(あくまでも想像)いただきますの意味

 今日は祈りの内容が含まれていますので、ここでも祈りを題材にしてみたいと思います。私は特定の宗教と関わりがあるわけではありませんので、念のため。

 インターネットで「いただきます」をひくと、どうして言うのかという意味合いについてかなり詳しく書かれています。命あるものを犠牲にした上に成り立つ自分の命なのだから、その食べ物に感謝すべし、と。

 感謝はしています。ではどうして感謝すべきなのでしょう?

 そんなことは普通考えませんか?まあそうでしょう。

 「いただきます」のような言葉は外国にはない、ということを聞いたことがありましたが、そんなことはないですね。「食前の祈り」と入力して検索して見て下さい。どの宗教にもありそうです。例えばキリスト教もこんな感じ

 どうして食前に祈るのでしょう?感謝と同じ意味合いですよね?それにしてもインドのこれは食前にしては長いなあ
 
 で、ここからは全くの想像ですけれど。言葉で食べ物を浄化しているのではないでしょうか??

 食事として供されたものは全て命を不本意ながら奪われたものばかりです。浄化して食べる、ということが世界的に行われていた、とすると、どこにでも感謝という形でいろんな文言が残っているのが腑に落ちるのですけれど、どうでしょうか?

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2011年05月08日

私の取り入れている気功~阿吽気功法

 私が今年取り入れている修行?の中に阿吽気功法というものがあります。私はこんな感じに自分で「あー」とか「いー」とか言いながら、気功をやっています。ちなみにこれは夜にやっていることです。
 
 どんな効果があるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんけれど、体の中と外の間のエネルギーの動きがスムーズになるように感じます。

 ただこういうものは現実にやってみないと何も分かりませんし、やってもすぐには何も分かりません。経験上、あるとき急に「ああ、こんな感じか」と分かるようになるはずなのですが、私もまだ始めたところですし、実感はまだありません。半年は毎日続けるつもりです。

 さて、これに関連してこういう本があります。

あいうえお言霊修行あいうえお言霊修行

 矢山利彦(著)、ビジネス社、2008/03
 
 ありがたい、いつくしむ・・と「あいうえお」のつく言葉を唱えるようにすると、自分のネガティビティが無くなっていく、というものです。

 でも阿吽気功法から考えるに、恐らく単に「あいうえお」と唱えることで、自分がよくなっていけるのだと思います。この点からも日本語は本当によくできていますし、素晴らしいものだと感じます。

 病気になる人には「がぎぐげご」が多いとのことです。「がんこ」だと思ったら「がんばり」だそうで、あとは「義理」「ぐち」「原則」「ごまかす」だそうです。みなさんは大丈夫ですか??「がんばり」の人は多いかもしれません。

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2011年04月17日

【栄養療法】双極性障害と思われる方にナイアシンを使ってみました

  
 患者さんの中に、メンタルな問題を抱えている人が少なくありません。私は耳鼻科医ですので、あまりそういう患者さんへの対処が十分とは言えませんが、栄養療法で多少なりとも改善させることができれば、と考えています。

 先日、過労由来と思われる軽い双極性障害と思われる患者さんがやってきました。

 このメンタルな問題に対し、私はナイアシンとヘム鉄が候補に挙げました。

 ナイアシンは過労状態でメンタルな調整力を失っている人で、血液検査上はLDHが下がっている人に有効だと考えられます。まだ血液検査を確認していませんが、明らかにナイアシンの適応があると考えました。

 ヘム鉄は代謝を回すためのキーミネラルです。よってヘム鉄を使いたい場面はエネルギーが不足傾向であり、物質の滞りのためと思われますが、体に痛みが生じやすい印象があります。今回はナイアシンほどの緊急性は感じられないため、投与は見送りました。

 両者のもつエネルギーからも検証して、ナイアシンのみの投与にしましたが、今後、どのようになっていくのかを見守りたいです。

 それにしても過労は健康に影響が大きいですね。先日は東京電力の関係者に漢方薬で対処しましたが、補剤(体を補う処方)ばかりが必要になりました。胃腸を守り、血分を補うという感じです。大変なのだなと思います。

 震災で職を失った人がいる一方で、やたら仕事やストレスが増えている人も少なくないので、そういう方たちのバックアップを少しでもできればと考えています。

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2011年04月10日

これからの医療で大切なこと~国際統合医学会から

 これからの医療で何が大切になるか、というお話を学会で伺いました。なるほどと思えたところがあるのでご紹介してみます。

 1)倹約型へ
 医療費が膨大な額になってきています。高齢化が進むにつれてその額も増加するものと考えられています。医療費も無駄をできるだけなくしていくという取り組みが必要です。今回の震災でその流れは促進されることでしょう。

 2)量よりも質へ
 医療の高度化が質を高めると考えられていますが、私はこれは誤りだと思います。通常の医療の中に質を上げられる部分がたくさんあります。そして病気を再発させないための指導面の取り組みがより重要になるでしょう。私は医療の質を常に私は意識して診察していますよ。

