夏のエアコン対策について

 夏を迎えつつある今日この頃ですが、そんな中、エアコンがお肌に悪いということを聞きました。

 では何が悪いのでしょうか?考えてみました。

 ひとつは循環障害。

 肌が慢性的に冷えてしまうことが予想されます。そんなときは体温を逃がさないように血管が収縮してしまいます。すると循環の悪い皮膚になってしまうでしょう。

 次は汗の問題ですね。

 冷えることで汗腺の働きが悪くなるでしょう。すると汗の量が減ってしまいます。汗からは体のいろんな老廃物がでているのですが、それが出る量が減少してしまいます。老廃物が体から抜けにくくなることが肌荒れの原因になることもあるでしょう。

 あとは循環が悪くて汗がでないので、水が体にたまりやすくなります。その水はエネルギー(気)や栄養分(血)の流れを妨害するかもしれません。そのときには肌荒れの原因になってしまいます。

 ということは・・・。対策は?というと・・・

 まずは皮膚が冷えないようにエアコンを弱められるなら弱くする、できないのであれば一枚羽織るようにします。またときどきエアコンを切って窓を開けましょう。換気の意味合いもありますが、汗腺に刺激を与えるためでもあります。そして、水分をがぶがぶ摂取しないようにして、少量の摂取を少し回数多めにするようにしましょう。

 これで夏のエアコン対策も万全ですね!

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2012年07月01日

今後は香りの研究が重要になるでしょう

 これから香りとかアロマセラピーを勉強していきたいと言ってからしばらく時間が経ちました。患者さんの治療を考える上で、どうしても肉体レベルで考えていると解決できない内容が出てきます。

 肉体レベルというのは、つまり細胞レベル、通常の薬の臨床試験のように実験的考察を基盤にした治療ということです。

 例えば耳鳴りとかニオイの障害などは、肉体に作用する通常の薬を使っているだけでは治癒に程遠い感じが否めません。耳鳴りが同じなのかどうかは分かりませんが、ニオイは感情と密接な関係にあるので、感情にも働くアロマセラピーのようなものが必要だと思うのです。

 これから少しずつ研究していきたいと思っています。

 男女2200人の調査によると、仕事中の気分転換に実践している方法(例えば、好きな飲み物を飲む、トイレに行くなど)に満足している人は25%にとどまり、新しい気分転換を試したい、という回答が89%を占めているのだそうです。
 
 これは嗜好の多様化という側面もあると思いますが、気分転換を求めている人が現実に多いことも示していると思います。

 回答者の82%が香りの気分転換に対する効果を認識しており、これからさらに香りの研究が重要になってくるように感じます。

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2012年06月22日

ゲルソン療法について少し感じること

 癌患者さんの間で、人参のジュースを愛飲している人が多いように感じていました。確かに良いのかもしれませんが、どこからそういう流れができているのかよく分かりませんでした(鈍い?)。

 恐らくゲルソン療法というドイツの治療方法が元になっているのですね。

 ゲルソン食事療法は、大量かつ多種類の野菜ジュースを飲むことになっており、人参とレモンとリンゴを基本にジュースを作るのだそうです。

 実際に同じような内容で野菜ジュースを作ってみると、リンゴのレモンの量を調整するとかなり美味しく飲めますね。癌患者さんの場合には継続が大切ですから、ある程度美味しいものでないとダメなわけです。

 また、このゲルソン療法の中では自然農法で作られた野菜を摂るように勧めています。昨今、作物の肥料による汚染が気になるので、明確に自然農法を打ち出していることには大変好感を持ちます。値段がやや高いのは気になるところですが、自然農法をしている農家を買い支える意識が消費者の私たちにも必要かもしれません。

 コーヒー浣腸についてはやったことがないので分かりませんが、重金属や化学物質の解毒のような効果があるのでしょう。

 サイトから見る限りですが、ゲルソン療法は汚染物質の解毒をしながら、微生物による汚染のない新鮮な野菜を摂取していき、身体の細胞全体を良いものに入れ替えていく療法のように思いました。

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2012年06月17日

うがいはやはり風邪予防になるのか

 うがいは日本と韓国だけの習慣なのだそうです。

 実は私、うがいはしないのです。 習慣ですかねー。

 何でしないのかというと、本当に風邪の予防になるのかな?という疑問があったのです。

 もちろん、うがいが効果のある場合もあるので、それはそれで診察の中で使っているのですけれどね。でもそれは、ウイルス性感冒と明確に断定したときですので、予防というよりも治療で使っていることになります。

