サプリメントもいろんな商品がありますが・・・
今週も温病についての勉強は進まず(苦笑)、別の話題にします。
サプリメントやいろいろな効能をうたった商品には気をつけたいですね。
先日、何にでも効くというハーブティーを持ってきた患者さんがいらっしゃいました。
私が、ちょっと見せて下さい、と手に取った途端、動悸がしたので、すぐにお返ししたものがありました。どうも農薬によるもののようでした。
あるときは、外国産の塩に水銀が含まれていたということもありましたし、胡麻の中にも薬剤の汚染をみつけたこともありました。
身体に良い、ということを宣伝文句に様々なものが売られていますけれど、宣伝文句は鵜呑みにしないことですね。身体によく聞いてみることです。
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2013年07月28日
温病(うんびょう)の勉強を始めました(2)
前回から温病のお話をしています。みなさんには面白くない話題かな?と思っておりましたが、若干の反応をいただけて、とても嬉しく思っています。さて、
温病は温熱病毒によるもので化火し、体内の陰分が失われ、乾燥による症状が出やすくなるというところまでお話しました。
さて、温病と傷寒(通常の寒気のある風邪)の共通点は何でしょう?
1.ともに外邪の侵入による疾患である(外感病)
2.発病初期には表証(体表面の症状がでる)になるので、解表法を用いる
病気の原因は温病が温邪、傷寒が寒邪と異なります。
症状については、温病は悪寒が軽い代わりに発熱は強くなります。また温病は汗がたくさんでて口が渇きますが、傷寒はあまりそういう症状はありません。温病は喉の痛みが、傷寒は全身の痛みが初期症状です。
舌診については、温病は舌の先端が赤くなりますが、傷寒にはありません。
来週に続きます。
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2013年07月15日
温病(うんびょう)の勉強を始めました(1)
風邪の診療をしていると、どうしても困るのが扁桃腺炎です。
扁桃炎は風邪の一部分という認識の方がとても多いと思いますが、あの喉が痛くなる炎症は、明らかに風邪とは異なります。
何が異なるのかよくわからずに居りましたが、中医学的に考えると、風邪は傷寒論で論じられ、扁桃炎は温病論で論じられるものだと分かってきました。
中医学の温病論についてはまだ勉強中ですが、扁桃炎やインフルエンザのように熱が一気にどっと出る病気に対して、対応が色々考えられているようです。
温病と思われるものは、おたふくかぜ、麻疹、脳炎、髄膜炎、肺炎、敗血症、胆嚢炎、膀胱炎、インフルエンザ、扁桃炎など、急に高熱がでる病気です。
温病は温熱病毒によるもので化火します。これが体内の水に影響を与え、特に陰が失われ、乾燥による症状が出やすくなるとのことです。
通常の風邪でも寒気が出るものと出ないものがありますが、弱い温病が存在するなら、寒気の出ない風邪とは区別がつかない感じがします。
この話題はとてもニッチな内容で、皆さんにとって面白いのかどうか不安がありますが、私にとっては長年のテーマなので、来週以後も丁寧に扱っていこうと思っています。
来週に続きます。
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2013年06月30日
血圧の乱高下を抑えてみようと考えてみた
収縮期血圧が180になったり80以下になったりという、いわゆる乱高下する患者さんがいらっしゃいました。内科の先生はお手上げということをお聞きしたので、少し漢方薬などで何とかならないかと考えてみました。
血圧の上昇の多くは、ストレスなどから項部(首の後ろ)にコリができて、それが原因になると聞きました。
そこでそのコリを除くように処方してみました。
高齢男性で独居の方ですので食事内容にも問題があるのですが、それを解消することは難しく、食品添加物などの薬品類は処方により対応することにしました。
また、ふらつきも強いのですが、これも項部のコリのためかもしれませんので両方ともに良くなると良いのですが。。。
結果がどうでるか、楽しみです。
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2013年06月23日
夏対応の漢方処方について~生脈飲
これから夏になりますが、夏は汗をかく量が増え、暑さもあってエネルギーをいつもよりも余計に消費してしまう季節です。
この季節によい生薬の組み合わせとして、生脈飲が挙げられます。この処方は人参(紅参方や党参方もあるようです)、麦門冬、五味子を1:2:1の比で処方するもののようですね。
エネルギーの消耗状態には人参が効き、汗を収斂して抑えていくには五味子が、発汗による潤いの喪失に対して麦門冬が有効に働くのでしょう。まさに夏向きの処方と言えます。
この3つの生薬が含まれた処方はいくつか販売されているので、これからの季節のためにご用意されても良いでしょう。
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2013年06月09日
風疹対策の漫画について
全国的に風疹が流行しているそうですね。