 3)在宅へ
 私はいずれ何らかの形で在宅医療を考えなくてはならないと思っています。高齢化社会ということもありますが、家庭に入らないと分からない患者さんの背景も知った上で治療することが必要になってくると私は考えています。

 何だか項目別で弁論大会のような、選挙演説のような・・(笑)

 4)さらなる効率化、つまりはIT化
 これは1)のこともありますし、避けられないでしょう。効率化しつつ質を維持するということが大切でしょう。

 5)チーム医療
 医療の専門化が質を上げるということなのでしょう。高度医療においては必要が増してくるでしょう。ただし全人的医療はむしろ1対1の医療行為において達成されやすい感じがします。

 6)混合診療(自費診療の導入)
 賛否両論あると思いますが、医療の質を上げ、効率化を達成し、医療費も抑制するとなると、自費診療をより有効に使う試みが広がっていくでしょう。

 さあ、今後の医療はどのようになっていくのでしょうね。

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2011年04月03日

【栄養療法】放射線障害にはビタミンC、αリポ酸が有効?

 どうしても放射線に関することに興味が行ってしまっているので、その話題が中心になってしまいます。

 点滴療法研究会というビタミンC点滴を中心とした治療を行っている団体のサイトにこういう記載があります。
 
 急性放射線障害にはビタミンCが有効であるという論文があるとのことです。別の論文ではαリポ酸に放射線防護作用があるとの記載があるようです(論文の現物は未確認です)。

 放射線障害を酸化ストレスと単純に割り切れるものなのか、つまり酸化を防ぐことで全てが上手く行くのかどうか分かりませんが、少なくとも効果はあるようです。

 当クリニックは高濃度ビタミンC点滴を行っておりません。しかし今回の放射線障害は長期的なものを想定すべきと考えられますので、当方で準備できる高濃度ビタミンCの錠剤、またはαリポ酸とビタミンCの合剤を継続して内服すれば、十分に効果は得られるものと考えています。

 読者の方に被ばく線量の高い、急性放射線障害の方がいらっしゃる状況は想定しにくいですが、そういう場合には内服でなく、高濃度ビタミンC点滴がより良いのではないかと推測します。

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2011年03月27日

花粉症~目症状への対応策

 みなさん地震に目を奪われていますが、花粉症もピークを迎え、クリニック内もかなり混乱しています。

 はなこさんで花粉飛散の様子を見ますと、今年は完全に東高西低になっています。関東地方はピークを過ぎ、これから北陸、東北地方で飛散が多くなると考えられます。

 さて、診察をしていますと、目の痒みを何とかして欲しい、という訴えをとても多く耳にします。どの医師でも対応できるような簡単な解決策がないものかと思い、いろいろ見ておりましたが茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)という漢方薬がかなり効果的に目の痒みの波動を抑えてくれます。 

 茵蔯蒿湯の効果があるとして、目の痒みの病態をどう考えたらよいでしょう?

 - 通常は病態が分かっていて処方を選択するのですが、私は効果が出る処方をみて、病態を再検討するということをいつも考えています。 –

 茵蔯蒿湯は口内炎、じんま疹、皮膚瘙痒症、血清肝炎、流行性肝炎、カタル性黄疸、腎炎、脚気に効果を示す漢方薬です。特に黄疸を抑える力が強い処方です。
 
 肝胆湿熱といって、ストレスなどによって熱が生じ水と結びついて症状を示す場合に用いられます。山梔子(さんしし;くちなし)が湿熱邪を尿から、大黄が湿熱邪を便から排泄します。

 以上のことから花粉症の目症状に関して考察すると、ストレスが多い社会の中で、生じた熱が涙と結びついて肝胆湿熱証が生じて目の症状を呈するのではないかと思います。

 であるなら、睡眠を十分に取る、入浴などでリラックスする時間を増やす、足の冷えを除く、散歩などで日頃から下半身を鍛えるなどのことが有効であろうと考えます。

 今後、臨床的にどのくらい効果があるのか見守っていこうと思っています。

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2011年03月20日

『子供が丈夫になる食事』~栄養療法と断食療法

 先週本の紹介を休んだから、というわけではありませんが、今週はここでも本を1冊ご紹介します。いつも教えていただいている定先生も書いている本です。

子供が丈夫になる食事
医師も実践している子供が丈夫になる食事

 桜本美輪子、定真理子(著)、ワニブックス、2011/01

 分子整合栄養医学の内容を噛み砕いて書いてある本です。切り口は「丈夫な子供」ですが、実は大人でもみな同じようにある一定以上の栄養が必要と私は理解しています。

 定先生の前作である「妊娠セラピー」に関する本を、妊娠を希望している知人に渡したところ、見事に妊娠し、「すごーい」と思ったものです。今回は子供のことなので、その知人にはこの本を私からプレゼントする予定なのです。

