【アーユルヴェーダ】 第12回 ~ 肌の若返りについて3

 ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、12回目です。

 肌の若返りについて、3回目です。

 今週から「シワの予防」について、ドクターディネーシュに解説していただきます。

 シワは皮膚の下にある脂肪が減少することにより発生します。自然現象のこともあれば、病気が原因のこともあります。

 フリーラジカルの発生もシワの元凶であることがわかっています。アーユルヴェーダによれば、肌のシワは心臓が不健康であることを示しています。

 この問題に対して、アーユルヴェーダでは多面的な方法(特定な生活の仕方に従うこと、ハーブ薬の内服、外用ハーブオイルによるマッサージ、食事療法など)で取り組みます。

 来週は、具体的なハーブの使い方です。

 お楽しみに!

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2010年01月03日

【栄養療法】みなさんも私と共に勉強しましょう!~抗酸化作用3

 先週、ビタミンCが抗酸化物質として十分に機能するために、ビタミンB群と、グルタチオンが必要であることをお話ししました。

 たくさんのビタミンB群とビタミンC、グルタチオンを補給すれば、抗酸化力は完璧か?というとそんなことはありません。

 私の例を挙げます。私は以前からビタミンCをそれなりの量飲んでいました。しかし、これでは不十分であることを血液分析が知りました。

 実はビタミンEが足りなくなっていたのです。

 ビタミンEは脂溶性で、細胞膜がヒドロキシラジカルによって酸化されるのを抑えてくれます。

 ところが私の場合には赤血球に溶血(赤血球が壊れること)傾向があり、ふつうの人よりも赤血球を作る働きがとても強くなっていました。しかも溶血によりビリルビンの値が1.61と上がっていました(通常は1以下です!)。

 血液分析の結果、ビタミンEの高度欠乏状態と判断され、ビタミンEを毎日大量に服薬しました。その結果、3ヶ月経過した現在、ビリルビン値は1.07まで減少、血液を作る働きもまだ高いですが、やや改善しています。

 今回ビタミンEが赤血球の細胞膜を壊れにくくしてくれたですが、そのビタミンEの働きを支えているのはビタミンCなのです。

 細胞膜が壊れやすくなっているというのは、症状としては分かりにくく、怖いことだと実感しました。知らぬ間に溶血していることがないか、みなさんもビリルビンの値を見て下さいね。ビタミンCとビタミンEで補える場合もあるのです。

 でも何でビタミンEが足りなくなったのかなー?ストレス??(笑)

 抗酸化作用については、まだまだ続きます。

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2009年12月27日

【アーユルヴェーダ】 総説第11回 ~ 肌の若返りについて2

 
 ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、11回目です。

 先週から肌の若返りについてお話ししています。

 先週は、アーユルヴェーダでは「肌」が医学的な介入、病気の診断、体質診断などを行う場所であることを学びました。

 アーユルヴェーダでは肌の健康状態がその人の血液の浄化の度合い、すなわち活力の程度を示すバロメーターであると考えます。そのため、皮膚病治療で多くの血液浄化薬が使用されています。

 アーユルヴェーダの文献では、人間の皮膚には七つの層があると記されており、アーユルヴェーダは各層に薬の成分を届ける種々の方法を系統立てて述べています。

 アーユルヴェーダを皮膚に適用するためには、アーユルヴェーダの皮膚病治療や、肌の健康維持方法を理解することから始めなくてはなりません。

 次週からは「シワの予防」についてドクターディネーシュに解説していただきます。

 来週もお楽しみに!

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2009年12月26日

【栄養療法】みなさんも私と共に勉強しましょう!~抗酸化作用2

 228号では、活性酸素が強い毒性を持っているということをお話しました。

 体に強い傷害を与える活性酸素に、ヒドロキシラジカルというものがあります。ヒドロキシラジカルを消去することで防ぐことができる病気も多いと思います。

 じゃあ、何も考えずにビタミンCを補給することで何とかできるでしょうか?

 例えば、ビタミンCを含んだ清涼飲料水を飲んだとしましょう。しかしそれだけでは十分な働きは「期待できません。自然の状態ではビタミンCはすぐに酸化型ビタミンCになってしまいます。

 では何を考えながらビタミンCを摂取したら良いのでしょう?