都市部で流行しているようで戦々恐々としておりますが、今のところ何事もなく済んでいます。
風疹で最も怖いのは先天性風疹症候群ですね。国家試験では出てきましたが、私は実際には患者さんを見た事がありません。でも風疹が流行した時には要注意だと思います。
若い人たちにワクチンを接種してもらいたいということで、有名漫画家がそのことを伝えるために漫画を書いたそうです。
若い人たちは漫画だと受け容れが良いので、こういう啓蒙の仕方もよいのではないかと思いました。
私も院内で、患者さんに何かのメッセージを伝えるのに、キャラクターを使ってみようと思ったことがありましたが、何かと面倒なのでまだ実現していません。
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2013年05月19日
温泉の安全な入り方
私は温泉が大好きですが、温泉の危険な入り方、というサイトを見つけましたのでご紹介します。
飲酒ダメ、というのはよく聞く話ですが、言われるとナルホドとは思いますが、起床後すぐの入浴を避けるという項目もありました。
温泉に行くと、朝に露天風呂などあると気分が良くて、ついつい水分も摂らずにひと風呂浴びてしまいますが、ダメなんですね~。
あと、脱水によるものと言えば、エコノミークラス症候群ですね。
飛行機の中で寝たいときにアルコールを摂る方も少なくないと思いますが、避けておいた方が無難でしょう。
最後に、睡眠薬所持で国により取り締まられることがあるようですので、これは注意したいですね。
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2013年05月12日
自分の体臭について考えること
ちょっと俗な話題になりますが、最近興味があるのは体臭についてです。
私、結構体臭が昔からきつくて、自分で気分が悪くなることがあるほどだったのです。夏になると汗をかくので嫌だなあと思うこともしばしばでした。カットソーも脇のところが汚れますし、嫌でしたね。
ところが、ある時から急にそういう心配がなくなりました。
薬局で脇の汗取りパットを買って、つけるようになってから全く気になりません。驚きです!
面白いのは、パットをつけ忘れた時も臭いがあまりしなくなったことです。つまり今までは十分に汗汚れが落ちていなかったから臭いがしていたという面があったのかもしれません(恥)。
それはともかく、汗自体に臭いがなくなってきたという可能性もあるな、と感じています。
汗は体内の重金属や化学物質汚染を排泄するという側面を持っています。そういう異物も臭いの原因になっていると思うのです。
最近、食べるものもかなり気をつけていますので、あまり食品添加物も入らないようになってきています。歯科金属も全て外しましたので、その排泄もなくなっています。もしかするとそういうことの結果、汗の臭いがしなくなってきたのかな?とも思いました。
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2013年04月28日
ヤーコンを食べてみました
ヤーコンを入手したので、調理してもらって食べてみました。
まずは生で少し食べてみましたが、芋というよりも梨に近い感じで、微かな甘味が感じられました。
驚くことは、理気作用なのか、抗酸化作用なのか、少し口にしただけで呼吸が楽になり、明らかに体に良い感じがしますね。
アンデスが原産とのことですが、日本でも各地で栽培されているようです。でも市場ではあまり見かけませんね。今回は宮崎産のものでしたが、ネットでは宮城県、北海道でも栽培されているようです。
ヤーコンはポリフェノールが豊富という面と、食物繊維が豊富という面をもつようです。
ダイエットに良いと一部では宣伝されているようですが、健康のために食べていきたい食材かもしれません。
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2013年04月21日
ピロリ菌の影響を消したいのですがー
体格が痩せ型で口内炎ができやすい人がいます。こういう人はご自分でビタミンBを補給すると良くなるということを知っています。
でも繰り返してしまうのですよね。なぜでしょう?
それは元々胃腸に問題があり、ビタミンの吸収が悪いために生じることなので、胃腸の吸収力を上げることを考えないといけないからです。
では胃腸の吸収を上げるには、どのようなことを考えるべきでしょうか?
最近困ったなと思うのはピロリ菌のケースです。
ピロリ菌は胃に居ることを知る手だては、6つあるようです。参考サイト
結構、内視鏡で診断して陰性が出てしまうケースがあるように感じています。今まで気功を使った診断でピロリ菌陽性の疑いを持った方たちも、内視鏡検査で陰性と言われてしまうケースがありました。
このサイトから見ると、尿素呼気試験が良さそうです。こういう人たちに尿素呼気試験ができると良いのですが・・・。除菌はそれなりに大変なので、気功を使った診断のみでオススメすることはしていません。
でも除菌をしてほしい人は少なくないのですけれどねー。
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2013年04月14日