みんなの健康管理法32~お年よりに学ぶ7

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。実体験の集積が大切です。今回もIさんのところに治療に来られた方の健康法です。91歳女性だそうです。

 > 「健康の秘訣は?」と尋ねるとすかさず「書道」と「うめぼしずくり」。
 > 書道は文字を上下左右に移動させて、全体の文字配列を整えることが惚
 > け防止になるのだそうです。その作品は、毎年入賞とか!自宅には今も
 > 多くの生徒が指導を求めてきてくれると嬉しそうでした!

 書道のような「道」は「気」の巡りと関連があるように思います。「気」の停止が「死」ですから、「道」を進むことは長生きのためには良いかもしれませんね。

 あと生徒さんの存在も気持ちに張りが出て良いかもしれません。この女性は歯も全て揃っているそうです。本当に健康な感じがしますね。

 > つけた梅干は、誰のそれよりも美味しいので、今度送るからと自信満々
 > で帰宅していきました。

 漬物も試行錯誤の結果がそれぞれの味になりますから面白いかもしれません。工夫し甲斐があることが趣味だと良いのかもしれません。

 Iさんいつもありがとうございます!

 ご自分の健康法を是非メールでお寄せ下さい。できる限り掲載させていただきます。また、身の回りに長寿のご老人がいらっしゃったら、健康法を是非ぜひ聞きだしてメールして下さい。きっと訳があるはずです。lohas@jjclinic.jpまでメールをお願いいたします。

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2008年08月31日

みんなの健康管理法31~お年よりに学ぶ6

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。実体験の集積が大切です。本日はIさんのところに治療に来られた方の健康法です。99歳女性だそうです。

 > 暫く受領されないなあと思っていた99歳と半年になるおばあちゃん。
 > 先日、ご家族からの知らせで、静かになくなったとのこと。

 > もともと薬が嫌いで、消化器や循環器などに不具合が生じると、とり
 > あえず専門医の診察を仰ぎ、その後の治療は総て鍼灸で済ませた方で
 > した。

 薬嫌いの人のひとつの生き方だと思います。とりあえず専門医の診察を受けている、というのがコツかもしれませんね。まだ西洋医学者の私はちょっと苦笑してしまいます。

 > その叔母ちゃんが最後に「私が今日まで生かされたのは鍼灸のおかげ!」
 > と。悲しくも嬉しい最後の言葉でした!。

 Iさんのご苦労が報われた瞬間でしたね。
 私のメルマガを読んで長生きできた人が現われると良いですが(笑)。

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2008年08月10日

今、医療の進んでいる方向について

 医師の間で会話がはずむと、どんな会合でも「どう上手に治すか」という話に必ず終始するのです。

 でも私の興味は「何が根本原因で、生活から何を排除すると病が散じるか?」ということなのです。

 薬も器械も良くなりました。でもそれが故に原因を細かく知る術が失われているように感じられます。簡単に治ることで、患者さんの側にも真剣味が薄れてしまっていると感じることもあります。

 日常生活も医療も、もう少しだけ不便な方が、いろいろ考えられて良かったのではないかと感じてしまいます。

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2008年07月26日

みんなの健康管理法30~酒はほろ酔い腹8部・・

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。どうぞ健康法をお寄せ下さい!!もう第30回ですね。

 さて本日は、いつもみなさんに健康法を聞いてくださっているIさんから、若々しい67歳男性の健康法を聞いていただきました。

 > 見た目はやや太っていますが、今日まで健康診断で何ら問題ありません。
 > 医師からの投薬もなく、その秘密を伺ったところ、
 > 「酒はほろ酔い腹8部、心静かに色を慎め」と言う貝原益軒の養生訓を
 > 守っているのだそうです。

 養生訓ですか!私も興味があり解説書を購入しておりますが、まだ読むに至っておりません。。。こういう分かりやすい健康法を考えることはとても大切だと最近痛感していますよ。

 > 私もまた同じように今日まで続けて、病気らしい病気もなく健康でいま
 > す。養生訓のおかげかもしれません。世の中にはいろいろな健康法があ
 > りますが、先人の言葉の偉大さを知る思いでした。

 昔は医療も発達しておりませんでしたから、みんな健康を守ることにもっと必死だったのだと思います。自分の感覚を磨き、自分なりに対処できる。まさにこれが私の目指す道なのですよ。

・・・少し養生訓の解説書を読み始めました。やはり貝原益軒はこの知恵を世間に分かりやすい言葉で広めないといけない、と書いておられます。今どきの医師には耳の痛い話ではないですかね。

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2008年07月12日

みんなの健康管理法29~小食だと気がめぐる?

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。どうぞ健康法をお寄せ下さい!!

  (とうとうネタ切れです!是非情報をlohas@jjclinic.jpまで!)