 さて新聞の記事ですが、大学の研究チームが保育園児19000人の調査を行った結果から、うがいは風邪予防に効果があるという結論をだしています
 
 これによると、水道水でも3割程度の風邪抑制効果があり、緑茶うがいに至っては7割の抑制効果があるとのこと。園児の風邪は他の要因も作用するとは思いますが、19000人のデータですから馬鹿にはできません。

 私は自分の風邪予防は衛気を高める(つまり気のバリアを強化する)のが一番だろうと思っていますが、そのバリアが破られたときにはうがいも有効なのかもしれませんね。

 衛気の考え方は重要だと思います。検索をかけると多数のサイトがヒットしますのでご確認ください。

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2012年06月10日

貧血には要注意!~重大な病気が隠れているかも!

 最近、妊婦さんの診察をする機会が増え、そういう内容のことを書くことが多くなりました。

 先日も貧血の妊婦さんがいらっしゃって、鉄剤でももらっていらっしゃいと言われたとのことで、来院された方が来られました。

 貧血の値は妊娠前期には12台であったものが、妊娠後期には10.9とのこと。

 婦人科の先生は問題視されていなかったとのことですので、まあ問題ないのかもしれません。確かに妊娠によって貧血は進行するらしいです
 
 ただ、たくさんの赤血球を作るために鉄分が消費されて、鉄欠乏性貧血になるというのが理屈のはず。

 先日来られた患者さんは、ヘム鉄を持たせてみても鉄分を受け入れません。これは鉄欠乏性ではないのかもしれません。

 しかも血液検査の結果から正球性正色素性貧血と診断されています。ビタミンBが少ないときには、鉄欠乏があっても正球性になることはありますが、鉄が欠乏している様子がないのに正球性の貧血ということはどういうことか
 
 もしかして、消化管とか、子宮内で出血しているのでは??

 そういう風に考えて、私の診察はおしまい。あとを専門の先生にお任せすることにしました。どうなるでしょうか?

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2012年06月03日

田七人参の効能とは?

 田七(でんしち)人参というものをご存知でしょうか?分かりやすいという意味で、マンガで効能の説明がなされているものをご紹介します。一応商業サイトですのでご注意ください。
 
 その止血効果は戦争中にも止血剤として使われたほどだそうです。教科書にも止血剤として分類されています。

 しかし健康を考えたときに、田七人参の最も大切な効能は「活血」でしょう。活血に関する分かりやすいものを探しましたが、このサイトが比較的良いのではないかと思います。
 
 血液の滞りをなくしてスムーズにするというのが活血の意味ですが、どうやら田七人参はその作用が値段も高いだけに!強いのではないかと思います。

 私は舌の裏側にずっとひどい静脈の腫れがあり、長年気にしておりました。自分では健康体のつもりでも、ストレスなどによって血液の滞りがあったのだろうと思っています。

 先日来、たまたま機会があり、田七人参を少しだけですが飲むようになったら舌静脈の腫れがひいて、舌全体の色も良くなりました。良くなってみるとよく分かるのですが、くすんだ赤色だったのです!

 活血といえば、牡丹皮、紅花などの生薬をすぐに連想しますけれど、田七も狭心症の改善薬として効果が認められているほどの生薬ですから、健康維持のために使用する生薬のひとつとして考えられても良いでしょう。ちょっとお高いですけど(笑)。

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2012年05月27日

文字情報で治療ができる??

 新潟でのランチ会には、10人ほどの方たちにお集まりいただきました。

 いろんなお悩みを聞いていると、やはり薬が処方したくなってしまいます。しかし旅先では自分がよく使う漢方薬数種類しか持っていません。

 しかも、「できれば薬を使わずに治したい!」という見識の人たちですから、

 「では、○○薬をどこかの病院で処方してもらって下さい。」ということではみなさんの納得は得られません。

 昔から私も薬を使ってばかりいる現代医療には疑問を持っていて、何とか薬なしで医療が成立しないか?と模索しているのです。

 私、昨年から書道を始めまたのですが、これは気を乗せて書く特殊な書道な
 のです。一種の養気法です。気の力を高める書道ですね。この書道を筆禅道と言いますが、この教科書には、人の健康に寄与しない書は不要であるとまで書かれています。これは格好良いと思いますねー。