 酸化型のビタミンCを元のビタミンCに戻す働きは細胞の中にあります。この力が弱いとビタミンCが働けなくなってしまうのです。

 細胞の中では、二つの酵素が酸化される前のビタミンCに戻しています。

 一つの酵素はビタミンB群(ビタミンB2とナイアシン)から成ります。ビタミンCが十分に働くためにはビタミンB群がたくさんあることが必要であるといえます

 もうひとつの酵素の反応では、グルタチオンが必要になります。グルタチオンは、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)からなる、トリペプチドで、多くの食品に含まれ、日常摂取されているものです。大量の薬を飲んでいる時や、酒の常飲、癌のときにはグルタチオンの需要が亢進します。食品添加物の処理もグルタチオンの仕事です。

 ビタミンB群とグルタチオン、これだけ揃えばもう抗酸化対策はOKと思った方もいらっしゃると思います。しかしまだまだ複合的に考える必要がありそうです。

 抗酸化作用について、来週以後もしばらく続きそうです。

 頑張ってついてきて下さい!では!

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2009年12月20日

【アーユルヴェーダ】 総説第10回 ~ 肌の若返りについて1

 ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、10回目です。

 今週からは肌の若返りについてお話します。

 そもそもアーユルヴェーダにおける肌とは何でしょうか?

 こういう根本的な問いがアーユルヴェーダ的な気がしますね。

 アーユルヴェーダでは「肌」はマッサージやペーストの塗布などの医学的な介入、病気の診断、精神的及び肉体的な体質診断などを行う場所なのです。それ故にインドでは紀元前2世紀の昔から、肌のケアは最も重要な関心事の一つでした。

 次週も肌に関してドクターディネーシュに解説していただきます。

 私なりにアーユルヴェーダの肌に関する記載をサイトで探してみました。スキンケア商品ばかりが検索されるので困ってしまいました(苦笑)。

 このサイトも販売サイトですが、肌診断があるので何となくアーユルヴェーダの雰囲気は味わえるかもしれません。

 もちろん詳細は次週以後のドクターディネーシュの講義にご期待下さいね。

 来週もお楽しみに!

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2009年12月20日

【栄養療法】ビタミンB群の補給により体温が上がっているようです

 分子整合栄養医学に基づいて血液検査結果を解析すると、かなりの人たちにビタミンB群不足が認められます。

 ビタミンB群は体のエネルギー代謝の中心と言える物質ですので、不足すると、体温が下がるのではないかと思います。子供たちの低体温が問題になっていますけれど、ビタミンB群の不足が原因かもしれません。

 私はビタミンB群を多めに補給しています。体の変化としては、
 ・ 以前よりも寒がりでなくなった。
 ・ 体温が5分くらい上がった
 こんなところです。小さな変化かもしれませんが、自分としては意味のある 変化であろうと予想しています。

 たとえば、ウイルスも体温が高いことで繁殖しにくくなるので、風邪の予防にもなるのではないかと考えています。

 ただし、たんぱく質などのエネルギー源となる物質もビタミンB群と一緒に摂取しないと、体温は上昇しないかもしれません。

 他の異常があまり目立たない方であれば、ある程度詳しい血液検査をすれば、ビタミンB群の不足を予想するのは容易です。ただし数字だけで全てを判断するのは困難ですので、詳細を知りたい方は分子整合栄養医学を実践しているクリニックを訪ねてみられてはいかがでしょうか。

 当院では検査結果はどうでも良いが、サプリメントだけ試してみたい、という方にも対応しています。先日もアイ・サポートという目の衰えに良いとされるサプリメントの組み合わせをお出ししましたよ。

 受験対策セット、風邪予防セット、美肌セットなどがご用意できます。
 お気軽にご相談下さい。

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2009年12月13日

【アーユルヴェーダ】 総説第9回 ~ ヨーガセラピー について

 ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、9回目です。

 今週はヨガ・セラピーの総論をお話します。

 肉体的・精神的・霊的な健康という概念はアーユルヴェーダの起源にまで遡ります。従って、古代においても肉体的・精神的・霊的な健康を保つためにヨガのテクニックの重要性は強調されていました。

 インドの古代の聖者たちは、世界中で一番の若返りの薬は、精神的に健康であることであると書き記しています。 ヨガのテクニックは精神・神経的な内分泌機能と免疫機能を調和させます。

 ラサーヤナ・ヴァージカラーナ・ヨガの3つの組み合わせによって老化に立ち向かえば、肉体的・精神的・霊的な健康を手に入れるのに必ず役立つでしょう。

 インド人はこの方法を、老化の問題と闘い、美しく年齢を重ねるためのアーユルヴェーダからの恵みであると考えています。

 次週から、アーユルヴェーダにおける肌の若返り、について、ドクターディネーシュに解説していただきます。

 来週もお楽しみに!

