マグネシウムの話1
先日、山田豊文氏の講演を聞いてきました。その中でマグネシウムの話が出たので、少し調べてみました。
マグネシウムが2型糖尿病に効果があるということが出てきましたので、その内容を掘り下げてみます。
糖尿病とマグネシウムの関係は色々あります。
まず、インスリンの作用をマグネシウムが高めることが挙げられます。インスリンは血糖を下げるホルモンです。このホルモンが出ても血糖が下がりにくくて糖尿病になっている人も少なくありません。マグネシウムはこのホルモンの感度を高めることで糖尿病になりにくくする側面があります。
逆に糖尿病であると尿量が増え、そこにマグネシウムが溶けだしてしまいがちになり、マグネシウムが失われてしまいます。
そして、糖尿病で最も注意しなくてはならない合併症である、微小血管障害、すなわち、網膜症、腎障害、神経障害の発生にはマグネシウム欠乏が関与すると言われているそうです。
これだけでもマグネシウムを摂取する意義があるように感じられますね。
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2012年07月15日
温室栽培の野菜の話
最近、うつ病の人も増えているなど、体にエネルギーが足りない!と感じる人が増えているような印象を受けます。
もしかすると、食べている食材に問題があるのかな?と思ったりします。
魚でも自然の状態の魚は生き生きと生きているので身が締まっていて美味しいのだと思いますけれど、そもそも生き生きしているものをいただくことで私たちも生き生きするのかもしれません。
ただ、養殖の魚がかなりを占める鮮魚売り場ばかりですので、近頃はどれが自然の魚なのか、探すだけでも苦労してしまいますけれど・・・
陸上の作物にしても同じことが言えますね。
旬のものは栄養素が豊富と言われます。データの裏付けもどこかにあるのかもしれません。
では、温室で栽培された作物はどのような性質を持っているのでしょうか?
温室で栽培された作物は、私たちの食卓にはもう欠かせないものになってしまっていますが、太陽の恵みをあまり得られていない作物にはエネルギーが足りないと感じられます。
陰陽理論から考えると、温室栽培の作物は太陽から得る陽のエネルギーは少なく、物質としての陰のエネルギーが多いのは当然なのかもしれません。
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2012年07月08日
夏のエアコン対策について
夏を迎えつつある今日この頃ですが、そんな中、エアコンがお肌に悪いということを聞きました。
では何が悪いのでしょうか?考えてみました。
ひとつは循環障害。
肌が慢性的に冷えてしまうことが予想されます。そんなときは体温を逃がさないように血管が収縮してしまいます。すると循環の悪い皮膚になってしまうでしょう。
次は汗の問題ですね。
冷えることで汗腺の働きが悪くなるでしょう。すると汗の量が減ってしまいます。汗からは体のいろんな老廃物がでているのですが、それが出る量が減少してしまいます。老廃物が体から抜けにくくなることが肌荒れの原因になることもあるでしょう。
あとは循環が悪くて汗がでないので、水が体にたまりやすくなります。その水はエネルギー(気)や栄養分(血)の流れを妨害するかもしれません。そのときには肌荒れの原因になってしまいます。
ということは・・・。対策は?というと・・・
まずは皮膚が冷えないようにエアコンを弱められるなら弱くする、できないのであれば一枚羽織るようにします。またときどきエアコンを切って窓を開けましょう。換気の意味合いもありますが、汗腺に刺激を与えるためでもあります。そして、水分をがぶがぶ摂取しないようにして、少量の摂取を少し回数多めにするようにしましょう。
これで夏のエアコン対策も万全ですね!