 実は私がこの書道を勉強しているのは、文字情報を治療に使えると考えているからで、実際に私の母の病床には私の書いた書が掛けてあります。

 今回、新潟でもある方に「○○という薬の名を墨で書いて、それを持っていると良い」と話しました。効果はあると思いますが、効果が感じられるかどうかについては、多少の心配もしています。

 みなさんももし健康状態に余裕がありましたら(笑)、自分がもらった漢方薬(西洋薬でも大丈夫かな?)の名前を墨で書いて携帯してみませんか?もちろん効果のほどは、書の力量にもかなり左右されるとは思いますが。

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2012年05月13日

スマホ症候群 ~ 久視傷血

 スマホ症候群なるものがあるようですね。正式な名称ではないと思いますが。
 
 確かに電車内では気味が悪いほどみんながスマホを動かしたり見たりしている光景を目にします。私もメルマガの草稿をスマホで書いたりしますので、似たよう行動パターンです。

 しかし、このサイトにあるように首の彎曲にまで異常がでるのは問題ですね。姿勢が悪くなるといろんな筋肉の不調がでてくるでしょうから。

 それと目の使い過ぎが良くないと思いますね。映画のようなものを電車内でずっと見ている人も結構見かけます。明らかに目の酷使と言えると思います。

 中医学には「久視傷血」という言葉があります。
 
 長時間ものも見ると、肝は目にひらくことから、肝の血を消耗してしまう、という意味です。こういう人は多いのではないでしょうか?

 スマホ症候群の一番の問題点は血の消耗にあるように思えました。

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2012年05月06日

ため息は気の滞り?

 先日、風邪をひいたとき、ため息がやたらと出ました。

 なんでこんなにため息がでるのかなー?と思ったのですよ。

 ため息をすると幸せが逃げる、と言いますよね?それを思い出してできるだけ我慢するのですが、やはりまたため息が出てしまいます。

 あれ?・・・ふと気づきました。

 気が巡っていない、いわゆる気詰まりの状態だと呼吸が浅くなります。気が流れていないときには気づかないことですが、流れてみると呼吸が楽になるので気がつくことがあるかもしれません。

 現代人は呼吸が浅いと言われますが、だから呼吸を深くしようとしても根本的な解決にはならないのです。元になっている気の巡りを阻害するストレスなどの要因を除くことが最も重要なのです。

 そうすることで気が流れ呼吸が楽になります。

 ということは、その気詰まりが続いて息苦しくなるからため息を深くついてその状況を一時的に脱する(ため息が終われば元に戻るわけですが)という行動を自分が取っている、ということに気づきました。

 いつもため息をついている方がいらっしゃったら、ストレスを除くとか、電磁波の影響を除くとか、良い食べ物を食べるなどして、気詰まりの原因を除いていく必要がありそうですね。

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2012年04月22日

寒気を感じない体とは?

 風邪をひくとまず初めに寒気を感じる、というのが私たちの認識です。

 この寒気は外邪が体表面にやってきて、首の後ろとか、背部から侵入しようとする外邪をブロックすることで生じると理解されています。

 ところが!なぜなのか??

 最近、寒気を感じない人が増えてきたように強く感じます。

 私は飽食の時代により、体の免疫力は古代よりも強くなっているため、少々の外邪の侵入があっても、ビクともしない体なのではないか?と思っていました。

 この説で納得もしていたし、矛盾もないように思っていました。

 しかし、栄養状態が良好な人でも明確に寒気を感じる人がいることに気づきました。私自身もその一人です。

 ???ではなぜみんな寒気を感じにくくなっているのでしょう?

 そもそもこの寒気は、経絡の流れが外邪の侵入により止まってしまうことから生じると考えます。

 すると、もともと経絡の流れが止まっていれば??寒気は生じないかも!

 そう考えました。昨今はストレスとか、睡眠不足の影響で極端に経絡の流れが悪い人がいることが予想されます。わかりやすく言えば、普段から外邪が侵入したかのような状態で生きている人が少なくない、ということです。

 この状態を解消するには軽い運動をして、とくに背中の中心線を意識して動かすような努力が必要なのかもしれませんね。

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2012年04月01日