 さてさて・・・、

 後述していることですが、断食療法と栄養療法では内容の整合性が全く取れていないではないか!!とご批判を受けるかもしれません。しかし私の中ではしっかりと整合性が取れています。

 つまり、断食をすることによって、人間の根本の構造が変化するのだと思うのです。断食の結果、栄養は何倍にも増加した腸内細菌が補ってくれるようになるのでしょう。体の各所でも必要な栄養の質や量が変わってくるのだと解釈しています。

 しかし断食で、そういう極限にまで至ることができない凡人である私たちには、栄養療法は魅力的な方法のように感じられます。そして可能なら練達の指導者の下で断食を短期間行うことが、体のクリーニングという意味では良いように私には感じられます。

 栄養療法も断食療法も健康になるための手段という意味では同類です。しかし、栄養療法は肉体を万全にすることに主眼があり、断食療法は体を浄化するとともにメンタル面を磨くということに目的があるように感じます。考え方の相違、ゴールの違い、と言えるのではないでしょうか。

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2011年03月06日

養生法について思うこと~「静」の養生法の重要性

 先日、中医学の講義で思うところがあり、書いています。

 古今東西に養生法がたくさんありますが、大きく分類すると「静」と「動」に分かれます。

 「静」の養生法としては、欲望を抑える少欲、無理に知ろうとしない抑目、無理に聞かない静耳、心を鎮める静心、精神を安定させる呼吸法である静功が挙げられます。

 「動」の養生法としては、運動、舞踊、散歩、呼吸と運動を結合した導引、按摩、動功が挙げられます。

 さて世は情報社会であり、情報をたくさん持っている人が凄い、というような世の中になってきました。

 しかしメディアから流れてくる情報には「静」の養生法に関することは、全くといってよいほど述べられません。何故ならメディアから情報を得るということ自体が「静」の養生法と矛盾するからです。

 みなさんが健康になろうとして行うことは皆、「動」の養生法に関することではないかと思います。私も意識していないとついついそちらに流れてしまいます。

 しかし本当は、「静」と「動」の養生法をバランスよく行う事が大切なのではないかと最近思うのです。

 このメルマガも少しおとなしく書こうかな・・?(笑)

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2011年02月26日

【栄養療法】栄養療法から考える、いびき治療

 いびきでお困りの患者さんがいらっしゃいました。

 私もあまりそこまで指導することはないのですが、患者さんがあまりに一生懸命だったので、いろいろご一緒に考えてみました。

 通常は「痩せて下さいね」と話して終わり!となるのですが、ご本人はかなり努力されているようです。これでは、気持ちが切れたときにリバウンドしてしまいます。体重の減少量も十分ではありません。

 そこで、糖質制限についてお話をしました。血糖が上がらなければ太りません。タンパク質と脂質は栄養的にも重要なので制限すべきではなく、糖質を制限することが重要であることをお話しました。

 さらに、タンパク質を十分に食事の前の方に摂取することで糖の上昇が抑えられることもお話しました。

 タンパク質を摂取すると糖の上昇が抑えられることは、データとしては知っていますし、自分でも実践して血液データが良くなった実感があります。理屈は十分にご説明できませんが(苦笑)、有用で簡単な方法だと思います。

 私のような体が頑丈で、食欲も旺盛な人間でも、サプリメントでタンパク質を1日15g摂取してカロリーが増えるようで、体が締まっていくのを感じます。いびきの患者さんにも同様の方法をお勧めしました。これなら栄養状態に問題はでませんので、リバウンドの心配がありません。

 営業の仕事の際にも、お酒を蒸留酒にするように指導するなど、いびきの指導としてはなかなか良い内容だったのではないかと自画自賛しているところです(笑)。

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2011年02月20日

【教材から】健康にも占星術が使えないか??

 あまり話をしたことはありませんが、昔からビジネス教材が好きで、結構いろいろクリニックの経営にも試したりしています。

 先日、気になる教材があったので買ってみました。ビジネスの流れを、惑星と星座の位置で考えるというものでした。ふと思いました。「これって健康にも応用できるんじゃない?」と。

 健康を守る上で、最近特に注意が必要だと感じるのは、見えないものの影響です。前述のウイルスの波動もそうですが、携帯電話などの電磁波類も、磁場の類にも注意が必要と感じることがあります。当然、惑星や星座にも配慮が必要かもしれない!と思いませんか?

 月の影響を動物は感じ取ると言いますね。満月の夜には魚が取れないということも言われます。人間は意識の上では感じていないのですが、もしかして、体は感じて影響を受けているのではないでしょうか?

 そこである占星術の本を1冊読みました。まだ何だかピンとはこないのですが、少し時間を見つけて何冊か読んでみようと思っています。日本では古来、医術は僧侶や巫女、陰陽師などによって行われていたわけで、占術とも深い関係にあると思うのですけれどー。

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2011年02月13日