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2012年07月01日
今後は香りの研究が重要になるでしょう
これから香りとかアロマセラピーを勉強していきたいと言ってからしばらく時間が経ちました。患者さんの治療を考える上で、どうしても肉体レベルで考えていると解決できない内容が出てきます。
肉体レベルというのは、つまり細胞レベル、通常の薬の臨床試験のように実験的考察を基盤にした治療ということです。
例えば耳鳴りとかニオイの障害などは、肉体に作用する通常の薬を使っているだけでは治癒に程遠い感じが否めません。耳鳴りが同じなのかどうかは分かりませんが、ニオイは感情と密接な関係にあるので、感情にも働くアロマセラピーのようなものが必要だと思うのです。
これから少しずつ研究していきたいと思っています。
男女2200人の調査によると、仕事中の気分転換に実践している方法(例えば、好きな飲み物を飲む、トイレに行くなど)に満足している人は25%にとどまり、新しい気分転換を試したい、という回答が89%を占めているのだそうです。
これは嗜好の多様化という側面もあると思いますが、気分転換を求めている人が現実に多いことも示していると思います。
回答者の82%が香りの気分転換に対する効果を認識しており、これからさらに香りの研究が重要になってくるように感じます。
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2012年06月22日
ゲルソン療法について少し感じること
癌患者さんの間で、人参のジュースを愛飲している人が多いように感じていました。確かに良いのかもしれませんが、どこからそういう流れができているのかよく分かりませんでした(鈍い?)。
恐らくゲルソン療法というドイツの治療方法が元になっているのですね。
ゲルソン食事療法は、大量かつ多種類の野菜ジュースを飲むことになっており、人参とレモンとリンゴを基本にジュースを作るのだそうです。
実際に同じような内容で野菜ジュースを作ってみると、リンゴのレモンの量を調整するとかなり美味しく飲めますね。癌患者さんの場合には継続が大切ですから、ある程度美味しいものでないとダメなわけです。
また、このゲルソン療法の中では自然農法で作られた野菜を摂るように勧めています。昨今、作物の肥料による汚染が気になるので、明確に自然農法を打ち出していることには大変好感を持ちます。値段がやや高いのは気になるところですが、自然農法をしている農家を買い支える意識が消費者の私たちにも必要かもしれません。
コーヒー浣腸についてはやったことがないので分かりませんが、重金属や化学物質の解毒のような効果があるのでしょう。
サイトから見る限りですが、ゲルソン療法は汚染物質の解毒をしながら、微生物による汚染のない新鮮な野菜を摂取していき、身体の細胞全体を良いものに入れ替えていく療法のように思いました。
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2012年06月17日
貧血には要注意!~重大な病気が隠れているかも!
最近、妊婦さんの診察をする機会が増え、そういう内容のことを書くことが多くなりました。
先日も貧血の妊婦さんがいらっしゃって、鉄剤でももらっていらっしゃいと言われたとのことで、来院された方が来られました。
貧血の値は妊娠前期には12台であったものが、妊娠後期には10.9とのこと。
婦人科の先生は問題視されていなかったとのことですので、まあ問題ないのかもしれません。確かに妊娠によって貧血は進行するらしいです。
ただ、たくさんの赤血球を作るために鉄分が消費されて、鉄欠乏性貧血になるというのが理屈のはず。
先日来られた患者さんは、ヘム鉄を持たせてみても鉄分を受け入れません。これは鉄欠乏性ではないのかもしれません。
しかも血液検査の結果から正球性正色素性貧血と診断されています。ビタミンBが少ないときには、鉄欠乏があっても正球性になることはありますが、鉄が欠乏している様子がないのに正球性の貧血ということはどういうことか?
もしかして、消化管とか、子宮内で出血しているのでは??
そういう風に考えて、私の診察はおしまい。あとを専門の先生にお任せすることにしました。どうなるでしょうか?
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2012年06月03日
口内炎に塩を塗って治るのか?
口内炎を「塩を塗って治す」「梅干塗って治す」と言う人がいらっしゃいます。これはどういうことなのでしょうか?全くのガセネタなのでしょうか?
ネットではこういう反応ですね。賛否両論ですが、実際に治ったと実感している人が少なくないのだと思います。
本当のところはどうなのでしょう?
こんなサイトも見つけました。
このサイトによりますと、トマトジュース、ハーブ、米酢、ごぼう汁、塩水と液体を利用するものと、塩、梅干(果肉、黒く焦がす)、ナスの蔕のように固体のものを利用するものに分けられるようです。はちみつも使われるそうですね。
調べていくうちに何となく分かってきました。
口内炎は白くなりますが、痛みが出るのはその周辺の赤い部分なのです。そこはダメになった表皮細胞があり、口唇を被覆できない状態になっているのですね。
塩や梅干を塗ることで、そのダメになった部分を脱水、壊死させて、痛みとともに脱落させて、ダメになっていないさらにその周囲の元気のよい部分からの細胞分裂を促して、口内炎を被覆していこう、ということなのでしょう。
通常の治療でもトリクロル酢酸を用いて、アフタのできている周囲の粘膜を脱落させる治療をすることがあります。一般的には「焼く」と称して治療を行うわけですが。
もちろんビタミンの十分な補給が成されていなかったり、食品添加物などの薬品類が関与している場合には、そちらの対応も必要になるでしょうね。
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2012年05月20日
ため息は気の滞り?