 今日は朝方夢子さんのお話ですよ。

 > 私はB型肝炎を代替療法で完治させました。闘病中に習った東洋医学の
 > バランス食は今も続け、私が出会ったサブリメントは今も少しだけ飲ん
 > でいます。この25年間、軽い風邪は数回程度、インフルエンザの予防
 > 注射をしなくても大丈夫です。

 そうですか。東洋医学の特徴は普段からバランスを意識するところにありますよね。そうすることで、朝方夢子さんも指摘されていましたが、自分の弱点を克服して防御能を高めることができるのです。

 > 私の其の他の風邪の予防策は、腹7分目、睡眠不足の時、とても疲れた
 > とき、強いストレスを被ったときは、さらに小食にします。このときい
 > つもの量を食べると風邪をひきますね。風邪を引いたと思ったときも小
 > 食にすると治りも早いです。

 これはとても重要なメッセージのように感じます。私は気功の訓練をしていますが、満腹だとうまく行かないのです。空腹のときの方が体の気の流れに敏感になれます。よく断食をした人が、感覚が敏感になったと話されていますが、これと同じことでしょう。

 もしかして・・満腹だと鈍感になるのではなく、気の巡り自体が悪くなるのではないか?と考えました。すると風邪の治りが早くなるのも理解できます。

 > 昔は、病気のときや疲れたときにはたっぷり栄養を、でしたが、体力が
 > 落ちているときは、それらが返って、体に負担をかけるようです。

 本当にそうなのですね。胃腸が免疫の一端を担っているということが、何となく見えてくるお話でした。

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2008年07月05日

みんなの健康管理法26~やはり食事内容!

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。段々ネタ切れが近づいています。どうぞ健康法をお寄せ下さい!!知人のやっていること、などでも紹介しますよ!

 本日はアロエ大好きおばさんのお話です。

 > 私の健康の源は、アロエベラジュースとハチミツ製品です。

 Wikipediaを見るとアロエベラはアロエの種類のひとつなのですね。

 > 私は、貧血に慢性疲労に扁桃腺、肩こり、便秘がありましたが、飲んで
 > 数年後には整体やマッサージに通うこともなく、献血もでき、乗り物酔
 > いや、扁桃腺を腫らすことはなくなりました。

 我が家でも昔、種類は分かりませんが、鉢でアロエを育てていました。詳しくは小さいころのことなので分かりませんが、葉肉を切ってゼリー状の部分を食して健康管理をしていたのだと思います。

 > 不思議な事に、くよくよ悩まなくなりましたし、考え方も変わりました。

 これは重要なことですね。恐らく全身の状態が良くなったので、そのような変化が生じたのではないかと思いますが、

 (アロエの精神神経作用を調べる)

 > 微量でも多くの栄養素が含まれた自然のものを、できるだけ自然の状態
 > で、体に入れてやることが必要なんだと気づきました。

 今の食品は、栄養素にあまり配慮が成されていないかもしれません。以前は食べ物にしっかりと栄養があったわけですが、現状では少し何かを補助して健康な体を作っていくということも選択肢のひとつになりますね。

 一応、副作用の欄は上記サイトでチェックしてください。妊婦と小児にはあまりおススメできないというデータがあります。多量摂取もダメですよ。このサイトがとにかく詳しいです(国立健康・栄養研究所)。

 アロエ大好きおばさん、メールありがとうございました!

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2008年06月21日

みんなの健康管理法25~動物を飼う+αも重要

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。実体験の集積が大切です。本日はYYさんのお母さんのお話です。65歳だそうです。

 > うちの母は65歳です。数年前まで足のふくらはぎがたるんでいました。
 > ところが、4年前からアイリッシュセッターという大型犬を飼いはじめ、
 > 散歩が毎日大変なのですが、サボるわけにはいきません。今では筋肉が
 > ついてきました。

 動物と医療を結びつけるのは癒しであることが多いのですが、これは他発的ではありますが、運動療法と言えるでしょう。大型犬であることがポイントかもしれません。なかなか面白いです。

 > 母は痩せている方であまり健康ではなかったです。肺炎にもなりました
 > が、適度の運動で、体が鍛えられたのが良かったのか元気になりました。
 > 仕事を辞めてストレスから逃れたのも良かったのかもしれません。食べ
 > 物もインスタントでなく根菜類を摂っているから体にいいのでしょう。

 やはり健康は複合的に考えないといけないのでしょうね。ある一面だけを捉えた健康関連の宣伝が多いですが、それだけでは健康にはなれないのかもしれません。お母様もストレスがなくなり、食事のこともあり元気になられたのでしょう。

 YYさん、いつもありがとうございます。またよろしくお願いいたします。

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2008年06月07日

みんなの健康管理法23~お年よりに学ぶ4 声をだす

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私はメディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。実体験の集積が大切です。本日はIさんのお祖母さんの健康法です。

