に薬を飲んでいる人たちは確かに症状が軽くて済んでいるようです。症状がたくさん出て辛そうな人たちがたくさんいる中、予防しているという自負があるように見えます。

 でも考えてみて下さい。

 一生この季節に薬を飲むことになるのではないか、一生花粉症は治らないのではないか、毎年どんどんひどくなるのではないか、という不安はないのでしょうか?

 やはり花粉症になる理由を考えてみる、自分の生活を見直してみる、という視点が欠けていることには変わりないように思います。

 症状が抑えられているからこそ、自分の体のこと、生活のことを見直す機会が失われているのかもしれませんね。

 ちょっと厳しいコメントかしら?

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2013年03月10日

味覚障害と嗅覚障害への対応

 味やニオイの問題はなかなか研究が進まないのが現状です。

 これはいくら大学病院などの研究機関でも、味とニオイの感覚は数値化されにくいデータなので、研究データを解析しにくいことに原因があります。このように動物の本能に根ざした感覚は調べるのが大変です。

 専門外来を持っている病院も少数です。私が関わっている大学病院でも、ニオイとか味の障害を持つ方が見えると、形式的な対応になってしまい、一般的に良いであろう処方を行い、あとは隠れた病気がないかどうかの確認をするに留まります。

 では専門病院ではどうかというと、これも私の印象としては行き詰まり感があり、結局使っている薬はみな同じということをしばしば感じています。

 私がみるところ、とくに味覚障害は化学薬品による感覚障害と、ビタミンB群の不足が原因になっていることが多いように感じます。化学薬品は食品添加物が原因のことが多いように思うので、的確なアドバイスができればかなり症状を抑えることができるように思います。

 いくら薬を使っても生活が修正されないとなかなか良くならないので、味覚と嗅覚の問題に対応するときには生活指導が必須でしょう。

 職業で薬品を扱う人も決して少なくないと思います。料理人や料理業に関係するお仕事の人たちは、調味料が複雑化するに従い、味覚や嗅覚の障害と対峙することになる危険性を秘めていると言えるのかもしれません。

 いつも何を指導しようかと考えながら味覚障害と嗅覚障害に対応しています。

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2013年03月03日

装具のしっ放しは問題があるかな?

 整形外科のことかもしれないので、あまり深くはツッコミませんが、装具で体を締めるということで痛みを長引かせるということが確かにあります。

 血液循環が悪くなるということで説明していますが、案外こういうことが簡単に生じるのだなと思ったことがありました。

 ある方の装具を外したときと外す前とでウイルスの動きを確認してみました。もちろん通常の検査ではなく、バイオレゾナンス的にですけれど(笑)。

 すると、やはり装具で締めてしまうと、ウイルスの波動が活発になる感じで装具を外すとウイルスの波動が検出できなくなりました。

 確かに装具で固定して動きを制限することは痛みが出ない範囲で体を動かすという意味では重要な働きがあります。

 ただ今回のことから考えると、必要以上に装具を装着することはむしろ良くないことなのではないかと思わされた次第です。

 あまり自分の判断で装具を適当に買わない方が良いのかもしれません。それと、いつまでも同じ装具を装着しっ放しにしないことが重要かもしれませんね。

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2013年02月24日

○○病にこの漢方薬を使いたい

 私の診療で漢方薬を多用していることを知って、大変多くの患者さんにいらしていただいています。本当に有り難いことですが、これだけは困ったな、と思うことがあります。

 それは、「○○病にこの漢方薬を使いたい」という患者さんです。

 ○○病というのは西洋医学の病名です。そこに完全に一致して当てはまる漢方処方は大変に少ないのです。

 分かりやすく言うと、例えば胃腸の調子が悪いとします。

 「胃腸薬として、六君子湯という処方が良いときいたので出してほしい」
と言われたとします。これは困りますよ。胃腸に漢方薬の使い分けは大きく考えただけでも、消化不良や胃弱、吸収不良、摂食過多、胃酸過多などいろんなパターンがあり、それぞれに治療ポイントが異なります。

 何でこんなことを言うのかというと、花粉症の治療で最近、漢方処方をして欲しいという患者さんが多くいらっしゃるからです。

 花粉症が軽減されるように、人によって様々な視点で処方を考えます。皆処方内容が異なるような日もあるくらいです。

 そんなとき、何か期待している処方内容と異なるという印象を持たれてしまうことがあるので、どうしてものかなあと考えている次第です。

 早期に結果が出れば、皆さん最終的には満足していただけるのですが、結果がゆっくり出るような場合にちょっと困るんですよね(苦笑)。

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2013年02月17日

生活の中には邪気を出すものが多いですね

 今日は本当に診察室であった話なのですが・・・。

 ある患者さんが診察椅子に座ったところ、私はすごく頭痛がしてきました。状態の悪い患者さんが前に座った時に時々起こる現象です。そういう場合、私は患者さんと正面から向き合わず、少し正面をずらして向き合うようにしています。

 その患者さん、すごく状態が悪いのに具合が悪そうではありませんでした。電気とか電波の影響かと思い、携帯電話を身から離してみて欲しいと言いました。

 ポケットからでてきたのはiPhoneでしたが、患者さんの手から離れると、なんと!私の頭痛が消えました。

 ええええ?ホント??

 もう一度、iPhoneを持っていただいて確認してみたところ、やはりかなりの頭痛がしてきました。

 やはり頭痛の原因はiPhoneのようです。iPhoneのみならず、携帯電話にはそういう側面があることは忘れてはなりません。

 私は携帯電話で頭痛など感じたことはない!

 という人もいらっしゃるでしょう。でもそれを感じられないほどに、その悪い状態に慣れているということをよく考えて下さい。

 あと診察室の換気扇でも同じようなことがあり、換気扇を止めたら頭痛がとれました。換気扇は何か出ているのか、音のためなのか、それはまだよくわかりませんが・・・。

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2013年02月10日