先日、風邪をひいたとき、ため息がやたらと出ました。
なんでこんなにため息がでるのかなー?と思ったのですよ。
ため息をすると幸せが逃げる、と言いますよね?それを思い出してできるだけ我慢するのですが、やはりまたため息が出てしまいます。
あれ?・・・ふと気づきました。
気が巡っていない、いわゆる気詰まりの状態だと呼吸が浅くなります。気が流れていないときには気づかないことですが、流れてみると呼吸が楽になるので気がつくことがあるかもしれません。
現代人は呼吸が浅いと言われますが、だから呼吸を深くしようとしても根本的な解決にはならないのです。元になっている気の巡りを阻害するストレスなどの要因を除くことが最も重要なのです。
そうすることで気が流れ呼吸が楽になります。
ということは、その気詰まりが続いて息苦しくなるからため息を深くついてその状況を一時的に脱する(ため息が終われば元に戻るわけですが)という行動を自分が取っている、ということに気づきました。
いつもため息をついている方がいらっしゃったら、ストレスを除くとか、電磁波の影響を除くとか、良い食べ物を食べるなどして、気詰まりの原因を除いていく必要がありそうですね。
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2012年04月22日
早食いは糖尿病リスクを2倍程度にする
このサイトは早食いの害を分かりやすく説いているサイトです。ただし、誘導型のサイトのようですので、いつの間にか何かを購入していた、というようなことがないように、気をつけてお読みくださいね。
早食いは満腹感が生じる前にどんどん食べてしまうということが生じます。ついつい食べ過ぎて満腹感よりも先に満腹になってしまうのです。これは、カロリー摂取過剰の一つの原因でしょう。
東洋医学的には、小腸がどん欲に何でも吸収するために、胃は酸と消化酵素によって食物を完全に無毒化することが求められます。早く食べると消化が追いつかず無毒化が不十分になり、有害なものを吸収することになるかもしれません。
早食いにはいろいろと悪い面がありますが、今日の本題は、糖尿病になりやすくなるということです。
早食いすると、消化される食べ物が急激に増えて、一気に血糖が上がる要因になります。血糖をさげるために膵臓からインスリンというホルモンがどんどんでて何とか血糖を下げようと身体は反応します。
ずっと働き続けた膵臓は疲れてしまい、インスリンが出にくくなることがあります。一方でインスリンを受け取る側にも変化が出て、インスリン慣れ(造語です)が生じてしまい、血糖を上手く下げられなくなってしまいます。
論文によると(出典が不明です。ごめんなさい)、早食いは糖尿病リスクを2倍程度にするとのことです。みなさんゆっくり食べましょうね。
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2012年04月15日
ビタミンEが骨破壊を助長する???
3月初旬にこんな記事が掲載されていたのを記憶しておられますか?
この論文は、d-α-トコフェロールが骨破壊を促進すると書かれたもので、ビタミンEが骨そしょう症を惹起するのでは?ということで結構大騒ぎになった論文でした。
骨は破壊され、同時に形成されながら新しいものになっていきます。
一方、ビタミンEはα、β、γ、δ-トコフェロールとα、β、γ、δ-トコトリエノールから成っていて、それぞれに機能を有しています。
d-α-トコフェロールが骨破壊を促進するという論文の内容は間違いではないのですが、ビタミンEは上記8種類の物質を総体として、つまりマルチトコフェロール、マルチトコトリエノールとして摂取すれば、骨形成作用のあるγ-トコフェロールなども同時に摂取することになり、骨代謝が正常な形で進行して行くものと考えられます。
サプリメントを摂取するときには、身体で使われている状況と同じような内容のものを摂取する必要があることを、改めて思い知らされた内容でした。
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2012年04月08日