 > 私の祖母は92歳まで元気に過ごしました。ボケることもなく、人の世話
 > にもならず、元気に過ごしていました。
 > 毎朝欠かさず、仏壇に手を合わせ、大きな声で 唱えてました。新聞も
 > 声を出して読んでいました。大きな声を出すことは、身体に良いのだと
 > 思います。

 以前に声を出すと、体に気が巡る(のだろう)というお話をしました。90歳を超えても情報に触れ、お元気だったというのは凄いことです。ご本人も体に良いと、あるいは知っていたのかもしれませんね。

 > 食欲旺盛で、朝から、から揚げ、肉類を食べてました。私の周りの長生
 > きの方は、肉が好物の方が多いので、粗食が長生きと言い切れない気が
 > します。

 興味深いですね。健康法では粗食を挙げる方が多いのですけれど、むしろ食事内容よりも、発声の方が健康に良いように見えるというのは面白いです。Iさん、貴重なお話をありがとうございました。

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2008年05月24日

みんなの健康管理法21~アロマテラピーの利用

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私は、メディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。実体験の集積が大切です。本日はSさんのアロマテラピーのご経験です。

 > 私は長年のアトピーですが、アロマオイルでアトピーを治すというサイ
 > トを知りました。今ではステロイドも抗アレルギー剤の量も大分減らす
 > ことができています。

 アトピーはやっかいな現代病ですよね。ステロイドホルモンで良くなる病気はいろいろありますが、その良くなった状態がどのくらい正しい状態なのかちょっと考えてしまうことがあります。花粉症でも違う治し方を考えたいと思ってしまいます。

 > アトピーの治療に漢方を2度試しましたが、良くなっている実感が持て
 > ませんでした。

 私は耳鼻科ですけれど、漢方薬ならばアトピー治療の経験が少しならあります。これがなかなか結果がでず、重苦しい治療なのですよね。治っていく実感がもてなかったという気持ちはよく分かります。

 > アロマテラピーのように個人の感受性が大きく関係する治療方法は、鈍
 > 感な現代人にはそぐわず、西洋薬がやはり手っ取り早いのでしょうか。
 > 古くからある民間療法にしても、現代西洋医学がおろそかにしている大
 > 切な部分があるように思えます。

 以前から指摘している通り、個々に自分に一番良いものを探していくしかないのですよ。ですので、私たちのような指導するべき立場の者は、いろんな経験を積み、話を聞き、自分の手札を増やしていくしかないのです。その点、情報が集まるメルマガは本当にありがたいです。

 Sさんのように西洋医学の長所短所をよく知った上で代替医療を考えていくというのが、これからは医師にも、患者さんにも求められる態度ではないかと思います。Sさん、ありがとうございました!

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 アロマテラピーのメルマガでコレ!というものがあります。ご参考までに。
 「産婦人科医がお届けするアロマセラピー診療日誌
 

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2008年05月10日

みんなの健康管理法16~お年寄りに学ぶ3

 読者のみなさんが独自にやっている健康法について紹介するコーナーです。私は、メディアで語られるような常識的な健康法では健康は守れないと思っています。実体験の集積が大切です。本日は94歳、YSさんのおばあさんの健康法をご紹介します。

 > 祖母は8月に95歳になります。昔から、よく動き、よく食べる人で、
 > 胃腸が丈夫です。新潟出身で、よく魚を煮て食べていたそうです。元々
 > 山持ちで山に入ると果物や山菜やきのこ類が豊富にとれ、比較的贅沢
 > な食生活であったようです。

 > 家でお店も開いて、売り物のくじらの缶詰などをお惣菜として食事して
 > いたそうです。

 以前に油を摂らないという方の話がありましたが、この方も煮魚をよく食べていたというお話ですね。私もこのメールをいただいてから、定食屋でフライはできるだけ止めて、煮魚を頼むようになりました(笑)。

 > 好きなものを好きなだけ食べて、動けるだけ動いて、疲れたらすぐに寝
 > て、怒りたい時に怒って・・・という自由人なところが、今の祖母の健
 > 康に結びついているのではないかと思います。

 このあたりのことは、長寿の方みなさんに共通しているところのようですね。YSさんも指摘されていましたが、こういう方の周りの方の健康はちょっと心配になってしまう面もあります。

 いずれにしても、大変参考になるお話でした。YSさん、ありがとうございました!

 身の回りに長寿のご老人がいらっしゃったら、健康法を是非ぜひ聞いてみて下さい。必ず何か持っているものです。この知恵袋的なものは、ぜひ記録しておきたいと思っています。また、あなたの健康法も是非お話下さい。lohas@jjclinic.jpまでメールをお願いいたします。

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2008年04月06日