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2009年12月13日

【栄養療法】抗酸化作用2 ~ 私も飲んでいるビタミンE

 分子整合栄養医学講座の復習を私が(笑)するというコーナーです。

 人間の細胞は膜構造になっていますので、膜が何らかの原因で傷害されると生体にもダメージを与えていくであろうことは、容易に想像がつくと思います。

 細胞膜の傷害は酸化が原因と考えられます。酸化はストレスや飲酒、紫外線など様々なものが原因となり得ます。

 細胞膜の酸化が進んでしまうと、症状としてはあまり表れないかもしれませんが、生命の基盤が傷つけられることになります。怖いですよ。

 実は私が先日までその状態でした。かなりひどかったのです。血液検査で分かりました。

 赤血球の膜が壊れてしまうのです。

 そうすると赤血球の中の成分が放出されますので、検査結果からはどのようになるでしょう?

 間接ビリルビン値が上がってしまいます。私は1.0だったかな?本当は0.4以下くらいでないといけないものです。倍以上になっていました。通常でも赤血球は入れ替わりますから、0.4程度の値は示しますが、1.0は明らかに異常と指摘を受けました。

 その後、私はビタミンEを多めに服薬しています。さてさて、血液検査の変化がどうなるか、近日中に公開したいと思います。

 ちなみにビタミンEの働きを助けるのが、ビタミンCとCoQ10であることも覚えておかれると良いでしょう。

 《当院料金表》

 ● αリポC(αリポ酸とビタミンCの合剤) 300錠5250円
   先日、老人性難聴予防にCoQ10とαリポ酸が効果的という
   発表がありましたが、αリポ酸の方が効果的と私は考えています。

 ● 分子整合栄養解析(詳細血液分析+栄養指導1時間)26250円

 お気軽にご相談下さい。

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2009年12月06日

【アーユルヴェーダ】 総説第8回 ~ ハーブの副作用に関して

 ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、8回目です。

 先週からはヴァージカラーナ・セラピーによる性的な面の若さの維持について勉強しています。用いられるハーブの一例を挙げます。

 Withania somnifera, Ipomea batatus, Mucuna prurita

 これらのハーブを長期間使用することもあると思いますが、副作用の心配はないようです。

 アーユルヴェーダのハーブ薬には、重金属や有毒な物質は含まれていないので、長期にわたって効果的に使用することができます。

 アーユルヴェーダでは鉱物薬を使用することもありますが、今まで述べてきたラサーヤナやヴァージカラーナとしては使用されないものがほとんどです。

 鉱物薬は、適切な医学的管理下に、厳密に使用されるべきということです。

 来週は、ヨガセラピーについてコメントします。

 来週もお楽しみに!

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2009年12月06日

【栄養療法】みなさんも私と共に勉強しましょう!~抗酸化作用1

 先日、分子整合栄養医学講座の第5期生として、全課程を終了しました。

 全ての栄養に関する知識を丸4日で得ようというのですから、頭の中は混乱したままです(笑)。

 そこでこの場をお借りして、少しずつ知識を整理しようと思いますので、みなさんもお付き合い下さいね。

 私が最も興味を持っているのは抗酸化作用です。

 従来はビタミンCだけを摂取していれば活性酸素にも概ね対応できると考えておりましたが、実は大変な誤りであったと感じています。

 活性酸素とはその名の通り活性の強い酸素なのですが、酸素のもつ毒性が強く出て体に傷害を与えてしまうのです。活性酸素は全てにおいて悪者ではなく、白血球は活性酸素で菌を退治しているという面もあります。

 現在では活性酸素をなくすことでアンチエイジングを達成しようという人も少なくなく、とても注目されている分野です。

 さて、もっとも体に傷害を与える活性酸素はヒドロキシラジカルというものですが、これを消去するために重要なものは何でしょうか?

 ビタミンCもその一つです。でもビタミンCだけではダメなのですね。では何が必要か、次回以後、解説していこうと思います。

 解説はこの本に沿っています(というよりも受け売り?)ので、参考図書としてお読み下さい。理解が深まることでしょう。

 『脳の栄養不足が老化を早める!』
 溝口徹(著)、青春出版社、2009/11

 私のクリニックでは、分子整合栄養解析を行っています。詳細血液検査とその分析、約1時間のカウンセリングで26250円です。少々高いですが、皆さん、ご満足していただいています。

 常時受け付けておりますし、解析だけしてみたい、ということでもOKです。お気軽にご相談下さい。

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2009年11月29日